2022年02月28日

立憲民主をガタガタにした菅首相のコロナ対策

立憲民主をガタガタにした菅首相のコロナ対策

 岸田政権になってコロナ感染は10万人を超した日があり、今も8万人近い。菅首相の時、立憲民主や専門家たちは2万5000人になると「災害に等しい」と大騒ぎし、菅政権を責め立てた。現在のコロナ感染は災害だと騒いだ時より⒊倍もある。もっと驚くことは死者は4倍以上の200人を超えた状態が⒉週間近くも続いていることである。
立憲民主は大騒ぎして岸田政権を批判するはずである。しかし、大騒ぎしない。静かである。岸田政権のコロナ対策は「後手後手だ」と批判することはない。感染が少なかった状態の時にあんなに菅政権を批判し大騒ぎしていたのに、岸田政権のコロナ対策をなぜ批判をしなくなったのか。原因は衆議院選挙の敗北にある。議会制民主義国家日本で政党の勝敗を決定するのは選挙である。選挙で議席を増やせば勝利であるし。議席を減らし与党になれなかったら敗北である。
立憲民主党は衆議院選で13議席減らした。敗北である。衆議院選前の立憲民主党は野党共闘で議席を過半数獲得して与党になることを目指していた。
枝野前代表は国民民主と合流し、社民党を吸収、維新の会以外の野党と共闘した。その勢いで立憲民主党を中心にした野党が与党になる・・・はずだったが、過半数を確保できなかったどころか13議席も減らした。
自民党は276議席から261議席になり15議席減らした。15議席減らしても過半数の233議席をはるかに超え、安定多数の議席になった。一方立憲民主は109議席から96議席となり15議席減らした。同じ15議席減らしても安定多数の自民党と100議席を割った立憲とは議席数があまりにも違う。立憲民主の惨敗であった。
投票は国民がやる。国民は立憲民主にそっぽを向いたのである。国民は枝野氏が代表の立憲民主にはNOと判断し、自民党にはOKと判断したのである。
国民が立憲民主にソッポを向かせた原因をつくったのが菅首相である。
立憲民主は菅政権のコロナ対策は後手後手であると非難したが、日本のコロナ感染は米国、欧州より非常に少なかった。菅政権は実現するのは無理だと思われていたワクチン接種の1日100万人以上を実現した。東京五輪開催も成功した。そして、コロナ感染が2万5000人に達した時、総力でコロナ対策に取り掛かり、感染を短期間で激減させた。衆議院選挙の頃には200人まで減らした。
野党、専門家、マスメディアは菅政権のコロナ対策は失敗していると批判したが国民は違った。菅政権のコロナ対策は成功していると判断した。だから国民は衆議院選で自民党に安定多数の議席を確保させ、立憲民主の議席を減らしたのである。
立憲民主の議席を減らしたのは感染を激減させることに成功した菅首相のコロナ対策であった。国民は菅首相が東京五輪開催を成功させ、250000人感染拡大したコロナ感染を一気に激減させた実績を認め、自民党を安定多数にしたのである。
マスメディアは世論調査で菅政権の支持率は30%に落ちたと報道した。だから衆議院選挙で自民党の議席は激減し立憲民主などの野党が議席を大きく伸ばすと予想した。衆議院選挙の出口調査でも立憲民主の議席が大きく伸びていると報道した。ところが出口調査が間違っていた。立憲民主のほうが議席を大きく減らしたのである。

菅首相の応援演説には溢れるほどの多くの国民が集まったというニュースが何度も流れていた。菅首相の政策を国民は歓迎していたのだ。だから、自民党は衆議院選挙で過半数をはるかに超えた安定多数の議席を確保したのである。
少ない議席をますます減らした立憲民主はガタガタ状態に追いやられた。衆議院選に敗北したので衆議院選挙を主導した左翼系の枝野代表は敗北の責任を取り辞任した。選挙をして保守系の泉氏が新しい代表になった。泉代表は野党共闘の方針を決められないで迷走している。
立憲民主党は27日、東京都内で党大会を開いた。夏の参院選で「与党の改選過半数阻止」を目指す活動計画を決定したが、内容は実現の不可能を示すものである。
国民民主との共闘はあいまい。維新の会との共闘は無し、共産党との距離感は曖昧である。野党共闘の道を示すことができていないのが立憲民主の活動計画である。党大会ではっきりしたのは立憲民主が「与党の改選過半数阻止」するのは不可能であることだ。
菅政権がコロナ対策に失敗して日本にコロナ感染が米国や欧州のように蔓延し、東京五輪開催に失敗していたら立憲民主は議席を大幅に増やし、今度の参議院選に勢いがついていたはずだ。しかし、逆だった。コロナ対策は成功し、東京五輪開催も成功した。菅政権のコロナ対策成功が立憲民主をガタガタにしたのである。
泉代表は、「立憲民主党こそがリベラルと中道の旗手となる」と強調している。リベラルはかっこいい名称であるがストレートに言えば左翼である。中道は保守である。保守と左翼は両立しない。対立する。だから一貫した政治方針をつくれないで、自民党政府批判に明け暮れている。だから、国民は立憲民主を与党にすることはない。国民は自民党の政治を批判する政党を求めていない。自民党の政治を超える政党を望んでいる。立憲民主が国民の望む政党になるのは無理である。
  

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2022年02月27日

ロシア軍の戦車を防ぐためウクライナ軍兵士が橋の上で自爆

ロシア軍の戦車を防ぐためウクライナ軍兵士が橋の上で自爆

ロシア軍侵攻が始まった。軍事力で圧倒的に不利であるウクライナである。しかし、ウクライナを守るために死も喜んで受け入れる兵士やパルチザンは戦っている。


兵隊の工兵であるビタリ・シャクン・ボロディミロビッチはウクライナ南部ヘルソン州ヘニチェスクの橋に配置された。この橋はクリミア半島とウクライナの本土をつなぐ要衝の地である。ロシア軍が戦車を先頭に侵攻して来ると、ウクライナ軍はこの橋を爆破する方法しかないと判断した。
シャクンは橋に地雷設置を志願した。設置途中で自分が安全な場所に移動する時間がないことに気付いた時、シャクンは自爆することを選んだ。 
シャクンは自爆前、軍隊にいる自分の兄弟たちに連絡して、橋を爆破させることを伝えた。兄弟たちは「私たちの兄弟が殺害された」とし「私たちが生きている限り(ロシア軍と)戦うつもりだ」と決死抗戦の意志を固めた。

シャクンはが犠牲になったことでロシア軍の進撃が顕著に遅れ、ウクライナ軍は防衛線を再構築する時間を稼ぐことができた。

ウクライナ軍兵士は国を守るためには命を失うことも覚悟している。彼らの覚悟にはミサイルも砲撃も通用しない。

ロシア軍の将校=こちらは軍艦、ロシア軍の軍艦。流血と不必要な犠牲を回避するため、武器を置くことを提案する。さもなくば、爆撃を受けることになる。
黒海に浮かぶ島を防衛するウクライナ兵士=ロシア軍艦、地獄に落ちろ。
 13人は、空爆と海上からの攻撃で全員死亡した。

 ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は26日、ポーランドとの国境に近いウクライナ西部の都市リビウを攻撃した。ウクライナ軍の抵抗を受け、退却したという。

ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった。
ウクライナ東部の都市ハリコフの街角。男たちは車からカラシニコフ銃と弾薬の木箱を降ろしていた。
「怖くないとは言わないが、私たちの運命だ」
「ロシア人が待ち遠しいよ、地獄へようこそ」
「私たちは戦闘に志願している」
「ウクライナのためなら死んでも構わない」

ウクライナ第2の都市ハリコフでは、ロシア軍の襲撃に備え、至る所で通常戦力の配置が進んでいる。たくさんの若いウクライナ兵が、市内に通じる重要なルートで陣地を確保しようと、通りを急いでいた。その1人アレクサンデルは、戦いが迫っていることが楽しみだと語った。
「素晴らしい気分だ。われわれの復讐の時が来る」

7年前に、東部ドネツク(ロシア系)で暮らしていた家を追われた。若いカップルは今、さらに大きな惨事に直面しているが、挑戦的なほど楽観的だ。
「ドネツクでは、私たちはとても孤独だった」と、コンピュータープログラマーのカーチャは言う。「今は全世界が私たちの味方だと、心から思える」

ウクライナ国民は国を守るため、自由を守るためにロシア軍と戦うことに「楽しい」「素晴らしい気分」と思うほどに積極的だ。ロシア軍と戦うパルチザンは何百万人もいる。

アメリカ国防総省は、ウクライナに3億5000万ドル=およそ400億円分の武器供与を決定した。小型の武器や弾薬、防弾チョッキなどを前線に送る。
ドイツは、ウクライナに対戦車砲1000門や携帯式地対空ミサイル500基を提供すると発表した。ドイツは第2次世界大戦後、他国へ武器を提供しない政策を取っていたが、初めての方針転換となった。

ウクライナに不足しているのは武器だ。ウクライナ軍とパルチザンに豊富な武器さえあればロシア軍に勝てる。
今、NATO、米国、ドイツなどの民主主義国家から大量の武器が提供されつつある。

 プーチン独裁主義とウクライナ民主主義の戦いは必ずウクライナが勝利する。

  

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2022年02月26日

自分は残る 国のために戦う覚悟がある ウクライナ

自分は残る 国のために戦う覚悟がある ウクライナ

妻(23)をポーランドに避難させるため訪れた男性(23)は、泣きじゃくる妻を抱きしめ、「自分はリビウに残る。国のために戦う覚悟がある」と語った。

 ウクライナの青年の言葉である。ウクライナの人口を調べた。4319万人である。彼のように国のために戦う覚悟がある国民は何人いるだろうか。最低でも300万人は居るだろう。彼らはゲリラとしてロシア軍と戦う覚悟があるだろう。

少年の頃にラジオからよく流れていた「さらば恋人よ」というダークダックスの歌がある。

さらば恋人よ

ある朝 目覚めて
さらしばさらば 恋人よ
目覚めて われは見ぬ
攻め入る敵を

われをも 連れ行け
さらばさらば 恋人よ
連れ行け パルチザンよ
やがて死す身を

いくさに 果てなば
さらばさらば 恋人よ
いくさに 果てなば
山に埋めてや

埋めてや かの山に
さらばさらば 恋人よ
埋めてや かの山に
花咲く下(もと)に

道行く 人々
さらばさらば 恋人よ
道行く 人々
その花 賞(め)でん

この歌はイタリアのパルチザンの唄である。
「パルチザンの歌Le chant des partisans」は第2次大戦中にナチス・ドイツへのレジスタンス運動を応援するために作られた歌である。

侵入したナチスの軍隊と戦おうと決心した若者が、死を覚悟でパルチザンに加わろうと、自らの意志で山中の基地を目指して出発する。そのさいに恋人に別れを告げる歌が「さらば恋人よ(ベラ・チャオ)」だ。

パルチザンの唄はフランスにもある。
「ある朝、起きてみたらナチスの軍隊が自分たちの町を占領していた。黙って従いたくない。彼らと戦おう。パルチザンの同志よ、私をいっしょに山の基地に連れて行ってくれ。戦いに身を置けば、もう生きて帰れるとは思えない。恋人よ、これが最後の別れだ。
 私がパルチザンとして戦死したら、死体を山に埋めてくれ。そこには美しい花が咲くだろう。自由のために死んでいったパルチザンの花が」という内容の唄である。

 ヨーロッパの国々の人々に深く親しまれているのがパルチザンの歌である。ヨーロッパの人々はこの歌のように国のため、自由のために闘う精神は強い。

 イブ・モンタンが歌う「枯れ葉」がとても好きだった。早稲田大学から琉大にきた学生に枯れ葉のフランス語の詞をカタカナで書いてもらってカタカナフランス語で歌っていた。とても好きなイブ・モンタンは第二次大戦の時にはパルチザンになりドイツ軍と戦ったという。ますますイブ・モンタンのファンになった。

