2014年08月11日

怒りが込み上げてくる沖ハム会長の「意見広告」 最終回



「沖縄内なる民主主義6」(A4版・60ページ・600円税抜き)。
沖縄教販
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怒りが込み上げてくる沖ハム会長の「意見広告」 最終回

⑦ 辺野古新基地新基地建設は一寸闇。

飛行場だけでなく軍港も同時に建設する。陸上・海上・空の訓練空域も拡大され演習被害は危険と脅威にさらされる。県民の水域・ダムは水質汚染され、原子力潜水艦・空母の入港で放射能汚染が広がり「やんばるの豊かな海や大自然が破壊される。

 沖縄の自然を破壊し続けたのは軍事基地ではなく民間である。住宅が密集している中南部は自然が破壊しつくされた。
 辺野古飛行場を建設する場所は大浦湾のごく一部であり、辺野古飛行場ができても大浦湾の多くは自然が破壊されることはない。大浦湾の自然が豊かであるのは米軍用地である山が自然のままであり、たっぷりとした自然の栄養を大浦湾の海にあげているからである。
 名護湾は埋め立てられ、住宅密集地になり、自然が破壊された。だからジュゴンの食する藻が育たない。しかし、米軍基地のお蔭で山が自然のままの大浦湾にはジュゴンの食する藻が育っている。山が住宅地や畑やゴルフ場にならない限り大浦湾の自然は維持できる。
 原子力潜水艦や空母はホワイトビーチに寄港している。辺野古に寄港することはない。原子力潜水艦や空母が寄港すると放射能汚染が広がるとはあまりにも無知である。長濱氏はテレビもラジオもなくて口コミの噂話が情報源であった昔の世界に住んでいる人のようだ。

 「先人たちが命を覚悟で島を守ったように、沖縄を基地の島で滅ぼしてはいけない」

「先人たちが命を覚悟で島を守った」という意味が分からない。島を守るというのはどういうことなのか。常識的に考えれば、島を守るというのは沖縄人以外の人を追い出し、沖縄人が政治支配をしている状態をいう。それは薩摩に侵略される前の遥か昔の琉球王朝時代である。薩摩が侵略された後の沖縄を先人たちが守ったというのはどういうことなのか。むしろ先人たちは沖縄を守れなかったのではないか。

「沖縄を基地の島で滅ぼしてはいけない」というのも
理解できない。戦後六十九年間米軍基地はあり続けた。しかし、沖縄は滅びるどころか経済は発展し、人口は二倍以上に増えた。戦後の沖縄は発展こそすれ島がほろびるような可能性は一度もなかった。

 沖縄の米軍基地は削減し続けている。辺野古飛行場の建設は普天間飛行場の移設であって新しく基地をつくることでない。辺野古飛行場が建設されれば普天間飛行場は閉鎖される。それに嘉手納飛行場以南の米軍基地は返還される。米軍基地は削減されるのに「沖縄を基地の島で滅ぼしてはいけない」とは時代の流れを理解していない。現実を無視して自分勝手な妄想をやっているだけだ。

 「私は心から県民が安心安全に暮らせる『基地のない島沖縄・美ら島沖縄の平和』を強く望む。そのことを肝に銘じて今度の知事選挙で大きな声で反対できる候補者を推薦する」

 私が高校二年生の時、読谷飛行場で米軍の落下傘訓練で、トレーラーに押しつぶされて少女が死んだ。抗議集会が喜納小学校であり、私たち高校生も参加した。
 帰り道、琉大生が私に話しかけてきた。事件事故を起こし戦争の原因になる米軍は沖縄から撤去するべきだと言い、私に同意を求めてきたが、
「もし、沖縄が敵に攻められて来たら、米軍のいない沖縄は占領されてしまう。どうすればいいのか」
と私は琉大生に逆に問い返した。私は琉大生に一歩も引かないで敵が攻めてきたらどうするのかと繰り返し言った。根負けした琉大生は苦笑しながら私から離れていった。

