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2017年04月09日

嘘をつくのが一流であるジャーナリスト金平茂紀を批判する




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嘘をつくのが一流であるジャーナリスト金平茂紀を批判する
TBS報道記者、キャスター、ディレクターの金平茂紀が沖縄タイムスのワジーワジー通信で、沖縄の米軍基地建設反対運動のリーダー的存在である山城博治氏の保釈と、そこで考えなければならないこの国の司法の「変質」をテーマに書いている。彼はTBS報道記者でありながら大嘘つきである。2016年10月に出版した「あなたたち沖縄をもてあそぶなよ」の「事実隠蔽の一流ジャーナリスト金平茂紀」「隠ぺいした後に大嘘をつく一流ジャーナリスト金平茂紀」で彼が大嘘つきであることを書いた。「事実隠蔽の一流ジャーナリスト金平茂紀」で彼が嘘つきであるのを書いたが、その時にあつかったのが今度のワジーワジー通信で扱っている同じ人物の山城議長についてであった。今度のワジーワジー通信を批判する前に「事実隠蔽の一流ジャーナリスト金平茂紀」で書いた内容を紹介する。

 山城議長はキャンプ・シュワブのゲートの進入禁止のイエローラインを超えた容疑で逮捕された。しかし、金平氏はワジーワジー通信で「山城さんは、抗議行動をしていたメンバーらにイエローラインの内側に入らないように自制を呼びかけていたところ、警備員がやってきていきなり山城さんを後ろから押し倒し、その後両足を持ち上げて体を引きずって(まるで重いごみ袋を引きずるようなモノ扱いにして)身柄を拘引(けんいん)し、続いて米海兵隊兵士が金属製の手錠を後ろ手にかけて、基地内敷地にしばらく放置した」と書いて、山城議長はイエローラインの内側に入っていないのに逮捕されたと書き、米軍直属の警備員による行動は、常軌を逸した形だったと述べている。そして、山城議長が逮捕されるようすを「本紙北部支社の浦崎直己記者がこの一部始終を目撃していた」と述べ、浦崎記者は携行していたデジカメで何枚かのシーンを撮影したとも述べている。
 金平氏は山城議長はイエローラインを超えなかったのに逮捕されたということをまるで事実であるように書いた。しかし、山城議長が逮捕される様子の映像がユーチューブで流れた。 
  

1の写真では、山城議長はイエローラインを超えて、イエローラインを超えたから逮捕しに来いと手招きをしている。2で警備員がやってきたのでイエローラインから出た。山城議長はイエローラインが侵入禁止ラインであり、内側に入れば逮捕されることを知っていた。そのことが分かる写真である。
 警備員と山城議長が対峙していることを見た多くの反対派が駆けつけて、イエローライン内で激しくもみ合う。それが3の写真である。山城議長は興奮している反対派に落ち着くように呼びかけるが、その時も山城議長はイエローラインの内側に立っている。この写真の直後に警備員は山城議長を逮捕する。


ユーチューブで公開した映像を見れば山城議長がイエローラインを超えたから逮捕されたのははっきりと分かる。映像は嘘つかない。しかし、文字は嘘をつく。
金平氏はTBS記者がデジカメで山城議長が逮捕された時に現場に居て一部始終を見ていたしデジカメで撮ったと述べている。であるならば写真にもイエローライン内に居る山城議長が逮捕される様子が写っていたはずである。TBS記者から逮捕される様子を聞いた金平氏はイエローライン内で山城議長が逮捕されたことを知っていたはずである。知っていながら山城議長はイエローラインに入っていないのに逮捕されたと金平氏は新・ワジワジー通信に書いたのである。本当のことを知っていたにも関わらずもっともらしい嘘を書いたのである。
それだけではない。ユーチューブにイエローラインに入った山城議長が逮捕される映像がアップロードされた時には「後日、米軍のカメラで撮られた映像が外部に流出した。いや、この表現は不正確なので言い直せば、(この原稿の校正段階で発覚した事実だが)米海兵隊政務外交部次長ロバート・エルドリッジ氏が利害関係を同じくする第三者に映像を提供し、それがネット上にアップされた。その動画は、念入りに編集されたもので、ある意図を感じさせる代物だ。エルドリッジ氏は流出の責任を問われ、事実上解任された」とあたかも山城議長がイエローラインに入っていないのに入ったように編集した映像であるように述べて、山城議長がイエローラインに入った事実を隠ぺいしている。TBSキャスター金平茂紀は事実を伝える精神に欠けたイデオロギー報道人である。
金平茂紀氏の新・ワジワジー通信(24)「沖縄で進行する共謀罪的捜査 長期勾留と『予防拘禁』の類似性」も嘘にまみれた内容である。