 プーチンはKGB出身の人間でとても頭の切れる人物である。首相時代をあわせると1999年から23年間もトップの座にいる。プーチンは、政敵の投獄と弾圧、自由な報道機関の脅迫と弾圧などあらゆる手段で政敵を排除していって安定した大統領の地位にいる。選挙制度のロシアだが現実はプーチンの独裁国家である。
 頭の切れるプーチンだから今回のウクライナ侵攻は米国やNATOが介入できないのを正確に把握した上で実行しただろう。
 
 米国、NATOが有効な手を打てなくても、ウクライナパルチザンの抵抗はロシア軍に打撃を与える。ウクライナ国防省は25日、キエフ防衛のため、市民に機関銃1万丁の配布を開始したという。1万丁は少ない。10万丁、100万丁を配布してあらゆる場所でパルチザンが市街戦を展開していけばいい。ロシア軍が圧倒的に強いのはミサイル攻撃ができるからである。市街戦ではミサイル攻撃はできない。ロシア軍と五分以上に戦える。軍とパルチザンがロシア軍を追い出してウクライナの独立と自由を勝ち取るのを期待する。きっと実現する。頑張れウクライナ国民、パルチザン。
  

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2022年02月26日

左翼と手を握る自民党の一部 沖縄政治の残念な実態


本土取次店
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内なる民主主義28新発売


1295円(税抜き)



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左翼と手を握る自民党の一部 沖縄政治の残念な実態


2017年に「違法行為を繰り返す沖縄革新に未来はあるか」を出版した。

 

第 一章八重山教科書問題
第二章普天間飛行場ゲート封鎖のひどい実態
第三章革新勢力の横暴な撮影妨害
第四章野嵩ゲート前のゾンビたち
第五章稲嶺陣営のひどすぎる選挙違反
第六章違法行為を繰り返す沖縄革新に未来はあるか
第七章違法行為集団を支援する共産党・社民党・生活の党は議会制民主主義国家日本 の政党としての資格はな  
  い
第八章県道で県民大会やる沖縄革新沖縄は無法地帯だから沖縄革新は・・

「沖縄革新に未来はあるか」の最後の文章である。
「議会制民主主義国家では国民に選ばれた政治家が法治主義に則って政治をする。法を破り身勝手な運動をする沖縄革新は今までしぼんできた。そして、これからもしぼんでいくだけである。沖縄革新に未来はない」
           「沖縄革新に未来はあるか」
1年後の名護市長選で左翼は敗北し、5年後の今年の名護市長選挙でも予言通りになったのである。左翼がやりたい放題やった北部では市民の左翼支持はしぼんでいくだけであり、選挙で敗北するのは当然である。。
          
 議会制民主主義は選挙に勝たないと生き残れない。この本を書いている時は翁長氏と左翼が合流した「オール沖縄」が自民党に勝ち続けていた。「オール沖縄」は勝っても沖縄革新の左翼(共産党・社民党)が弱体化していくのは歴史的な必然であると確信していた。確信していた通りオール沖縄から保守が去り、ほとんど左翼だけになったオール沖縄は市民からの支持が下がり続け選挙に勝てなくなっている。
 左翼が支持を失う原因であるのが彼らの横暴な反対運動である。私は北部に行き、反対運動の実態を撮り続けた。彼らが北部でやった運動は交通を麻痺させ、生活を不便にし、騒音をまき散らしただけである。彼らは正義の闘いをしていると自負しているが、生活者から見れば自分勝手な主張をやって他人に迷惑をまき散らしているだけである。左翼の運動は市民の支持を失うだけである。このことを第八章県道で県民大会やる沖縄革新沖縄は無法地帯だから沖縄革新は・・で書いた。掲載した写真の一部を紹介しながら説明したいと思う


左翼は県道70号線で県民大会を開いたのである。やんばるの森を壊すなと主張している左翼であるが県道70号線を利用している北部市民の生活を破壊しているのだ。主張が北部の人々に受け入れられていると思うのは大きな間違いである。


 県道に板を敷いている。尻が汚れるのを防ぐのと長時間座れるようにするためだ。座っているのは高齢者である。予定の半分以下しか集まっていないようである。
 高齢者が参加できるように県道に板を敷いて片側通行にしている。そんなことを平気でやる左翼である。左翼のやりたい放題にさせているのが県警である。沖縄の警察は左翼に弱い。昔から。
 土砂を運ぶトラックを通さないために車を道路一杯に止めている。そのために市民も通れない。市民が左翼に反発するのは当然である。



 車の運転席から撮った写真である。県道は左翼が占領している状態である。こんなことが長期間続いたのだ。
 北部に住んでいる人々は非常に困ったはずである。マスコミはこのことを報道しないから多くの人はこの事実を知らない。左翼がヘリパット反対運動に真剣に取り組んでいると思うだけである。
北部の人々の思いを現実にするのが選挙である。衆議院選挙では自民党候補が勝ち、名護市長選でも自民党が勝った。これが北部の人々の左翼に対する答えである。

 左翼は県道を県民大会に利用したし、道路に駐車して一方通行にしたし、土砂を運ぶトラックを通さないために県道を封鎖したりした。それだけにとどまらなかった。左翼は農道に多くの車を駐車したのである。
北部に来るとパイン畑が見たくなる。県道から離れた山に行き畑を探した。畑にはパインの苗が植わっていた。畑の周囲を移動しているとこの看板があった。左翼は畑の道路にも駐車していたのだ。反対運動に参加している連中は中南部に住んでいる。彼らは乗用車で北部にやって来る。県道だけでなく農道にも駐車した。農民は彼らの横暴に我慢できなくなり、「ここは農道です」の看板を立てたのだ。中南部から来る左翼が増えれば増えるほどに車が増え、運動をすればするほど北部の市民の生活を阻害した。左翼の反対運動は北部の人々の支持を失ったのである。

 左翼が市民の支持を失うのはすでに指摘したことである。保守と合流してオール沖縄を結成しても左翼が市民の支持を拡大することばできるはずがない。県民は左翼から離れている。このことは以前から指摘してきた。ところがこの事実を認識していない保守政治家が存在していることが分かった。名護市長選と石垣市長選でこのことが明らかになった。
名護市長選と石垣市長選に共通することは自民党現市長に対して立候補したのが共産党などの左翼ではないことである。左翼と共闘した保守系が立候補したのである。保守系が共産党などの左翼と組んだのである。宮古島市長選挙も自民党VS元自民党系立候補+左翼の選挙だった。しかし、宮古島市長戦は名護市長選と違って保守の主張を押し通した。左翼は自衛隊基地建設に反対していたが、立候補した保守候補は基地建設に賛成した。それでもオール沖縄は自民党系の保守と共闘した。そして、勝った。
三つの市長選挙で共通することは左翼は独自候補を出さないで保守系立候補と共闘したことである。それには左翼の事情があった。左翼独自の立候補では選挙に勝てないからである。左翼だけで立候補して確実に負けるより左翼の要求を受け入れた保守と共闘する道を選択したのである。
左翼の要求を受け入れたのが一部の自民党系の保守である。名護市長選で立候補した岸本氏は父が自民党であり市長だった。ところが岸本氏は左翼と共闘したのである。石垣市長選でも自民党を離党した政治家が左翼と共闘して市長選に立候補した。
 本土では共産党と自民党系が共闘することは絶対にない。自民党と共産党は対立するのみである。

 最近の自民党が分裂した市長戦と知事選である。
東京・町田市長選
現職の自民党石阪丈一氏(74)
自民吉原修氏(66)
清原理氏(63)立憲、共産、れいわ、社民
奥沢高広氏(39)維新公認
長崎県知事選
 自民大石賢吾氏(39)維新、自民党県連
 自民現職の中村法道氏(71)自民、立憲、国民
宮沢由彦氏(54)共産党
石川県知事選
飯森博子氏(62)共産党
山野之義氏(59)自民党
山田修路氏(67)自民党、立憲民主推薦
馳浩氏(60)自民党、維新推薦

自民党政治家は政党内で対立しても自民という枠の中で対立する。左翼政党と共闘することはない。党内で支持率を競い合い、勝っても負けても自民党にとどまる。
本土では自民党系が共産党、左翼と共闘することは絶対にない。沖縄だけが共産党と組むのである。組む目的は自民党に選挙で勝つためである。沖縄の自民党は保守としての確固たる政治姿勢が欠けている。共産党と組んででも当選することを望むのである。政治家としておかしい。
本土の自民党は絶対に共産党とは共闘しない。共産党は社会主義革命を目指している政党であるからだ。日米安保破棄、全ての米軍基地の撤去、自衛隊は憲法違反を掲げているのが共産党である。自民党とは相いれない政党である。だから自民党が共産党と共闘することはない。ところが沖縄は違う。自民党内で対立した時に反主流派は自民党を離党して共産党と共闘するのである。沖縄の自民党政治家は共産党を理解していない。

翁長雄志氏が自民党を離党し共産党、左翼と組んで「オール沖縄」を結成した。保守+左翼のオール沖縄が自民党に勝っていたがオール沖縄から保守が離れていった。次第に自民党VS左翼の構図になっていき自民党の勢力が息を吹き返していった。ただ、それは自民党が左翼を攻略したからではなかった。左翼が市民にそっぽを向かれる行動をして支持を失ったからだ。左翼は自滅していったのだ。
県民の左翼支持は下降を続けている。自民党が自民党対左翼の選挙を徹底して続けていれば自民党が圧倒的に選挙に勝つ状況になっている。しかし、自民対左翼の徹底を放棄したのが自民党である。
去年宮古島市長選があった。自民党現市長に対して自民党を離党した政治家がオール沖縄と合流して立候補した。そして、保守左翼合流の候補が勝利した。名護市長選でも自民党現市長と対抗したのが保守と左翼の合流した保守立候補者だった。名護市長選では自民党現職が勝った。そして、今度の石垣市長選も自民党現市長と対決するのは左翼と合流した元自民党議員である。

共産党は中央集権の政党であり全国の共産党は東京代々木の共産党本部の指導に従っている。中央本部の指導に従うのは米民政府統治時代から続いている。奄美大島が米民政府統治されていた時は奄美経由で指導されていた。奄美大島が返還されると本土の大学に進学した者が共産党の方針を伝えていた。共産党だけは米民政府統治時代から政治姿勢は一貫している。反米軍反自衛隊が共産党の方針である。共産党の本質を知らなくて県知事選に勝つために共闘を持ち掛けたのが翁長前知事であった。
知事選に勝った翁長氏であったが知事になると共産党に徹底してしめつけられていった。翁長知事の死後、共産党の本当の姿を知った保守はオール沖縄から離れていった。しかし、共産党の本当の姿を知らない自民党政治家はまだまだいる。

石垣市長選は明日の27日に投開票する。石垣市長選も自民党だった政治家が自民党を離脱して共産党、左翼と共闘している。本土では絶対に起こらないことが沖縄では次々と起こる。

石垣市長選に左翼と共闘して立候補するのが自民党を離脱した砥板(といた)芳行氏(52)である。砥板氏は直前まで自民党員であった。左翼と共闘するために自民党を離党したのだ。本土でも町田市や長崎県のように自民党内で対立することがある。しかし、離党して左翼と合流することはない。共産党との共闘は絶対にしない。沖縄だけは自民党を離党して共産党と共闘する。
離党する前の砥板氏は右翼系である日本会議に属していたし、八重山防衛協会の事務局長も務めていた。ゴリゴリの自民党員だったのだ。自衛隊基地建設を促進していたゴリゴリの自民党員であった砥板氏は左翼と共闘した途端に逆になった。自衛隊基地建設の賛否を問う住民投票の要求を砥板氏も主張したのである。
すでに政府は基地予定地を購入と賃貸で確保している。市議会は建設に賛成し政府と中山市長は合意した。住民投票をしたとしても辺野古の投票と同じように投票には法的拘束力はない。それなのに市長になったら投票を実施すると砥板氏は公約している。

