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2017年04月16日

県民投票や撤回は愚かな考え。埋め立てにいささかも影響しない



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県民投票や撤回は愚かな考え。埋め立てにいささかも影響しない
「【ノーカット配信】沖縄ヘリパッド移設反対派リーダーが逮捕~これが暴力行為の決定的証拠だ!」で、沖縄防衛局が撤去しようとした青テントはヘリパッド建設現場に入る道路上に建てたものである。ヘリパッド建設反対派はヘリパッド建設を阻止するための道路封鎖に青テントを建てたのである。彼らはヘリパッド建設現場に県道70号線から入る場所をN1ゲートと呼び、農道から入る場所をN1裏ゲートと呼んでいた。N1ゲートのテントは7月22日に警察が撤去した。しかし、N1裏ゲートの青テントは山城議長たちの激しい抵抗で防衛局職員の撤去警告の張り紙を貼ることができないで、撤去することができなかった。
 N1ゲートのテントは県道に建ててあったから警察が撤去できたが青テントは米軍用地に建ててあるので警察の権限が及ばない。だから防衛局が撤去に乗り出したが、山城議長たちの抵抗に会い、撤去することができなかった。青テントに関してはヘリパッド建設反対派の勝利であった。

 ヘリパッド建設現場に土砂を運ぶトラックや作業員の車を阻止するために、ヘリパッド建設反対派は日本全国から動員して座り込みをしたり、車を並べたり、集会を開いたりして県道70号線で占拠・封鎖を繰り返した。反対派は彼らの総力を挙げてヘリパッド建設阻止に奔走した。しかし、4基のヘリパッドは建設された。彼らの全力での阻止運動にも拘わらずヘリパッドは予定より早く建設されたのである。
 反対派は建設された悔しさに建設費用が莫大なお金が追加されたことで税金の無駄遣いであると国を非難したが、建設費用が増加した原因は彼らの暴力的なヘリパッド建設阻止運動を排除するための費用であり、彼らが阻止運動をしなければ莫大なお金を追加する必要はなかった。阻止運動がやったことは税金を無駄遣いさせたことだけであった。
ヘリパッド建設は予定より早く完成した。ヘリパッド建設反対派の無力さを実証したのがヘリパッド建設であった。彼らは敗北したのである。しかし、敗北したことを悔いることがないのが彼らである。国が莫大な税金を投入したといやみを言って精一杯の反抗をするのが彼らである。

 ヘリパッド阻止に敗北した彼らが辺野古のキャンプ・シュワブに戻ってきた。ヘリパッド阻止運動を展開したのは山城議長率いる沖縄平和運動センターのグループと共産党が率いる統一連であった。辺野古でも二つのグループが辺野古基地建設反対運動を展開している。キャンプ・シュワブではヘリパッド建設阻止運動と同じ組織、同じ動員力による同じ規模の辺野古基地建設反対運動が展開されるだろう。
 彼らはヘリパッド阻止運動で動員力を高め、その勢いでキャンプ・シュワブの辺野古基地建設反対運動になだれ込もうという魂胆があっただろうが、彼らの期待に反し、ヘリパッド建設阻止運動は次第に盛り下がっていった。盛り下がった状態になってキャンプ・シュワブの反対運動になだれ込んだというのが事実だ。
 3月25日のキャンプ・シュワブ前の県民集会は国会議員6人と翁長知事が参加したにも拘わらず参加者数は1000人余であった。少ない。去年までの勢いがなくなっているのが辺野古基地建設反対運動である。

 翁長知事の埋め立て承認の取り消しは最高裁が違法であると裁決した。最高裁が違法と判断したのである。反対派は最高裁は安倍政権の言いなりであると非難したが、多くの県民は最高裁が翁長知事の取り消しが違法であると裁決したことを真剣に受け止めたはずである。最高裁の採決で辺野古基地建設に反対している県民の中に建設は仕方のないことであると考えるようになった者も居るだろう。
 辺野古ではボーリング調査が最終段階に入ると同時に埋め立ての準備が始まった。辺野古の海ではケーソンを設置するための基礎捨石を築くために汚濁防止膜を張っていたが、それが終わった。
 汚濁防止網を張ってから、基礎捨石を築く、その上にケーソンを築いてから上部コンクリートを敷く。それから土砂を入れて埋め立てる。「捻じ曲げられた辺野古の真実」で図を掲載して、埋め立ては大浦湾を汚染しないことを説明した。