金平茂紀氏のワジワジー通信を読むと彼は報道人であるよりも左翼思想家であるのではないかと思ってしまう。彼は山城議長が拘留されている間に現場では何が起きたのかと問いかけ、東村高江では米軍用のヘリパッド建設が力づくで完了したと述べている。
4基のヘリパッド建設場所は東村高江ではない。国頭村安波である。そして、国頭村長と東村長はヘリパッド建設を容認している。

2016年07月31日のブログでそのことを詳しく説明してある・
建設するのは高江ヘリパッドではない安波ヘリパッドだ

建設阻止運動していたのはほとんどが地元の人ではなかった。金平氏は反対派市民を機動隊がごぼう抜きにしたと述べているが、反対派は県道に座り込んで車が通れないようにした。機動隊は県道に座り込んでいる反対派を排除したのだ。当然の行為をしたのである。
機動隊として当たり前のことをしたことに力づくという言葉は当てはまらない。

金平氏の思考は戦後の日本国家に対して根本的な間違いをしている。戦後の日本は議会制民主主義国家になった。20歳以上の男女の普通選挙で議員が選ばれ議員が政治を行う国家になった。もし、共産党が議会の過半数を握れば共産党が政権の座について政治を行うことができるのが議会制民主主義である。共産党が政権の座に座ったことがない原因は選挙で過半数の座席を確保できなかったからだ。
旧社会党は政権の座についたことがあるし、前民主党も政権の座についたことがある。自民党が政権の座についた年数が長いのは選挙で過半数の議員になった年数が長いからだ。つまり国民が自民党を支持する年数が長いからだ。もし、自民党ではなく共産党を国民が支持する年数が長ければ共産党が長い間政権の座についていた。
日本が議会制民主主義国家であることを認識していないのが金平氏である。金平氏は山城議長の長期拘留は、彼が非転向を貫く米軍基地建設反対運動の象徴的存在であるからだと言い、それを裏付ける種々の事象があると述べている。
山城議長のように4つの容疑で拘留され、黙秘を続けた場合は長期拘留は普通に行われていることであり、山城議長が特別に長いということではない。しかし、金平氏は戦前には「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していて、社会運動を弾圧する法律として治安維持法があり、この法律に違反したとして摘発された受刑者のうち非転向、あるいは転向が不十分だとみなされた者は、「再犯のおそれあり」として出獄を取り消し勾留し続けることができる制度が「予防拘禁」だったと述べ、山城議長は非転向を貫いたから長期拘留されたと説明している。そして、沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされているというのである。

多くの人は治安維持法について知らないだろうし、転向非転向についても知らないだろう。だから、金平氏の説明を信じてしまう。戦前の国家は共産党員を認めていなかった。共産党はロシア革命のように日本でも暴力革命で国家を倒して社会主義国家を樹立するのを目的に設立した政党である。国家を暴力で倒そうとしている政党を容認することができるはずがない。だから国家は共産党員と分かれば逮捕して、共産主義を止めることを強要した。そのためには拷問もやった。拷問に耐えられないで共産主義を止めた党員は多かった。共産主義を止めることを転向といった。
私が好きな詩人に中野重治がいるが、彼は拷問に耐えられないで転向をした。戦後に再び共産党員になるが彼は転向したことを悔やみ悩んだ。転向をしないで戦後まで拘留された共産党員もいたし、小林多喜二のように殺された共産党員もいた。沖縄でも東村議員で共産党の高江の伊佐真次氏の祖父は、戦前特高稀有札に逮捕され、福江不明になったという。