左翼が砥板氏と共闘する条件は砥板氏が住民投票を要求することである。自衛隊基地建設を推進する八重山防衛協会の事務局長だった砥板氏が住民投票に賛成するのは政治家としてあり得ないことである。しかし、砥板氏は市長になれば住民投票を実施すると公約した。自衛隊賛成派だったのが180度転換して反対派になったのである。砥板氏は尖閣に対する態度も180度変わった。
砥板氏は2015年には琉球新報、沖縄タイムスを正す県民、国民の会」の代表・我那覇真子氏が翁長雄志沖縄県知事による国連人権理事会でのスピーチに対するカウンタースピーチを行った時に同行している。
砥板氏は中国が沖縄県に対して、領土的野心を持って外交圧力を加えていること。。尖閣諸島が中国に領土要求され、軍事圧迫をかけられていることを指摘している。「翁長氏は自らの、沖縄県尖閣諸島が中国に領土要求され、軍事圧迫をかけられているのにもかかわらず、ひとことも抗議をしておりません」と国連で翁長前知事を批判した砥板氏である。
翁長知事を批判した砥板氏なら中国の圧力に対峙するために尖閣諸島は日本の領土あることを主張し、尖閣諸島の洋上視察をした中山市長を支持するだろうし、自民党に所属している時は支持していたはずである。自民党の時の砥板氏は中山市長と同じ主張だった。ところが左翼と合流した途端に中山市長が尖閣諸島を洋上視察したことは中国を怒らすと批判したのである。

自衛隊基地建設反対、尖閣での中国刺激反対は共産党の一貫した主張である。この主張が揺らぐことはない。共産党と選挙共闘することは共産党の主張に従わなければならない。砥板氏共産党の主張に従った。今まで積み重ねてきた自衛隊、尖閣に対する主張をひっくり返したのてある。理由はひとつ。市長の座を手に入れるためである。砥板氏は市長の座を得るために今までの政治市政を放棄したのである。
沖縄の自民党員は政治理念より地位に着くことを優先させる政治家が多い。その代表が故翁長雄志氏である。翁長氏は知事の座を得るために共産党と手を握った。翁長氏に続いて自民党を離党した政治家が次々と左翼と合流して自民党と敵対した。その流れに名護市長選があったし、石垣市長選がある。

名護市長選の左翼+保守の敗北は中南部からやってきた左翼連中が勝手に国道、県道を封鎖して通行を妨げ、市民生活を困らせたからである。生活者に嫌われる行動で選挙に勝つことはできない。そのことがはっきりしたのが辺野古移設反対運動であり、高江ヘリパッド建設反対運動であった。反対運動はとても盛り上がったがその代償が名護市長選敗北だった。
 
選挙は市民一人一人の投票である。地位の高い人も富める者も貧しい者も一票である。政治に強い関心がある者も無関心な者も平等に一票てある。当選を左右するのは政治に強い関心がある市民ではない。当選を左右するのは支持政党を持たないノンポリ市民である。いわゆる普通の市民である。左翼の辺野古や東村での道路封鎖は普通の市民に反感をもたれ、支持票を失ったのである。なにもしない自民党は反感されなかった。だから、名護市長選では自民党候補が勝ったのである。辺野古移設の賛否は五分五分だったかもしれないが、左翼の身勝手な行動は多くの市民の反感を買ったのである。

石垣市長選は実はうちわもめである。中山市長は前市長が4期目も市長の座に着こうとしたことを問題にした。市長は2期にするべきであると主張して市長になった中山氏である。ところが4期も市長の座に座ろうとしている。自分で言ったことを破っているのが中山市長である。砥板氏はそのことに反発している。中山市長は立候補するべきではないというのが砥板氏である。砥板氏は中山市長の長期政権を終わらすために立候補した。しかし、石垣市自民党内の支持率は中山市長が高く選挙で勝てる見込みがない。選挙に勝つには共産党などの左翼と共闘する必要があるとと考えたのだ。砥板氏は自民党であることに固執するのを辞めた。選挙に勝つために自民党政治家としての政治姿勢を捨てたのである。

砥板氏は今まで自分を支持してきた市民と左翼の支持を合計するだろう。しかし、それは砥板氏の取らぬ皮算用である。ゴリゴリの自民党政治家であった砥板氏が突然左翼と合流した。簡単に自民党から左翼に転向する砥板氏を政治家として信用しない市民がいるだろう。自民党支持者だから砥板氏に投票した市民もいる。自民党支持者は左翼転向の砥板氏ではなく中山市長に投票するだろう。

 左翼は石垣市で住民の反感を買う過激な行動をしている。
〇石垣市の嵩田林道で、県有地の森林が何者かによって無断伐採された。伐採後の林道からは、陸上自衛隊の駐屯地建設予定地を見下ろすことができ、住民からは「反対派が監視目的で伐採したのではないか」と指摘する声が出ている。
〇住民が上空を飛ぶドローンを確認した。左翼が飛ばしたと住民は思っている。「ドローンをむやみに飛ばすと、周辺のカンムリワシにも影響が出るのではないか」と住民は危惧している。
〇旧ゴルフ場の入口周辺には、反対派が造ったと見られる監視用の工作物も設置された。
〇陸自配備工事の監視活動をしている。監視活動は2人以上で行い、工事現場に出入りする工事車両の台数や出入りの時間、請負会社名などを記録している。

 自衛隊基地建設反対派の過激な行為は住民に反発されるだけである。左翼の反対運動は選挙では左翼に投票しない市民を増やすだけである。名護市長選のように。
  

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2022年02月25日

平和を願うウクライナの五歳の少女の唄に胸を締め付けられた

平和を願うウクライナの五歳の少女の唄に胸を締め付けられた



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2022年02月20日

コロナ対策は押谷教授のクラスター対策班から専門家たちの分科会に移った 専門家のコロナ対策の実力が問われる


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内なる民主主義28新発売


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コロナ対策は押谷教授のクラスター対策班から専門家たちの分科会に移った 専門家のコロナ対策の実力が問われる

菅政権から岸田政権に代わった。岸田政権になってクラスター対策班は解散したようだ。岸田政権のコロナ対策は尾身茂氏が会長である政府有識者会議「基本的対処方針分科会」がやるようだ。押谷教授とクラスター対策班のコロナ対策を評価しなかった専門家たちが全てやることになった。

 コロナ感染について最初に掲載したのは2年前に出版した「内なる民主主義23」であった。

コロナ感染は医学の世界であり全然分からない世界である。コロナ感染に興味がありニュースなどは注目していたが、コロナ感染について書くつもりはなかった。偶然NHKでクラスター対策班のドキュメントを見た。コロナ感染に必死に取り組んでいる押谷教授に興味が湧いた。ネットで押谷教授のコロナ感染論を読んだ。でそして、押谷教授のコロナ対策が本当に効果があるか興味を持った。効果があるか否かはネットで外国の感染状況と比較すれば分かる。徹底的に比較した。押谷教授のコロナ対策は他の国より優れているのは明らかであった。
ところが日本の専門家とマスメディアは押谷教授のコロナ感染論と対策を無視した。信じられないことが起こったのである。私は日本のコロナ対策が優れていることとそのことを評価しない専門家、マスメデイアへの批判を展開した。そして、「内なる民主主義23」に掲載した。


 押谷教授のコロナ感染論はとても分かりやすい。コロナ感染論が正しいか否かは感染症に素人であっても実施するコロナ対策の効果で推し量ることができる。


 押谷教授は新型コロナの感染力は弱くインフルエンザのように感染拡大はしない。誰にも感染させない感染者の方が多いと述べている。
感染させる場所は蜜空間であると説明している。



 三蜜空間をつくらないように政府のクラスター対策班は指導した。クラスター対策班の指導は効果的であった。日本のコロナ感染が少ないのは政府のクラスター対策の効果であることは明らかであった。ところが、専門家とマスメディアはこの事実を無視したのである。考えられないことてあった。「内なる民主主義23」でそのことを指摘した。
コロナ感染に関する文章の題名である。
2020年03月15日
新型コロナ感染で韓国を誉め日本を批判するのは間違っている
2020年03月16日
イタリアの感染拡大を助長した愚かな日本医療ガバナンス研究所理事長上昌広
2020年03月17日
「武漢発『ウイルスとの戦争』、勝者は中国という皮肉」を批判する
2020年03月22日
新型コロナウイルス対策は日本が一番優れているのではないか
2020年03月28日
コロナ感染対策は日本が一番優れているのを発信しないマスコミ
2020年04月01日
コロナ感染死者の少ない原因を世界に説明できない日本マスメディアの愚かさ
2020年04月04日
県庁職員コロナ感染 沖縄もヤバくなったか
2020年04月04日
新型コロナ対策で日本が米国・イタリアより遅れていると思わせたい朝日
2020年04月06日
首相、緊急事態宣言へ クラスター潰しの限界
2020年04月06日
PCR検査信奉のアホな学者・評論家が朝日テレビに出る
2020年04月08日
日本のクラスター対策の成果を理解していない海外メディア
2020年04月09日
県は那覇空港だけでなく全ホテル、民宿で検温、味覚、臭覚の検査をするべき
2020年04月12日
WHOが日本のクラスター対策を評価した でも遅いよ
2020年04月15日
クラスター潰しこそが新コロナ感染封じの最良手段 その真実に目を背ける日本マスメディア
2020年04月20日
新コロナウイルスが暴力団に大打撃を与える
2020年04月17日
意義ある石垣市長の店名公表
2020年04月19日
日本は絶対に海外のような感染爆発は起こらない 断言する 
2020年04月21日
日本は絶対に海外のような感染爆発は起こらない 断言する2
2020年04月27日
PCR検査主義の敗北宣言

最後は次の文章で締めくくった。

4月7日に安倍首相が緊急事態宣言をしたのはクラスター対策班の要求があったからである。クラスター潰しだけでは感染経路不明の多い都市部の感染を防ぐことはできないので、クラスター潰しを補佐するために打ち出したのが緊急事態宣言であった。
ところが世界は勘違いして日本の新型コロナ対策は緊急事態宣言が最初だと思ったのである。だから、すでに厳しい都市封鎖をした米国やヨッーロッパの状態が二週間後の日本であるとほとんどの医療専門家が断言したのである。彼らには2月26日から始まったクラスター対策班によるクラスター潰しが見えなかったのである。無理もない。日本のマスメディアがクラスター潰しの効果を世界に発信しなかったのだから。日本のマスメディアがクラスター潰しの効果を世界に発信していれば新型コロナ感染者は半減していた可能性は高い。
           内なる民主主義23
 2年前の3月からコロナ感染について書いてきた。
 2年間ではっきりしたことは押谷教授のコロナ感染論、コロナ対策は正しかったということである。世界に比べて日本のコロナ感染が低いのは政府のコロナ対策の効果である。総決算が9月の菅政権による徹底した緊急事態宣言の実施であった。感染は激減したし、とても少ない感染状態が3カ月も続いた。
 政権が岸田政権に代わりクラスター対策班はなくなった。今は押谷教授のコロナ対策を無視してきた専門家連中がコロナ対策をやっている。
 最近10日間の感染者と死者数である。



     感染者      死者
10日 9万9695人  164人
11日 9万8371人  150人
12日 6万8470人  145人
13日 7万7150人  138人
14日 6万0142人  125人
15日 8万4221人  236人
16日 9万0905人  229人
17日 9万5208人  271人
18日 8万7723人  211人
19日 8万1622人  217人

 オミクロン株は感染力は強いが重症化は少ないと専門家は判断していた。しかし、死者は200人を超す日が続いている。専門家の予想は間違っていた。
現在22の道府県にまん延防止等重点措置を実施している。しかし、感染者は10万人近いし、死者は200人を超えている。コロナ感染始まって以来最悪の状態である。

政府のコロナ対策班にとって重要なのはまん延防止などコロナ対策の効果を分析し、感染者を減らす対策を急いで実施することである。感染者を確実に減らすのに蔓延防止措置では無理であることが分かれば緊急事態宣言を実施する必要がある。政府の分科会がやるべきことは感染者を減らす対策を提案することである。
ところが分科会の尾身会長は社会経済活動と感染対策の両立に向けた「出口戦略」の検討に着手すると宣言した。あきれた。今感染者は10万人近いし死者は200人を超えている。コロナ感染は一番最悪な事態である。「出口」が全然見えない状態なのだ。分科会に求められているのは現在の最悪事態を急いで脱することである。感染を1000人くらいまで減らさなければ出口は見えない。
激増した感染をどのように減少させるかが緊急問題であり「出口戦略」どころではない。
最悪な事態であるのに「出口戦略」を検討するなんて頭がおかしいとしか思えない。