 ベトナム戦争で爆音被害はひどく、トレーラーに少女が圧殺される事件が起こっても、私は警察が世の中の犯罪者から市民を守っているように、米軍が外国侵略から県民を守っていると高校生の時に思っていた。
 戦争は領土に侵略する軍隊とそれを防ぐ軍隊との間に起こる。侵略する軍隊にとって相手の国がどんな法律の国であるか関係がない。弱い国か強い国かであるかが関係する。弱い国なら侵略する。強くて歯が立たない国なら侵略しない。
 つまり軍隊が強ければ侵略されない。戦争は軍事力学なのだ。沖縄戦も日本軍より米軍が強ったから沖縄侵攻を止めることができなくて起こったのである。
 沖縄戦の悲惨な体験を語り、二度と沖縄戦が起こってはならない。だから、戦争を起こす米軍基地を撤去しようという反戦平和主義者たちは米軍が日本軍より強かったから沖縄戦が起こったという戦争力学を無視している。
 戦争力学を無視しているから、戦後六十九年間沖縄が侵略されなかった原因は世界一強い米軍が沖縄に駐留していたからであることを知らない。
 知らないから米軍基地を撤去することが沖縄は平和になると錯覚しているのである。

 私が高校生の時に知った戦争力学を長濱氏は知らないようである。知らないから「基地のない島沖縄・美ら島沖縄の平和」を強く望むなどと歯の浮いたようなことを言うのである。
 
 長濱氏は戦争を体験したから戦争を知っていると思っているがそれは違う。戦争を体験した人は体験をしただけであってなぜ戦争が起こったか、なぜ沖縄戦が起きたかという戦争の本質を知っているわけではない。戦争の悲惨さを体験し、戦争の悲惨さを訴えれば戦争について語ったように反戦平和主義運動家たちは思っているが、それは大きな間違いだ。彼らは戦争の極一部を語ったのである。戦争の本質を語れない反戦平和主義者は戦争をなくすための理論はない。戦争反対を祈れば戦争がなくなると妄想しているだけである。

 アジアでは中国だけが領土拡大を目指してアジアの国々と紛争を起こしている。アジアが平和になるためには中国の欲望をアジアの国々が手を取り合って抑止しなければならない。
 中国が領土拡大をあきらめ、アジア支配をあきらめ、アジアの国々と仲良くなればアジアから戦争危機は完全になくなる。

 沖縄の基地をなくすかなくさないかは沖縄の平和とは関係がない。いや、中国が領土拡大の欲望を持ち、尖閣諸島の領海への侵入を繰り返している今、沖縄から米軍が撤去すれば、尖閣の緊張が高まり、沖縄の不安が高まるだけである。
  
「再び戦争で沖縄を玉砕させることなく日本本土だけが安全であってはならない」

 長濱氏は東京空襲、広島・長崎の原爆被災を無視している。
広島原爆死者  約十四万人
長崎原爆死者  七万三八八四人
東京大空襲死者 一〇万人以上

日本本土だけが安全であったというのは間違いである。本土でも多くの犠牲者が出た。
米軍は沖縄基地からの本土空爆を計画していた。戦争が続いていれば沖縄基地からの本土空爆が始まっていただろう。そして、米軍は九州に上陸し沖縄戦と同じ悲惨な戦争が行われていただろう。

長濱氏は「再び戦争で沖縄を玉砕させることなく」と述べているが、現在の米軍、自衛隊の実力とアジアの状況を正確に把握すれば沖縄が戦争に巻き込まれることは二度とないことが分かる。
米軍、自衛隊の実力を見ない、アジアの状況も見ない長濱氏は米軍基地があるから沖縄戦が起こるとデマをばらまいている。米軍基地があるから沖縄戦は起こらない。それが真実だ。その証拠に、戦後のアジアでは朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦など多くの戦争が起こったが、沖縄は戦争に巻き込まれなかった。沖縄が攻撃される可能性もなかった。
六十九年間戦争に巻き込まれなかったのは米軍基地があったからというまぎれもない事実を認めることができない長濱氏に沖縄の平和を語る資格はない。

