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2021年06月12日

感染者7958人しかし死者7人の英国の事実を知らせない日本マスメディア

感染者7958人しかし死者7人の英国の事実を知らせない日本マスメディア

 上の表はイギリスの感染者数である。10日の感染者は7958人であり、一週間の平均は7117
7人である。下の表は死者数である。10日の死者は7人であり、一週間の平均も7人である。現在のイギリスのワクチン接種率は70%であるが、死者はワクチン接種50%を超えた4月から激減している。現在感染者は拡大傾向にあるが死者は一桁台が続いている。ワクチン接種は確実に死者を激減させることがイギリスで判明している。
 日本のマスメディアはイギリスのコロナ死者が激減したことに注目しない。むしろ無視している。他方、インド株がイギリスで増えて、感染者が増えたことは報道している。ジョンソン英首相は、インドで初めて確認された新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染が国内で拡大していることを受け、ロックダウン(都市封鎖)解除を7月19日に先延ばしする見通しであることを報じている。英国を参考にすれば、感染力が強いインド株が日本でも増大すると予想をしている。イギリスのインド株の拡大を報道するが感染死者が一桁台であることは報道しないのが日本のマスメディアである。
 去年、コロナ感染がヨーロッパに比べて圧倒的に少なかったのが日本であった。日本マスメディアはヨーロッパの感染状況をほとんど報道しなかったし、日本と感染状況を比べることもしなかった。WHOやヨーロッパの専門家が日本の感染の少なさを不思議に思い「コロナ対策をしていないのに感染者が少ない不思議な国ニッポン」と呼んでいたほどである。日本のマスメディアと専門家は日本の感染が少ないことを科学的に解明することはしなかった。
 説明しなかったのはクラスター対策班によるクラスター潰しを最初から無視したからであった。クラスター対策班の活動なくしては日本のコロナ感染が非常に少ないことを解明することはできない。クラスター対策班の活躍を認めることは安倍・菅政権のコロナ対策を称賛することになる。称賛しないで安倍・菅政府のコロナ対策が失敗であることを主張するためにクラスター対策班を無視したのが日本マスメディアである。無視することによって安倍・菅政権のコロナ対策のケチ付けを続けたのである。
 菅政権は高齢者を中心にワクチン接種をしている。菅首相は7月末日までに高齢者ワクチン接種を終わらすことを目指している。ワクチン接種の効果を見るにはワクチン摂取先進国イギリスの状況が参考になる。イギリスでは感染死者が一桁になっている。マスメディアはイギリスの死者激減に大注目し、報道して国民に知らせるべきである。ワクチン接種が死者を激減させることを国民に報らせ、ワクチン接種の促進を国民に呼びかけるべきである。しかし、日本のマスメディアはやらない。マスメディアの本音は感染コロナが拡大して大騒ぎになることである。大騒ぎになって新聞やネット報道が売れることがマスメディアの望みである。
 国民がワクチン接種に積極的になることが必要であるがマスメディアはワクチン接種に淡々とした報道を繰り返し、ワクチン接種促進にソッポを向いた報道をしている。国民がワクチン接種に積極的になることが嫌であるからだ。
クラスター対策班がコロナ感染を押さえたことを報道しなかったように、イギリスの感染死者が少ないことを報道しない日本マスメディアの狙いは一つである。安倍・菅政権のコロナ対策はお粗末であり、失敗であることを国民に信じさせることである。
 コロナ感染が拡大すれば菅政権のコロナ対策の失敗を批判してマスメディアは賑わうだろう。マスメディアが期待しているのはコロナ感染拡大だろう。菅政権はマスメデイアの期待を確実に裏切るね。


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