現在、まん延防止を実施しているが過去にまん延防止で感染を押さえ込んだ実績はない。緊急事態宣言を実施して押さえ込んだ。今回もまん延防止で抑え込むことはできないだろう。
クラスター対策班の主導による緊急事態宣言を評価してこなかった専門家たちである。そんな専門家で構成している分科会はどうするのだろうか。クラスター対策班を無視してきた専門家のコロナ対策の実力が問われているのが今である。
  

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2022年02月18日

維新の会VS共産党のバトル 共産党の敗北は確実

維新の会VS共産党のバトル 共産党の敗北は確実
 
国会で維新の会と共産党のバトルが始まった。おもしろくなってきた。
 バトルのきっかけは立民の呼びかけで立民、維新、国民民主、無所属議員の会派「有志の会」の国対委員長代理級による非公式の情報交換会を開いたことである。立民は交換会のことを共産党には呼びかけなかった。共産党抜きの交換会に共産党は怒った。立民は共産党を抜いたことを謝り、今後交換会は開かないとした。
 共産党を含めた交換会を目指して立民が各党と交渉していけば野党交換会へ進展するはずだが、共産党が維新の会との交換会を否定するのは確実である。
 共産党は維新の会を野党と認めていない。「与党の補完勢力」と位置づけている。小池晃書記局長は、
「野党の基本姿勢に関わる問題だ。共産を外し、維新を野党として扱う形になれば、野党の立場が根本から問われる」
と強い不快感を示した。共産党は維新の会を自民党以上に敵視している。自民党なら立ち入らない世界に維新の会は立ち入り共産党をやっつけるからだ。それが大阪で起こった。
 自民党は教育界には深入りしない。大阪の教育界は共産党系の日教組が支配していた。その支配形態を覆したのが橋下氏と維新の会であった。
 橋下氏は府知事の時に大阪の学力を上げることを宣言した。そして、実施した。しかし、「ド素人が関わるな。教育は専門の教員に任せろ」と橋下氏の前に立ちはだかったのが大阪の日教組であった。
沖縄の学力は日本で一番低い。橋下氏の学力を上げる宣言に関心を持った。このことを2013年に出版した「かみつくⅢ」に掲載した。

生徒に一番必要なのは学力だ

私は二十五歳の時の一九七三年から十五年間、糸満ロータリービル三階で養秀学園という学習塾をやっていた。豊見城村や東風平町にも分校をつくった。
学習塾をやって最初に驚いたのが生徒の学力の低さだった。中学生で小学生並みの漢字力しかない生徒が多かった。少数や分数の計算ができない生徒も多かった。
学力の低い生徒の成績をあげるのは大変なことであり悪戦苦闘をしたが、次第に生徒の学力の低い原因が分かってきて、教え方もわかってきた。
数学でいえば、足し算ができない生徒に引き算を教えても効果はない。正負の計算ができない生徒に文字の計算を教えても効果がない、文字の計算ができない生徒に一次方程式を教えても効果がないことがわかった。当たり前のことであるが、実戦の場でそのことに気づき、生徒の学力に応じて教えるのは意外と難しい。
学習塾では学校の授業に沿って教えなければならないから基礎を丁寧に教える余裕はない。だから、文字式の計算を教えながら同時に正負の計算を教えた。同じやり方で一次方程式を教えながら文字の計算、正負の計算を教えた。その時には、+は「プラス」と呼ばせ「足す」とは呼ばないように指導し、-は「マイナス」と呼ばせ「引く」とは呼ばないように指導した。+3+2はプラスの足し算、‐3‐2はマイナスの足し算、-3+2は異符号関係だから引き算というように簡潔な言葉で教え、理屈は抜きにして計算方法を暗記しろと教えた。公文式のようにできないところから順序よく教えたら、小学高学年生や中学生の場合はますます学校の授業に遅れてしまう。学校の授業に合わせながら同時に基礎を教えるのが生徒の成績を上げるコツだ。
学力が低い原因は、つまずいた生徒を放置して落ちこぼれていくままに野放しにしているからである。学校では一次方程式を教えるときにはすべての生徒が文字の計算は一〇〇%できるという前提で授業を進める。つまり教科書通りに進めていく。すると文字の計算ができない生徒は一次方程式の解き方を理解できても解くことはできない。落ちこぼれていくのである。
一次方程式を教える前に文字の計算の基礎を教えれば落ちこぼれを防ぐことができる。しかし、基礎学力を教える思想が沖縄の公教育にはなかった。教科書をスケジュール通りに進めるのが公教育だった。
学力だけが生徒のすべてではない。学力だけで生徒の価値は決められないなどといって学力偏重を非難する傾向が沖教祖は強かった。学力偏重に反対するのに反対はしないが、学力偏重を非難する裏で基礎学力さえも疎かにして、基礎学力のない生徒を増やしていったのが沖縄の公教育である。それは許せるものではない。

私が学習塾をやっていた時に、業者テストによる偏差値を参考にして高校進学を決める風潮があった。業者による模擬テストがあり、テストの成績を偏差値に転換して志望高校の合否を判定していた。沖教祖は生徒の志望を無視してテストだけで進路を決めるのは非人道的であると猛批判した。
しかし、実際の高校の合否は一〇段階評価の通知表の成績と入試テストの成績を相関表に載せて判定していた。業者の合否判定と同じやり方をしていたのだ。そもそも業者は県立高校の合否判定の仕方に合わせていただけなのだ。高校は合否判定方法を非公表にしていたが、業者は公表していた。それだけの違いであったが、沖教祖はテスト業者を非難した。
生徒たちは成績に合わせて高校を選ぶ。成績が悪いとそれなりの高校を選ぶ。成績以上の高校を受験すれば不合格が待っているからだ。

ところが偏差値問題が盛んになっていた頃、業者による合否判定を非難する沖教祖は偏差値に左右されないで生徒の自由な選択を優先させるべきだと主張した。
もっともらしい主張である。しかし、それはとんでもない無責任な主張である。
沖教祖の主張は生徒を志望する高校に進学させることではなくて受験させることである。沖教祖が主張している自由選択というのは確実に落ちると分かっている生徒にも、生徒の志望する高校に受験させるということである。それは進路指導として正しいとは言えない。生徒は一〇〇%落ちると分かっている高校を受験しない。それに万が一どん尻で合格した高校では勉強がついていけなくなり中退する可能性が高い。担任の教師は合格する確率と希望高校の授業についていけるかどうかについて的確なアドバイスをするべきである。
しかし、教師は「頑張れば合格する」の紋切型の言葉で落ちることが確実な高校にも生徒を受験させたのである。
普通高校を志望している生徒に、私は合格できる可能性がないことを伝え志望校を変更するようにアドバイスした。すると生徒は私に怒った。担任の先生は「頑張れば合格する」と言ったのになぜ学習塾の塾長の分際で合格できないと言うのだというわけだ。その生徒の成績は悪く、たとえ運よく普通高校に合格したとしても学校の授業についていけなくなり最悪の場合中退する可能性があった。私はそのことを話した。しかし、生徒は担任の教師の「頑張れば合格する」というアドバイスを信じて普通高校を受験した。そして、落ちた。
担任の先生から「頑張れば合格する」と言われて、中学三年の二学期(二学期から受験勉強をしても効果はそれほどない。高校に提出する通知表の成績はほとんど決まっているし、二学期からは他の生徒も勉強するからだ)に息子を連れて塾にきた母親がいたが、通知表を見た私は志望高校は確実に落ちるといった。「学校の先生は頑張れば合格すると言ったのに・・」と怒って母子は帰った。
そのような親子が中学三年の二学期にやって来るケースが多かった。

私の学習塾に通い、確実に落ちると言われても志望高校にどうしても進学したくて受験し、落ちて再び私の学習塾に通った生徒もいた。
Aは普通科志望の生徒だった。彼は三人兄弟の長男であった。母親は小学校教員で父親は電気技師だった。父親は私の塾のクーラーの修理を無料でやってくれる人だった。私の学習塾は進学教室はやっていなかったが、母親に頼まれて三男の有名私立中学の受験勉強を引き受けて合格させたこともあった。
長男は成績が悪く志望高校の合格ラインに達していなかったが受験し不合格になり、一浪した。
Bは中学一年生の時から私の塾に通っていたが成績は悪かった。担任の教師が部活動をやるように指導したが、私は部活動するなら高校進学は難しいといって、部活動をしないようにアドバイスした。彼は私のアドバイスに従い部活動をしなかったが、それでも彼は不合格になった。親も落ちたら浪人をさせるつもりでいたので、彼は一浪した。ところが再び落ちた。私はこれからどうするか彼と話し合った。二浪する生徒はほとんどいない。一浪して失敗すれば私立高校にいくか就職をする。ところが彼はどうしても工業高校に行きたいからもう一度浪人するといった。二浪することを決心した彼と一緒に私は彼の家に行き、母親に二浪させてほしいと頼んだ。母親は渋々了承した。幸いなことに彼は補充で合格し二浪は免れた。(浪人して、入試テストは合格ラインに達しても、合否判定には中三の悪い成績の通知表を再び使用するので、彼のように不合格になるケースがある。通知表の成績が悪ければ悪いほど学力を上げなければ合格はできない。体育の成績が一の生徒は浪人して入試のテスト成績がよくてもN工業高校は合格できないという情報もあった)
方言しか分からないからテレビを見ない。漢字が読めないからマンガを見ない。掛け算九九も満足にできない。そんな浪人生が同じ村から六人も入ってきた時があった。私は合宿などをやり必死になって教え、彼らをなんとか工業高校や農林高校に合格させた。
普通の能力がある生徒をこれほどまでに落ちこぼれさせている学校教育に私は怒りをおぼえた。
 
私の学習塾で二浪した生徒が一人いた。しかも女性であった。彼女の家は南部農林高校の近くにあり、糸満市は遠く、那覇市のほうが近かった。那覇市には実績のある予備校がいくつもあった。それなのに彼女は私の塾に来た。彼女は小さい声で話し、とても内気な生徒だった。彼女には人の多い那覇の街を怖がるような精神的な問題があったのだろう。
彼女はまじめで勉強熱心であった(しかし、基礎力が全然なかった。性格的な問題があり低学年から落ちこぼれだったのだろう)。彼女が受験したのは農林高校であり成績がよくなくても合格できるから彼女が不合格するとは夢にも思っていなかった。しかし、彼女は合格しなかった。
高校合格発表の翌日、不合格した彼女が塾に来た。私は驚いた。普通、不合格した生徒が塾に来ることはないからだ。予期しない彼女の登場に私は戸惑った。彼女は緊張している様子であった。私は彼女を慰める言葉や励ましの言葉をかけた。私は彼女が高校進学をあきらめて就職すると頭から決めていた。私は、社会に出てもくじけないで頑張るようにと彼女を励ました。彼女はじっと座ったまま何も言わなかった。
なかなか塾から去ろうとしない彼女の様子に、私はもしやと思い。もう一度頑張るかと聞いた。その時、彼女の緊張が解けて大粒の涙を流しながら大きく頷いた。次の年は合格した。

平和教育や道徳教育という名の思想教育は義務教育には必要ない。学力さえあれば思想は年齢に応じて身についていく。全生徒が進学できる今の時代、中学卒業までに一番必要なのは高校で学ぶことができる学力を身につけることだ。生徒に一番必要なのは学力以外にはない。学力があれば夢を追うことができる。
それが学習塾をやって痛切に感じた私の結論である。

 橋下市長は大阪府知事時代に学力向上を公言した。その時から私は橋本市長に関心を持っていたが、橋下市長への関心をより強くしたのがユーチューブの「二〇〇八年・大阪の教育を考える府民討論会」の映像を見てからである。
日教組の教員のものすごいヤジにもひるまずに大阪の子どものための教育の在り方を主張する若き橋下知事。日本で日教組の教師たちと真正面から向き合い、彼らを論破した知事はおそらく橋下氏だけではないだろうか。沖縄では考えられない情景であった。橋本氏は、
「子供たちが途中で自分は分からない・自分ができないとなった途端に自分の将来に夢や希望は持てなくなります。大阪の子供たち、夢や希望を持っていない子供の率がものすごく高いんです。大阪ものすごく高い」
と主張した。学習塾で多くの落ちこぼれの生徒たちを見てきた私は橋本氏の発言が痛いほどわかった。そうなのだ。学力と子供の夢はとても密接な関係にあるのだ。学力が低ければ夢も低い。学力が高くなれば夢も高くなる。学力向上は一番重要なことなのだ。学力向上こそが教育の基本中の基本であると考える私は橋下知事の発言に同感した。