図のように外枠を造ってから海水を抜きながら土砂を入れて埋めていく。土砂で汚れた海水が外に出ることはない。大浦湾が汚染されるということは嘘であるし、サンゴや植物や生物が死ぬというのも辺野古基地建設反対派の嘘である。


消波ブロックに使うのがテトラポッドである。那覇第二空港建設で埋め立てに使うテトラポッドやケーソンは安謝の埋め立て地で作っていた。

 これがテトラポッドである。高さは4メートル以上もある大きいテトラポッドである。


これがテトラポッドを作成する金枠である。


これも消波ブロックの一種だろう。


アパートのように見えるのがケーソンである。

 

これは3年前の写真である。テドラポッドやケーソンはすでに那覇第2空港建設の埋め立てに使用されている。

 キャンプ・シュワブ内で写真のようなテトラポッドやケーソンを造っているだろう。

 那覇第二空港はすでに外枠はできあがり、埋め立てが進んでいる。

 

  埋め立て工事が進めば進むほどに普天間飛行場を辺野古以外の場所に移設すより辺野古に移した方がいいと県民は思うようになるだろう。そして、反対派が言っているような大浦湾が埋められるとか汚染されるということが嘘であることも分かってくるだろう。
 
 埋め立て工事に入ったので反対派は焦っている。ボーリング調査までは県民も辺野古基地建設反対に賛成をしていたが、埋め立て工事が進んでいくと辺野古移設は仕方がないと考えるようになる可能性が高い。すると反対派は県民が移設に反対していると言えなくなる。辺野古基地建設反対の正当性が失われていく。それを防ぐには工事をストップさせる以外にはない。辺野古現地で実力でストップするのが理想であるが、それには毎日1万人を集めなければならない。いや、2、3000人でも集めることができれば機動隊を跳ね返し、キャンプ・シュワブゲートを占拠して工事をストップさせることができるだろう。しかし、現実は5、60人しか集まらない。反対派は必死に工事を阻止しようと頑張っているがたった5、60人の反対派は毎日機動隊に排除されて、ダンプカーやコンクリートミキサー車など、資材搬入車両は自由に出入りしている。建設反対派が実力で工事を阻止するのは不可能である。阻止できないことを建設反対派は痛感している。そして、翁長知事に「撤回」によって建設阻止することを要求している。「撤回」は翁長知事にしかできない。翁長知事にしか建設阻止はできないと思っているのが現地の建設反対派である。
つまり、辺野古基地建設はヘリパッドと同じように順調に工事が進んで完成するのは基地建設反対派も認めているのが現状であるのだ。認めているから基地建設反対派は県民投票や撤回にすがっているのである。しかし、県民投票の実現は困難であること、実現しても効果は不明であることを沖縄2紙や識者は認めている。そうなると翁長知事の「撤回」しかない。基地建設反対派の翁長知事への「撤回」要求は高まっている。しかし、「撤回」は「取消」と同じ違法行為であることははっきりしているし、裁判で敗北するのは確実である。だから、翁長知事は「撤回」を避けてきたが、反対派の圧力に負けて「撤回」すると宣言した。反対派は喜んだが翁長知事は苦悩している。「撤回」すれば裁判になり、裁判になれば敗北するのは目に見えているからだ。敗北すれば小名知事の政治生命に赤信号が点く。それを避けたい翁長知事である。しかし、革新の支持を維持するには「撤回」をするしかないだろう。
「県民投票」も「撤回」も敗北確実の愚かな考えである。翁長知事も辺野古基地建設反対派も敗北のレールを進んでいる。


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