沖縄が平和になるには二通りある。一つは自衛隊と米軍が沖縄を守り、中国の侵略を徹底して抑止することである。二つ目は中国が領土拡大主義を止め、周辺国と仲良くする平和国家になることである。中国が領土拡大をやめない限り自衛隊と米軍が沖縄を守らなければならない。
長濱氏は米軍が撤去すれば沖縄は平和になれるというが、沖縄の平和を真剣に考えていないからそんなことをもっともらしく言うのだ。

長濱氏は悲惨な戦争を体験したというのに戦争の本質を追究していない。
なぜ戦争が起こったのか、なぜ沖縄戦になったのか、沖縄が戦争に巻き込まれないためにはなにが重要かを真剣に勉強しなかった長濱氏である。真剣に勉強しないで、革新のまやかしの理論に洗脳された長濱氏である。

沖縄は戦後六十九年間一度も戦争に巻き込まれなかった。沖縄の経済は発展し続け、人口は六十万人から一四〇万人に増えた。戦後の県の人口は二倍以上に増えたのだ。それは沖縄が平和だったからである。基地被害はあったがそれは戦争被害に比べれば微々たるものであった。沖縄が平和であったのは人口が二倍以上に増えたのがなによりの証拠である。

観光産業・基地経済・政府交付金が沖縄経済の三本柱である。基地経済は徐々に縮小し、政府交付金も徐々に削減していくだろう。
これからの沖縄経済の課題は基地経済や交付金に代わる外貨を稼ぐ産業を生み出していくことである。
観光産業以外にも農業や製造業に新しい芽が生まれている。えんグループのようにアジアへの輸出拡大に頑張っている企業がある。可視光通信を発明したVLCは可視光モデムの量産を始める。沖縄にアジアへの中古車輸出の拠点をつくった企業もある。本土の洋菓子メーカーとオキコが合弁会社をつくった。クロマグロ養殖が名護市の沖合で始まる。コールセンターは拡大し続けている。
沖縄経済を発展させる新しい芽がどんどん生まれている。

基地経済は沖縄経済の発展を阻害していない。沖縄経済が発展するか否かは沖縄の経済人の能力が左右している。そして、県や国の経済政策が左右している。

米軍基地が沖縄経済の発展を邪魔していると主張して基地撤去運動を展開し、辺野古移設を先延ばししてきた革新のほうが沖縄経済の発展を阻害している。

革新の政策を実現したら、沖縄は中国の侵略に怯え、経済発展は止まり、貧困な沖縄になるだろう。

長濱氏の主張は沖縄を不幸にするだけである。

沖縄を不幸にする「意見広告」を新聞に掲載した長濱氏に怒りが込み上げてくる。


平成26年7月30日水曜日に放送された『沖縄の声』。7月1日に安倍首相より集団的­自衛権行使容認の発表から、テレビ、新聞では戦争、徴兵されるなどと偏向報道が続いて­いる。一方沖縄では、普天間基地を辺野古に移設する工事が始まっているが、基地反対派­の意見だけが連日、テレビや新聞で取り上げられて、お茶の間を賑わせている。本日は集­団的自衛権、そして普天間基地の移設問題についてキャスターの又吉康隆に解説していた­だきます。
※ネット生放送配信:平成26年7月30日、19:00~
出演:
 又吉 康隆(水曜日担当キャスター)
 大城 和桂子(水曜日担当キャスター)

平成26年8月13日(水)、19:00~よりニコ生放送。
 県知事選に関する石破幹事長批判
 県知事選における翁長陣営批判
 アジアにおける集団的自衛権の行使の意義
をテーマにします。

  

Posted by ヒジャイ at 10:54Comments(0)