ユーチューブ映像より、
府民の率直な意見を聞くために開かれた討論会だったが・・・・・・・・
市民=三十六市町村のデータ開示は大変意義があった。これからも毎年行ってもらいたい。
反発する日教組も参加。日教組の激しいヤジが飛ぶ。
橋下知事=学校の先生は府民から選ばれたわけではない。僕は失敗したら責任を取らなければならない。だけど現場の先生は責任を取らずに一生身分保障がある公務員の生活の中でぬくぬくとやっていけるわけですよ。どこの会社で社長の方針に従わない部下がいますか。それならクビでしょ。大阪の子供たち、夢や希望を持っていない子供たちの率がものすごく高い。大阪はものすごく高い。

  

日教組の激しいヤジが飛ぶ。
会場の女教師の声=教師にも意見を言わせてくださいよ。
橋本知事=保護者の方に意見を聞いているから、まず黙りなさい。聞こえないじゃないですか。
   大拍手

  

 (真剣に聞いている子供の後ろでやじる日教組)
※映像で一番感動したのは小学生が真剣に橋下知事の話を聞いている表情を見た時だった。涙が出た。今まで子供たちのこんなに真剣な表情を見たことがなかった。子供たちをこんなに真剣にさせる橋下氏はすごいと思った。

橋下知事=まず、黙ってちゃんと話をききなさい。いい大人なんだから。家庭の皆さんがきちんと学校をコントロールしてください。よろしくお願いします。

   日教組のヤジがすごい。

会場アナウンス=ご静粛にお願いします。

橋下知事=みなさん、これが大阪の教育現場の本質ですよ。みなさん見てください。九割は一生懸命になっている先生がいる。みんな疲れ切っている。だから、地域・家庭で学校の先生を支えて学校の運営の中に入ってください。そして、一割のどうしようもない先生を排除してください。

日教組の教師=私は日教組の組合員ですが、中山氏の発言は絶対に許せません。さすがに中山氏は全国民から非難され大臣を辞任しましたが、一人大阪の橋下知事だけがこの発言は「なかなか本質を突いている」と擁護しました。ちょっと汚い言葉ですが、くそ教育委員会とか学力テスト非公表の地域に予算を下ろさないなどと、橋本知事の暴言こそルール違反、マナー違反ではありませんか。

橋下知事=僕が考えている学力というのは子供たちがちゃんと社会に出て壁にぶつかった時に自分の頭で考えてその壁を乗り越えるだけの能力。これが絶対に必要なんです。絶対に必要なんです。

     大拍手

橋本知事=そのためには子供たちが分かる・できる・自分は分かるんだ、自分はできるんだということを繰り返し繰り返し積み重ねをして、子供たちにその体験をさせることがどうしても必要なんです。子供たちが途中で自分は分からない自分ができないとなった途端に自分の将来に夢や希望は持てなくなります。大阪の子供たち、夢や希望を持っていない子供の率がものすごく高いんです。大阪ものすごく高い。

    日教組のヤジがすごい。

橋本知事=まず保護者の方に意見を聞いてるから黙りなさい。まず、聞こえないじゃないですか。

    大拍手と激しいヤジ

橋本知事=まず黙って話を聞きなさい。いい大人なんだったら。やっぱりちゃんとね、子供たちにはしんどいかもわからないけど、最初の基礎中の基礎の部分は積み重ねないといけない。これが小学校四年、五年、六年、中学になって学校に行きたくなくなる。大阪の中学生、犯罪率一番高いんです。学校に行きたくなくなる、ドロップアウトしてしまう。それは途中で自分はできないんだ。分からないんだということで自暴自棄になってしまう。子供たちに夢や希望を捨てさせないためにも、僕は必ず学力から真正面に取り組んで今のこのような教育のね、こんな先生方、こういう状態にならないように、子供たちをこんな先生に任せてられないんですよ。

    大拍手

橋本知事=僕は絶対に任せられない。中山先生の発言、あの発言こそまさに正しいじゃないですか。この大阪の現状見てくださいよ。学校現場をまず変えていかなければいけない。こんな先生方に子供を安心して預けるわけにはいかないんです。
だけれども、やっぱり子供が走り回って授業にならない。何か注意すれば保護者がワーワー叫んでくる。ちょっと叱って頭でもごっつんしようもんならやれ体
罰だと叫んでくる。こんなことで赤の他人の先生が子供を教育なんかできるわけありません。それはやっぱし叱るところは叱らなきゃしようがないし、口で言って聞かなければ手を出さなきゃしようがないんですよ。あとはどこまでそれを許していくのか。どこまで教育を認めていくのかはそれは先生だけの判断に任せるわけにはいきませんから、それは家庭なり、地域なりがきちんとコンセンサスを形成していくこれが第一なんです。

参加者=あのう、今日うちの娘が来ています。これだけの大人が真剣に自分のことを考えていることをうれしく思っていると思う。

討論会終了後

橋本知事=会場に子供たちがいる中で政治的論争を広げる先生。賛否両論あるのであれば自分の思った通りに勧めます。

       映像終わり

 映像を見てがっかりしたのは子供たちも参加している市民集会であるのに、日教組の教師たちのヤジが激しいことだった。子供たちが教師に失望するのは確実であるのに平気でヤジを飛ばす。信じられない光景であった。

 全国学力テストの成績の公開、私立高校も含めた授業料の無料化、教育改革に熱心な教育者の教育委員への採用。市民の学校教育への参加強化、校長の一般募集などなど橋下市長の教育改革はめざましい。
 体罰を受けた生徒が自殺した桜宮高校を橋下市長は今までにない徹底したやりかたで改革を指示した。
同校には、体育科(定員八〇人)とスポーツ健康科学科(同四〇人)が設置されていたが、体罰問題の発覚後、橋下市長は「体罰を黙認した学校の伝統を断ち切る」として募集中止を市教委に要請。今春の入試は、体育系二科の定員一二〇人分を普通科に振り替えて実施された。
 
市教委は「体罰を容認する体質の改善が図られた」と判断、新学科の創設を決めたという。

 大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、今春入試で募集が中止された同校の体育系二科について、市教委が、両科を統合して「スポーツ科学科(仮称)」を創設する方針を決めたことが十一日、分かった。新学科は「体罰に頼らないスポーツ指導者の育成」などが目的で、来春から新入生を募集する予定。今後、市教育委員会議で正式に決定される。
産経新聞
橋下改革は教育だけではない。公務員改革、市営のバスや地下鉄の民営化も進めている。小泉元首相の「民間にできることは民間に」の構造改革を大阪の地で実践しているのが橋下市長である。橋下流大阪改革を沖縄でもやってくれたらいいなあと思いながら、大阪府知事時代からずっと私は橋下市長に注目してきた。すると、驚いたことに維新の会が沖縄に関わる可能性が出てきた。
                かみつくⅢ
 卒業式などで君が代斉唱の時に起立しないで斉唱もしない教師がいても罰することができない。ところが大阪維新マーの会は起立して斉唱するのを義務にする条令を制定して、斉唱しない教師を罰した。教師は訴訟を起こしたが敗北している。日教組が握っていた実権を次々と排除していったのが維新の会である。日教組の衰退は共産党の衰退につながる。維新の会によって大阪の共産党支持者は減少していった。共産党にとっては自民党以上に維新の会は強敵である。

 国会で維新の会と共産党のバトルが始まった。仕掛けたのは共産党である。
 
共産の宮本徹氏は、政府の国家戦略特区ワーキンググループの座長代理を務めた原英史氏が「自らの訴訟について持論を展開する異様な陳述を行いました」と強調し、原氏を推薦した維新も批判した。すぐに維新の会は反撃に出た。藤田幹事長は、共産党と宮本議員に対し、「撤回・謝罪されることがふさわしい」と批判しただけではなかった。宮本徹衆院議員の懲罰動議を衆議院に提出したのである。理由は「衆議院予算委員会の中央公聴会に出席した専門家に対して、品位を著しく毀損する」である。維新は共産党の批判に批判で返すだけにとどまらず共産の上を行く懲罰動議で反撃したのである。これに関して志位氏は会見で「宮本氏の発言は正当だ。国会内での言論を懲罰で封殺するやり方自体が極めて強権的で危険だ」とも述べた。志位委員長は維新の懲罰動議に「不当だ」と反論しただけである。懲罰動議に対抗する方法が共産党にはない。

 維新が提出した懲罰動議が認定されると宮本議員は懲罰事犯者となる。
懲罰事犯
日本国憲法や国会法の規定に基づいて、院内の秩序を乱したとして衆議院あるいは参議院に所属する国会議員に対して、懲罰を与えることが相当とみられる行為。
懲罰事犯については、各院の議長により懲罰委員会へ付託された上で本会議の議を経たのちに宣告される。

共産党の目的は野党共闘によって与党になり、安保法制を破棄することである。安保法制の破棄が共産党の唯一の目的であり、そのための閣外協力である。共産党の狙いをぶち壊す存在が維新の会である。維新の会は安保法制に賛成である。だから、共産党は野党共闘に維新の会を参加させることはできない。しかし、衆議院40議席を確保している維新の会抜きで与党になるのは不可能である。維新の会は共産党の安保法制破棄の計画を破綻させる存在である。邪魔な維新の会の国民の信頼を落とすことにやっきになっているのが共産党である。
野党の勢力図は
保守 立憲民主保守系・維新の会・国民民主・有志の会
左翼 立憲民主左翼系・共産党・れいわ新選組
である。
 野党は保守系が多い。国民民主は都民ファーストと共闘する。保守系はこれからも増える。左翼系が減少する流れは変わらない。共産党の安保法制破棄は夢のまた夢である。
  

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2022年02月16日

政府の恥だ 松野博一官房長官辺野古「新基地」と発言 最低

政府の恥だ 松野博一官房長官辺野古「新基地」と発言 最低

 なんと辺野古新基地と官房長官が言った。絶対に言ってはいけないことである。辺野古には普天間飛行場の移設飛行場を建設するのであって新基地を建設するのではない。左翼は新基地と故意に言って、辺野古に新たな米軍基地を建設するというイメージを持たそうとしている。共産党の志位委員長は「辺野古に新基地ができると有事の時にミサイル攻撃される」と言った。「新基地」だから言えることである。移設飛行場であるから辺野古に移設されないと普天間飛行場のある密集地の宜野湾市が攻撃されて辺野古とは比較ならないほど多くの市民が犠牲になる。「移設基地」なら有事になればミサイル攻撃されると志位委員長は言えない。新基地だから言えるのである。左翼は「新基地」ということによって米軍基地が増える、危険も増えるというイメージをつくって辺野古移設反対派を増やしたのである。
 左翼の策謀による「新基地」を官房長官が言ったのである。官房長官でありながら左翼の手先になったのである。絶対に許せない。権力の座に就くのを自己目的にしている議員がごろごろしているのが自民党だ。松野長官のように政治音痴居ても不思議ではないが。
  

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2022年02月14日

「内なる民主主義28」を出版


本土取次店
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株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170 FAX 098-861-5499
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内なる民主主義28新発売


1295円(税抜き)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「民主主義28」を出版した。出版するまでには原稿を書き、編集をやり、仕上げをして現行のwordや表紙のイラストレーターをPDFに転換して本土の印刷会社に送る。だから原稿は12月に書いたものである。表紙の図はコロナ感染が劇減した8月から12月を掲載したものである。
表紙には「コロナ感染を激減させたのは日本だけである 日本のコロナ対策は世界でもっとも優れている」と書いた。現在はオミクロン株で感染が10万人を超している。だから表紙に書いてあるのは早とちりであり間違っていると思うだろう。しかし、間違っていない。世界のコロナ対策はロックダウンであるが日本はコロナ感染はクラスターが原因であると判断し、濃厚接触のPCR検査、蔓延防止、緊急事態宣言のコロナ対策をしてきた。だから、世界に比べて日本のコロナ感染者は非常にすくなかった。感染が急激に増えて2万5000人になった時、菅政権は緊急事態宣言を実施し、総力を挙げてコロナ対策に打ち込んだ。その結果、表紙の図のように激減した。そして、日本政府の優れたコロナ対策によって3カ月も感染が少ない状態が続いた。
残念なことに激減の原因を専門家とマスメディアは理解していない。岸田政権になってからは厚労省のクラスター対策班をはじめ優れたコロナ対策班は居なくなったようだ。代わりに無能な専門家が多くなった。
感染者が急激に減らしたのはワクチン接種ではない。ワクチン接種を一日100万接種したとしても1億人接種するのに3カ月かかる。2回接種でさえ1億人に達していない。3度目の接種が感染を減らすことはない。感染を減らすことができるのはまん延防止、緊急事態宣言の徹底である。菅政権が緊急事態宣言を徹底したから感染が激減したのである。

「八方塞がりの辺野古移設反対派である」が実証されたのが名護市長選である。岸本候補は辺野古移設反対をした。大敗した。もう、辺野古移設反対で名護市民の支持を得ることはできないことがはっきりしたのが名護市長選である。2015年に出版した「捻じ曲げられた辺野古の真実」に書いてある辺野古の真実を名護市民が知るようになったからである。南城市長選も辺野古移設反対派の現市長が敗れた。名護市民だけでなく県民も辺野古の真実を知るようになった。
沖縄は捻じ曲げせれた真実が多すぎる。

 目次
新型コロナ
・急激な感染減少の理由を説明できないアホな専門家、医師そしてジャーナリスト 5
・「コロナ感染が激減 押谷教授のコロナ対策論はすごい 10
・素晴らしい 緊急事態宣言で一気に激減!世界に誇るべき日本のコロナ対策 14
・日本の「感染激減」を韓国が疑がうのは日本の専門家とマスメディアのせいである 15
・日刊フジは韓国の「日本政府改竄」に理論的に反論しないで“イチャモン”と片付けるだけア17
・9月に激減10月になっても減少 日本のコロナ対策はすごい 18
・コロナ感染を激減させた押谷教授のクラスター感染論を村八分にする愚かな専門家たち 21
・新型コロナ感染に無知なニコラス医師「日本で感染者が増えない3つの理由」は間違いだらけ29
・ワクチン接種率は日本とほぼ同じなのに感染者数は36倍のミステリーを解けない韓国の専門家たち 32
・クラスター無差別潰しによって感染激減させた日本 それを理解できない国内外の専門家、マスメディア 33
・ワクチン接種率に頼らず新型コロナ抑え込みに成功した日本 34
・自民党が安定多数の261議席確保できたのは菅政権の東京五輪開催、コロナ対策の成功による  41 
・フィギアスケート国際大会GPファイナル中止に追い込んだ愚かな岸田政権 43
・米国「デルタ株に比べて深刻でない」米株上昇 アホなオミクロン株騒ぎの岸田政権 45
・日本のコロナ感染の少なさは奇跡である 奇跡を実現した政府のコロナ対策 46

二大政党問題
・自民党を安定与党にしている犯人は共産党である 53
・自公民を安定与党にしている犯人は共産党である2 57
・沖縄で判明した 保守左翼共闘を潰すのが共産党 60
・自公民を安定与党にしている犯人は共産党である⒊ 河野氏がグサっと一刺し 65
・衰退し続ける共産党 69
・社会主義はマルクスの理論には存在しない74
・衆議院選挙ではっきりしたのはひとつ 左翼衰退・保守発展が歴史の流れであること 82
・維新の会と立憲民主・共産党との決定的な違い85
・二大政党の風が少し吹いてきた 自民党政権が続く本当の原因 86
・日本が二大政党にならない原因は左翼にある 87
・二大政党の風が少し吹いてきた 91

沖縄 沖縄 沖縄
・辺野古の埋立てに使うのは土砂ではない 石灰岩だ ガマフヤーの大嘘 95
・ガマフヤーは土砂が埋め立てに使えないことを知っている 98
・南部戦跡地の土砂が辺野古の埋立てに使われるとしても私は賛成する 99
・辺野古移設か普天間固定化か二者択一の選択しかない 100
・南部戦線で殺された人は辺野古移設に大賛成する 101
・ガマフヤー具志堅氏の嘘がまかり通る沖縄 なぜか 102
・宜野湾市民の命を守るために辺野古移設を 104
・小選挙区で共産党と社民党が当選 沖縄だけだ 105
・沖縄の左翼衰退を明確にした衆議院選挙106
・八方塞がりの辺野古移設反対勢力である108

アートハイク 112
ヒジャイ マチュー

連載小説
ゴドーと歩きながら 2
 131
        又吉康隆
  

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2022年02月13日

橋下徹氏が泉立憲民主代表に提案した二大政党論こそが政治を変える

橋下徹氏が泉立憲民主代表に提案した二大政党論こそが政治を変える

1月29日のABEMA『NewsBAR橋下』に立憲民主党の泉健太代表が生出演した。『NewsBAR橋下』は、2017年10月26日からABEMAで配信されている討論バラエティ番組で、橋下徹の冠番組である。泉代表との対談で橋下氏は注目する発言をした。注目したのは私一人かも知れないが非常に重要な発言である。私にとって。
多くのマスメディアは菅元首相が橋下氏をヒトラー呼ばわりしたことに注目しているので、ほとんどの報道は「ヒトラー発言〟騒動で橋下氏と立民・泉代表が対峙 橋下氏 ...」「ヒトラー投稿、立民・泉代表が橋下氏に見解披露両者の対話」などとヒトラー問題を取り上げている。ヒトラーには興味がないのでヒトラータイトルの記事は見なかった。ネットニュースを見ていると「「野党間の予備選や地方自治を通じ、政策を有権者に見てもらわなければ」というタイトルを目に入った。開くと立憲民主の問題について橋下氏は意見を述べ泉代表は反論していた。
NewsBAR橋下は1時間以上の対談番組である。ヒトラー発言についての対談はわすがな時間であり、それ以外の立憲民主の問題についての対談が中心である。私が一番注目したのは橋下氏の二大政党論であった。橋下氏は次のように立憲民主の泉代表に話した。

橋下・・自民も公明と政権を形成しているわけだし、例えば維新が単独で政権を取るのは現実的には無理だと思う。そこは国民民主、立憲民主、あるいは共産と、分かれているグループが派閥化し、最後は一つの塊になっていかないことには自公とは対峙できない。その塊になる過程において、どうやって派閥闘争をするのか、誰を候補者にするのかというところを、最後に決めるのは有権者だ。その点、自民党がすごいのは、最後は候補者の調整をやりきってしまうこと。長年の伝統に基づくとんでもない技術がある。

自公と政権を五分に競うためには立憲民主、維新の会、国民民主、共産党を合流させて、政党を派閥化するという橋下氏の考えこそが二大政党を可能にするものである。橋下氏が指摘しているように自民党は右翼、宗教、資本家などの様々な系統の政治家が合流している政党である。合流と言うより混合といったほうが適切かもしれない。混合政党である自民党は派閥の主導権争いはし烈である。主導権競争で勝った派閥が政権を握る。
自民党の政治家に共通していることは「自民党が政権を握る」である。政権を握るためには国会の過半数を確保しなければならない。自民党はあらゆる手段を使って選挙に勝つことを最優先させている。選挙に勝つために「ジバン(地盤)」「カンバン(看板)」「カバン」の3つの「バン」を自民党は活用していることは有名である。しかし3つの「バン」だけでは与党にはなれない。
日本は議会制民主主義国家である。国民の選挙で議員は選ばれる。多くの国民は国民の生活を豊かにするか否かに注目して投票をする。3バンだけでは与党にはなれない。自民党が他の政党より国民のための政策もつくっている。だから国民の多くは自民党の候補者に投票するのである。議会制民主主義国家では国民の生活を豊かにする政党が選ばれるのである。

※大坂で維新の会が与党になり、衆議院選挙で全員が当選したのは維新の会の政治改革を大阪市民が支持したからである。維新の会は自民党や共産党の政策よりも大阪市民の生活を豊かにしていく政治改革をやった。だから支持が拡大したのである。自民党の3バンより維新の会の政治改革が優れていたということだ。

 昔は3バンの効果は強力なものであったが、次第に弱くなっていった。しかし、まだまだ効果はある。自民党は与党になるために3つのバン、国民生活の豊かさ政策などあらゆる方法を利用している。自民党が与党であり続けるのは当選するためにあらゆる方法を駆使しているからである。

与党になるには自民党のように野党が共産党も入れた一つの政党になったほうがいい。
共産党が提案した野党共闘には維新の会は含まれていない。共産党にとって維新の会は第2自民党であって野党ではない。しかし、はっきりしているのは維新の会を外した野党共闘では絶対に国会の過半数を確保することはできないことである。共産党流野党共闘は与党になれない共闘である。そのことが衆議院選挙で明らかになった。共産党主導の野党共闘より橋下氏が提案した野党一党のほうが与党になれる可能性は高い。

去年の12月に共産、社民両党と野党国対委員長会談を開催しない方針を決めた立憲民主党は、日本維新の会など共産党以外の野党と国対委員長代理レベルの交渉の場を設ける方向で調整していることが判明した。立憲民主の共産党離れは確実になった。これで共産党主導の野党連合戦略は破綻した。
維新の会、立憲民主、国民民主の共闘は橋下氏提案の野党統一政党への始まりになる可能性がある。共産党以外の野党の共闘に期待する。

  

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2022年02月10日

東京ジャーナリスト青木理に辺野古移設の真実は分からない

東京ジャーナリスト青木理に辺野古移設の真実は分からない

九州から北海道の都道府県が普天間飛行場の県外移設を拒否したから辺野古移設になった真実を忘れるな
 小泉首相と鳩山首相は県外移設を目指した。しかし、全ての自治体が普天飛行場の受け入れを拒否した。政府は自治体に強制はできない。自治体の了承なしには移設はできない。普天間飛行場の移設が辺野古に決まったのは県外移設ができなかったからである。辺野古移設の原因は全国の自治体が移設拒否をしたからである。

 全国の自治体が普天間飛行場受け入れを拒否
      ・
      ・
    辺野古移設

 私たちはこのことをしっかりと念頭に置くべきである。この事実を隠すことによって左翼やジャーナリストが身勝手な主張をするのである。

ブログ老魔人日記にジャーナリスト青木理が名護市長選結果に対して「切ない民意。我々が沖縄とどう向き合うのかが問題」と述べたことを取り上げている。渡久地候補が大勝したことを青木氏は「切ない民意」といい、もっともらしい理屈で全国のテレビ視聴者に話したのである。青木氏よりも渡具知氏を圧勝させた名護市民のほうが辺野古移設の情報を正確に把握し、真剣に考えている。その結果渡具知氏を圧勝させたのである。青木氏は名護市民のことを理解していない。青木氏は名護市民を侮辱している。自分のほうが辺野古移設について名護市民より深く認識していると思っているのは東京ジャーナリストの自惚れである。東京から辺野古移設の真実は見えない。

 青木氏は「サンデーモーニング」(TBS系)で、名護で取材したら、『名護に容認派なんていない」と容認派の名護市民が言ったという、「いくら反対しても国は聞く耳を持たないし、作るじゃないか。だったら少しでも取れるものを取って生活を向上させたほうがいいじゃないか」というのが容認派の考えだと青木氏はテレビで述べた。 
本音は辺野古移設容認ではない。しかし、国に逆らうことはできない。それなら容認のふりをしてお金をもらった方がいいと思っているのが容認派の本音であると青木氏はいうのである。容認のふりをした名護市民の投票によって渡具知氏は圧勝した・・・・という青木氏の説明が全国に放映された。青木氏の話を信じた多くの国民は「容認のふりしてお金をもらった方がいい」と名護市民は思っていると信じているだろう。
辺野古区民の民意を無視した『名護に容認派なんていない」と話す傲慢な名護市民はとても少ない。宜野湾市民の安全を守るために辺野古移設を容認する名護市民は多い。青木氏が紹介した市民は少ない。青木氏がでっち上げた市民かもしれない。

 青木氏は渡久地氏が当選したのは国のアメとムチによるものであると説明した。基地建設に対して地元が同意したというよりアメとムチで同意を強いられたものであると青木氏は強調したのである。つまり、名護市民はお金に心を売ったというのだ。青木氏は名護市民を侮辱している。
 青木氏はたった一人の名護市民の取材談話を引用して、それが名護市民の容認派全員の考えのようにテレビで断言したのである。名護市で取材したのなら絶対に辺野古区民の声を聞くべきであるし、聞いたはずである。しかし、普天間飛行場の危険性を心配して辺野古移設を容認した辺野古区民を青木氏は隠す。青木氏は私が直接聞いた辺野古区民の民意を無視している。ジャーナリストして許される行為ではない。

 辺野古の米軍飛行場建設は普天間飛行場の移転のためである。移転の目的は住宅密集地の真ん中にある普天間飛行場の騒音や危険を解消するためである。
辺野古飛行場建設は宜野湾市民と名護市民の問題である。沖縄県全体の問題ではないし日本全体の問題でもない。ところが青木氏は「そもそもこの基地ができるのかということを考えると、これは沖縄の方々の問題だけではなくて我々がどう沖縄と向き合うのかというのを考えるべきだと思います」と本土の人々の問題でもあるように述べている。米軍基地の新規建設であったり、軍事強化であるならば日本全体の問題である。しかし、普天間飛行場を辺野古に移設するのは新基地建設ではないし、軍事力強化でもない。だから、日本全体の問題ではなく名護市が受け入れるか否かだから名護市の問題である。それなのに青木氏は本土の人々の問題でもあるというのである。

 今は名護市の問題になっているが、過去には普天間飛行場移設が本土の問題になったことが二度ある。小泉首相と鳩山首相の時である。両首相は辺野古ではなく県外に移設しようとした。普天間飛行場移設を受け入れるか否かが本土の都道府県に問われたのである。その時は普天間飛行場移設が本土の問題になった。ところが本土の全ての自治体は二度も普天間飛行場受け入れを拒否したのである。本土の全ての自治体に拒否されたので政府は仕方なく辺野古移設に方針転換したのだ。本土が拒否しなければ辺野古移設はなかった。
 普天間飛行場受け入れを拒否した本土の側の青木氏が辺野古の普天間飛行場受け入れ容認に口をはさむ資格はない。口をはさむ前に本土の普天間飛行場移設拒否を沖縄県民や国民が納得できる説明をするべきである。説明しないで辺野古移設を云々するのは無責任である。
 本土が移設拒否したから辺野古移設しない限り普天間飛行場は固定してしまう。この真実こそが真剣に考えるべきことである。

 青木氏は辺野古飛行場建設を普天間飛行場の移設とは言わない。新基地建設という。青木氏は沖縄県以外の都道府県が普天間飛行場移設を拒否したことを隠した上にあたかも辺野古に新基地を建設するように話している。そんな青木氏の言動はほとんどの視聴者を辺野古に新しい米軍基地を建設すると思わせるだろう。青木氏だけでなく多くのジャーナリストが青木氏と同じことをテレビや報道で喧伝した。本土の多くの人々はマスメディアに洗脳された。
 沖縄では左翼やジャーナリストの大浦湾汚染のでっち上げに洗脳されて辺野古移設反対派が多かった。しかし、辺野古埋め立てが始まってからの4年間で名護市民は、埋め立てで海が汚染されないことを知った。それに国は埋め立て予定地のサンゴを保護するために移植することを知った。辺野古埋め立てで自然は破壊されないのだから反対する理由がなくなったのである。

 普天間飛行場の騒音と危険は何度もニュースになるから名護市民は知っている。宜野湾市民の被害をなくすために辺野古移設を容認する名護市民は増えている。ニュースを見聞きしない県外の市民は普天間飛行場の深刻な問題を知らないから青木氏の話を信じて移設に反対するのである。青木氏のまやかしは本土の人たちには通用するが名護市民には通用しない。沖縄県民にも通用しない。
琉球新報の調査によると名護市長選のツイートの92・9%が沖縄県外であった。県内ツイートはわずか7・1%である。名護市長選だから県内ツイートが多いはずなのに非常に少ない。少ないのは県民が辺野古移設に関心がなくなったのではなく、埋め立て工事が進むにつれて、辺野古の海の汚染や危険性がないことを知り、辺野古移設には問題がないことを理解したからである。そのことを知らないのが辺野古から遠く離れた本土の人々である。彼らは左翼や青木氏のようなジャーナリストが喧伝する嘘の情報を信じているからつぶやきツイートをしたのである。渡具知氏の圧勝は左翼やジャーナリストの嘘が名護市民には通用しなくなったということである。
  

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2022年02月04日

名護市長選のツイートは前回の2割以下 しかも92・9%が沖縄県外という事実は・・・

名護市長選のツイートは前回の2割以下 しかも92・9%が沖縄県外という事実は・・・ 

 琉球新報が名護市長選のツイートについて調べると、つぶやき投稿数は2018年の前回市長選の⒉割以下に減少していたという。しかも、ツイートの92・9%が沖縄県外であった。県内ツイートはわずか7%である。沖縄は新型コロナウイルスが全国一に拡大しているから前回より県内ツイートは増えるはずであるが逆に大減少したのである。県民が辺野古移設に関心がなくなったのではなく、埋め立て工事が進むにつれて、左翼が喧伝したような辺野古の海の汚染や危険性がないことを知り、辺野古移設には問題がないことを理解したからである。そのことを知らないのが辺野古から遠く離れた本土の人々である。彼らは左翼やマスメディアが喧伝する嘘の情報を信じているからつぶやきツイートをしたのである。

 名護市長選への県内ツイートはほとんどなく、渡久地候補が大勝したことは左翼の嘘を信じない県民が増えたということである。
  

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2022年02月03日

「辺野古新基地に陸自常駐」捏造報道にメディア・アンビシャス大賞 

「辺野古新基地に陸自常駐」捏造報道にメディア・アンビシャス大賞 

札幌市を拠点に活動する市民グループ「メディア・アンビシャス」(代表・上田文雄前札幌市長)は2日、市民の立場から報道を顕彰する2021年「メディア・アンビシャス大賞」の活字部門大賞に、沖縄タイムスと共同通信による辺野古新基地への自衛隊常駐報道を選んだという。
 「辺野古新基地に陸自常駐の題名を見ただけででっち上げであることが分かる。
 辺野古に建設するのは普天間飛行場の移設のためだから飛行場である。辺野古新基地ではない。辺野古移設飛行場である。しかし、共産党などの左翼は新基地という。新基地ということによって新しい米軍基地が建設されるというイメージをもたせ、反対運動を高めるためである。共産党は辺野古の飛行場建設反対を全国に拡大するために新基地を建設していると喧伝している。沖縄タイムス、琉球新報などのマスメディアも辺野古移設飛行場ではなく辺野古新基地と報道している。沖縄から遠く離れた北海道なら報道を信じて辺野古に新基地を建設していると思うだろう。

タイムスが賞をもらったのは21年1月25日に特報したものである。陸上自衛隊と在日米海兵隊のトップが15年、陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を新基地に常駐させることで極秘合意していたという内容である。
建設するのは米軍飛行場である。軍事基地ではない。飛行場は海兵隊を運ぶのが目的であって軍隊を駐留させることはない。事実普天間飛行場には軍隊は駐留していない。海兵隊さえ駐留しない飛行場に陸自の部隊が駐留するのはあり得ないことである。この記事は嘘をついている。この記事の嘘がもっともらしく見えるのは「飛行場」ではなく「基地」と書いてあるからである。
離島防衛で陸自と海兵隊が共同訓練するというのは事実であり、すでにやっている。しかし、辺野古新基地に駐留は間違っている。辺野古飛行場を建設するキャンプ・シュワブは海兵隊基地である。陸自はキャンプ・シュワブに常駐するのであって新飛行場には常駐しない。新飛行場を新基地と呼んで陸自が常駐するとでっち上げたのである。巧妙な情報操作である。情報操作は辺野古から離れていればいるほど信じる国民が多い。北海道の「メディア・アンビシャス」は騙されて賞をあげたのである。

黄色全体がキャンプ・シュワブである。写真で分かるようにキャンプ・シュワブは辺野古飛行場より何倍も広い。海兵隊はキャンプ・シュワブに駐留して訓練をしている。辺野古の外海で海上訓練もしている。


※V字型滑走路によって、飛行機の離着陸は住宅のある陸地を飛ばないことを図で示している。
キャンプ・シュワブの宿舎や設備は飛行場と同じくらいの面積である。陸自が駐留するのは宿舎がある場所である。飛行場はV字型滑走路を建設すれば宿舎を建設する場所はない。


 地形図と写真を見れば新飛行場に陸自が駐留するはずがないことはすぐに分かる。タイムスは故意に地図、写真を掲載しなかったし、移設飛行場を新基地と報じた。「辺野古新基地に陸自常駐」の記事を国民に信じさせるためだ。辺野古区民は「嘘つき」と突き放すが、辺野古から離れている場所の人々は辺野古のことを知らないから信じるのである。「メディア・アンビシャス」のように。
  

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2022年02月02日

分裂と対立の原因は辺野古移設反対の左翼にある

分裂と対立の原因は辺野古移設反対の左翼にある

 名護市長選は自民党の渡具知氏が当選し、辺野古移設阻止を公約にしていた岸本候補は敗れた。名護市長選の結果について沖縄タイムスと琉球新報に共通することは渡具知氏が当選したが辺野古移設は民意ではないということだ。
タイムスは選挙結果をもって「有権者は新基地建設を承認した」と言うことはできないと主張した。市長選では辺野古の是非が明確な争点になったわけではなく、すれ違いに終わったからだというのである。新報は辺野古新基地建設反対を表明して選挙戦に臨んだ新人の岸本洋平氏が敗れたことで、名護市民が建設を容認したとはいえない述べ、名護市民の民意は辺野古移設賛成ではないことを強調している。タイムスと新報は当選した渡具知氏が一貫して建設の是非には踏み込まず「国と県の係争が決着を見るまではこれを見守るほかない」と言い続けたことを根拠にしている。
当選した渡久地氏が辺野古移設容認を公約しなかったから移設容認は民意ではないと両紙は主張している。その通りである。移設容認は民意ではない。他方、移設反対も民意ではない。岸本候補が敗れたからだ。渡具知氏は国と県の決着を見守ると公約した。名護の民意は賛成でも反対でもなく「見守る」であるということである。それが名護市の一番新しい民意である。ところが1997年12月の名護市民投票は移設反対が半数を超えたことや2019年⒉月の県民投票で過半数が反対であったことを根拠に名護の民意は移設反対だと両紙は主張するのである。はるかに遠い25年前の市民投票を根拠に移設反対を民意とするのはおかしい。3年前は県民投票であって名護市民の投票ではない。県民投票を名護市民の民意にするのは間違っている。25年前の市民投票や3年前の県民投票を根拠に名護市の民意を移設反対とするのは間違っている。今年の市長選で勝利した渡具知氏の「見守る」が民意である。

名護市の人口地図である。
昭和45(1970)年 に名護町・羽地村・屋部村・久志村・屋我地村の5町村が合併して名護市が誕生した。


東側は久志地域4255人。西側は名護地域3万6120人、屋部地域1万1239人、羽地地域5617人、屋我地地域1443人である。東側の人口は4255人であり、西側は5万4419人である。西側は東側の10倍以上の人口である。辺野古区は東側の久米地域に属している。赤い印が辺野古移設予定地である。予定地は東側にあるので西側の名護市民にはほとんど影響しない。辺野古区民を含めた東側の市民が移設を容認しても西側の市民が反対すれば名護市民の民意は反対になる。

辺野古区民は辺野古移設案が出た時から真剣に考え続けただろう。生活に大きく影響するからだ。そのことを漁師や老人の話を聞いた時に強く感じた。名護市は辺野古区民の民意を尊重するべきだ。政治家は勿論マスメディアも辺野古区民の声に耳を傾けるべきだ。しかし、ほとんどのマスメディアは辺野古区民の意見を無視している。
辺野古のある久志地域は辺野古移設容認であった。移設に反対したのは西側の名護地域の市民であった。辺野古から遠くなればなるほど辺野古移設反対の市民が増える。理由は反対派の「海を壊し、陸を壊し、環境を壊し、人権を壊す辺野古新基地建設」の宣伝を信じる市民が多いからである。反対派の嘘を信じた自民党の政治家も多い。
辺野古に建設するのは普天間飛行場の代替である。とすると現在の普天間飛行場が陸を壊し、環境を壊し、人権を壊していることになる。しかし、普天間飛行場は陸を壊していない、人権を壊していない。騒音や離着陸で環境を壊しているが辺野古飛行場なら周囲に人は住んでいないから環境を壊すことはない。だから辺野古に移設するのである。県民投票の時には反対派の嘘を信じた県民が多かったから辺野古移設反対が県民意になったのである。しかし、次第に嘘に騙されない県民が増えてきた。だから、名護市長選、南城市長選で移設反対派の立候補が敗れたのである。

新報は政府は名護市長選の結果を十分に留意すべきであると述べていながら。県民投票で新基地建設に反対する沖縄の民意をくみ取り、建設を直ちに中止すべきであることに変わりはないと主張している。名護市民の民意は賛成でも反対でもない「見守る」である。ところが新報は県民の民意を名護市の民意であるようにいうのてある。新報は名護市民の民意を無視している。辺野古の民意も無視している。名護市民の民意ではなく新報が辺野古移設反対なのだ。自分の主張を強引に名護市民の民意であるように捻じ曲げているのが新報社説である。客観性を装って主観を展開しているのが新報社説である。

タイムス社説
政府は選挙に勝とうが負けようが、結果に関わりなく埋め立て事業を強行してきた。工事を継続しているのだから、反対の市長が誕生しても交付金を継続してもいいはずだ。そうでなければ工事そのものを中断するべきである。だが、反対の市長が誕生するや否や、たちどころに交付金が打ち切られた。政府の政策に反対すれば公的資金が配分されず兵糧攻めに遭い、理解を示したり黙認したりすれば、たんまりカネが落ちる。
自治権が大幅に制約されるこの制度は、憲法上も疑問が付きまとう。
反論
2006年に名護市長は政府と辺野古移設を合意した。合意は次の市長も遵守しなければならない。法治国家の原則である。移設反対の稲嶺元市長は政府の政策に反対したのではない。2006年の名護市と政府の合意に背いたのである。合意を守らないのは違法行為である。そんな市長に配分すれば市長の自分勝手を許すことになる。政府が援助を打ち切るのは当然だ。

タイムス社説
長い間、辺野古に通い続け、現場の声を聞いてきた熊本博之明星大教授は、ポータルサイト・シノドスの中で、このような状況を「報奨金化した社会」だと表現する。
反論
辺野古に通い続けたなら辺野古区民の辺野古移設容認の声を聞いたはすである。しかし、辺野古区民の移設容認については言わない。辺野古移設は辺野古漁民にとって生活を左右する。埋め立てで大浦湾が汚染されて魚が採れなくなれば生活に瀕する。埋め立てが漁に悪影響しないから漁師は移設を容認した。生活が関係する辺野古区民の声こそが真実の声だ。その辺野古区民が移設を容認したのである。しかし、妙所大教授もマスメディアもこの重大な事実を無視する。

タイムス社説
基地受け入れと振興事業が結び付けられ、非協力的自治体には米軍再編交付金を交付しないという「報奨金化した振興事業」に変わったのだという。
こうした形で公的資金が投入され続ければ、全国世論が変化し、「こんなにカネをもらっているのだから受け入れるのは当然」との空気が広がる恐れがある。
反論
これほどに辺野古区民を愚弄する言葉はない。漁師が話したように辺野古移設が漁に悪影響を及ぼすことがないから容認したのである。それに飛行場は辺野古区からかなり離れた場所にあり、山で隔てているから飛行場の騒音は聞こえない。離着陸の時には辺野古だけでなく他の住宅の上も飛ばない。だから、危険な普天間から辺野古に移設したほうがいいと思ったのだ。辺野古区民は辺野古移設を容認した。報奨金がほしくて辺野古移設を容認したと決めつけるタイムス社説は辺野古民を愚弄している。同じ沖縄県民でありながら・・・。

タイムス社説
県民は、復帰50年のその半分の歳月、25年余にわたって辺野古問題に翻弄(ほんろう)されてきた。
基地の過重負担を軽減するという当初の目的は、いつの間にか、基地を受け入れるかどうかの問題にすり替わった。
反論
 県民を翻弄したのは政府ではない。左翼、翁長元知事とマスメディアである。
 政府が名護市長の同意を得て、海上に移設しようとすると反対派はやぐらを襲撃して測量を阻止した。政府は反対派のゲリラ戦に負けて海上移設を断念した。
 政府は島袋名護市長とV字型滑走路にすることで辺野古移設を合意した。ところが合意したのにも関わらず次の市長が移設反対を主張した。
 反対派の左翼は埋め立てれば大浦湾が汚染されてサンゴは死滅し、魚もジュゴンも死滅すると騒ぎ、県民を騙した。
 県知事選に勝つ目的で辺野古移設反対で左翼と共闘したのが翁長雄志氏であった。「イデオロギーを押さえて沖縄アイデンティティーで団結」のキャッチフレーズで県民を騙して翁長氏は県知事選に圧勝した。しかし、翁長氏の死後に沖縄アイデンティティーの化けの皮は剥がれていった。県民をほんろうしたのは県知事の翁長氏とデニー氏であり、左翼でありマスメディアである。
 辺野古問題は普天間飛行場の移設の問題であり、基地を受け入れるか否かの問題ではない。

タイムス社説
米軍普天間飛行場の一日も早い危険性除去という目的は、実態を失い、当初の普天間合意にはなかった辺野古の新基地建設に置き換わってしまった。 
 復帰50年の今年は、こうした問題を、県内においても国会においても、根本的に問い直す機会にすべきである。
反論
 政府は普天間飛行場の一日も早い危険性除去に努力した。政府の努力を妨害し続けたのが左翼である。辺野古は新基地ではない。普天間の移設基地である。辺野古飛行場が完成すれば移設するから普天間飛行場はなくなる。しかし、左翼は新基地といい、新しい米軍基地が増えるイメージを振りまいている。
渡具知氏が大差で勝利したことが県内において分断と対立が進むとタイムス社説は懸念している。逆である。いままでは分断されてきたが分断と対立は次第に解消されていくだろう。今回は名護市長選と南城市長選で保守が勝った。オール沖縄からは保守が離脱している。保守の離脱が進み、左翼だけのオール沖縄になれば左翼の選挙敗北はますます拡大していく。保守VS保守+左翼がなくなり保守VS左翼になっていくだろう。左翼は衰退していくから分断と対立は下火になっていくだろう。

分断と対立を生み出していったのは社会主義の共産党と旧社会党であった。日本は議会制民主主義国家である。議会制民主主義と社会主義は性質が違う。ひとつの国は一つの体制である。一つの国に議会制民主主義体制と社会主義体制が併存することはない。議会制民主主義体制の日本では社会主義は存在しない。議会制民主主義の日本で社会主義を目指すことは対立と分断を生み出す。それが左翼である。辺野古問題では2006年に名護市長と政府が辺野古移設に合意した。合意に反対して分断と対立をつくり出しているのが辺野古移設反対派の左翼である。
辺野古移設は普天間飛行場の騒音と危険性を解消するためである。米軍基地問題ではない。騒音、危険性の除去問題である。それを無理やり米軍基地問題にすり替えているのが移設反対派の左翼である。

「普天間は危険だからこっちに移した方がいいよ。同じ沖縄人なんだから」と辺野古の老人は言った。これが沖縄の助け合いの心「ゆいまーる」精神である。辺野古の老人の気持ちを県民、国民に知ってほしい。
  

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2022年02月01日

辺野古区住民が辺野古移設反対派を嫌い キャンプ・シュワブ米兵と親しい理由

辺野古区住民が辺野古移設反対派を嫌い キャンプ・シュワブ米兵と親しい理由
 
辺野古区民はキャンプ・シュワブで移設反対運動をしている反対派を嫌っている。反対派は辺野古区民の静かでのんびりとした生活を破壊しているからだ。
 辺野古の埋め立て工事が見える場所は辺野古区を通り過ぎたところにあり、反対派は全員が辺野古区を横切っていく。辺野古区の護岸にテント村をつくり、区の東側には反対派の住居がある。テント村も家も辺野古区民には許可を得ることはなく勝手に建てた。反対派の多くは遠い中南部から来る。彼らの自家用車が辺野古区の至る所に駐車して区民の生活を邪魔していた。テント村では反対派の集会があり、スピーカーを使用して演説をすることもあった。
 辺野古区民の日常生活に迷惑な存在が反対派の行動である。だから、辺野古区民は辺野古移設問題以前に反対派のマナーのない身勝手な行動を嫌った。嫌ったのは辺野古区民だけではない。キャンプ・シュワブの国道329号線沿いでは反対派が集会を開いたり、土砂を運ぶトラック阻止したりして車の通行を麻痺させた。国道は市民の生活道路である。反対派の集会のために会社に遅れたり、遠回りしなければならない市民が多かった。生活道路に使用している市民は反対派を嫌っただろう。


国道329号線で県知事や国会議員が参加する県民大会を何度も開催した。



 国道で県民大会を開いたことには驚いた。大会は競技場や公園などの大きな広場で開催するものである。車が往来するための国道で県民大会を開くのはあり得ないことである。あり得ないことが沖縄ではあり得たのである。国道で県民大会を開けば交通が麻痺することは確実である。警察は国道で県民大会を開くことを許可したのだろうか。警察が許可するのは考えられない。国道で県民大会を開催するのは沖縄だけだろう。
 もっと考えられないことは県知事や国会議員までが参加したことである。反対派はキャンプ・シュワブ前で集会を開き、政府や米軍に圧力をかけたつもりだろうが、一般市民の心は横暴な反対派から離れていっただろう。キャンプ・シュワブの反対派の行動は市民の支持を失う効果しかない。反対派の行動は今度の名護市長選には大きなマイナスしかなかったはずだ。
 時が経つにつれて辺野古移設反対派の支持率は落ちていっている。その原因は反対派の横暴な行動にある。反対派は自ら自滅の道を進んできたのである。

 辺野古区の北側にはアップルタウンという社郊街がある。昔は米兵相手のバーやクラブで栄えた場所である。
 民謡の「二見情話」の歌詞に
二見村嫁やないぶしゃやあしが 辺野古さちひらぬ上い下いよ
と二見が出てくる。二見の男と恋をして、二見に嫁ぎたいが二見に行く途中の辺野古の坂の急であることよという意味である。辺野古の坂が急であることは知っていた。中学生の時、自転車で辺野古の坂を上り二見に行ったことがあり、急である辺野古の坂の印象が強く残っていたからだ。読谷村にはない急坂であった。この坂を上りきるとアップルタウンがある。


 20年前にアップルタウンのバーに入ったことがある。昔は米兵相手に栄えていたがベトナム戦争が終わり、次第に駐留する米兵が減っていったために客が減ったと言っていた。



 今は多くのバーやクラブは閉まっている。

 この地域の開拓事業に貢献した米民政府土地課長アップル中佐の功績をたたえてアップルタウン名付けたという。
 辺野古区は1957年に将来的な発展を目指して集落後方の丘陵地の宅地開発を始めた。辺野古区の事業に理解のあるアップル中佐は重機などの貸し付けに惜しみなく協力した。そのおかげで開発の目的を達することができた。辺野古区民はアップル中佐に感謝し、開発地域をアップルタウンと名付けた。
 辺野古区民は運動会だけでなく、辺野古で100年以上も続く相撲大会にも米兵を招待している。



 辺野古移設反対派は移設反対運動を展開して辺野古区民の生活を乱しいる。彼らには辺野古区民と親しくなる気持ちは毛頭ない。自分たちのイデオロギーを押し付けるだけだ。それに比べキャンプ・シュワブの米兵は辺野古区民と親しくすることを心がけている。辺野古区民にとって移設反対派は身勝手なよそ者である。米兵は親しい隣人である。
  

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