金平氏は戦前の共産党や無政府主義者の弾圧と山城議長の長期拘留を重ねているが、戦前と戦後では内容が全然違う。山城議長は戦前のように思想を理由に逮捕されたのではない。米軍北部訓練場内の有刺鉄線を切ったという器物損壊、公務執行妨害、傷害、威力業務妨害の容疑で逮捕された。戦後の日本は思想信条の自由が保障されている。思想を理由に逮捕することはない。山城議長は違法行為をしたから逮捕されたのである。
苦笑してしまうのは金平氏が米軍基地建設反対の思想で逮捕したように書いていることである。その程度の思想なら戦前も逮捕はしなかっただろう。共産党は暴力で国家を倒す思想であったから逮捕したのである。山城議長の米軍基地建設反対と共産主義では全然思想ランクが違う。戦前なら米軍基地建設反対思想なら逮捕をしなかったが共産主義なら逮捕した。戦後は米軍基地建設反対思想でも共産主義でも逮捕しない。
山城議長を逮捕したのは思想が原因ではない。警察は4つの違法行為の容疑で逮捕したのである。検察は違法行為を認めるか否かを問うことはあっても山城議長に思想的な転向を求めることはない。山城議長は容疑を容認も否定もしないで黙秘をしている。黙秘をすれば公判まで釈放されることはない。山城議長の長期拘留は黙秘をしているからであり、原因は山城議長にある。

共産党は戦後になって宮本顕治、徳田球一など多くの共産党員が釈放されたが、徳田球一を中心とした主流派が暴力革命を目指して立ち上がり、警察官などを殺害した。そのために昭和27年(1952年)に破壊活動防止法が制定された。
現在、左翼関係としては日本共産党など、右翼団体としては大日本愛国党など七団体、外国人在留者団体としては在日本朝鮮人総連合会が破防法の調査対象となっている。
2段階革命を目指している共産党は破防法の調査対象となっているが、社民党であり米軍基地建設に反対している山城議長は調査対象になっていないだろう。

山城議長の逮捕・長期拘留を戦前の治安維持法や「予防拘禁」と関連づけるのは強引であるし、馬鹿げている。

笑うしかないのが金平氏の妄想である。「僕は長年の記者取材経験からわかるのだが、公安警察や公安検察のなかには、想像力がとてつもない奇形的な膨張を遂げてしまった人々が存在していたりする」と妄想する。たとえ、そのような人々がいてもそれは一部の人たちであり彼らの思う通りにならないシステムになっているのが現在の警察である。
ところが金平氏はそのような人々が、押収物からメールやラインなど会員制交流サイト(SNS)での通信記録を細かく掌握しチャートを作成していき、彼らは、米軍基地建設反対運動を、山城氏を「首謀者」とする壮大な犯罪組織に見立てて「一味」が事前に「共謀」してあのような大反対行動を企てているのだという図式をつくり、まるでアルカイダかイスラム国に対するような扱いがとられてしまいかねないのだと述べている。ひどい妄想である。
もし、たかが米軍基地建設反対している弱小な運動をアルカイダやイスラム国のように扱う公安員がいたなら、その公安員は、「お前の妄想は幼稚すぎる」と笑われるだろう。 

金平氏の妄想は進み、「沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされている。これは憲法のもとにある民主主義国家においてあってはならない、司法の「変質」を象徴する動きである」と締めくくっている。
辺野古基地建設反対運動は集まる人数は少なく規模の小さいしかも老人の多い反対運動である。老人が多いので反対運動としてはひ弱いものである。機動隊は排除する時に老人をいたわるように丁寧にやさしく扱っている。こんな反対運動に戦前の治安維持法は必要ないし、「共謀罪」捜査も必要がない。金平氏は妄想を膨らましてキャンプ・シュワブの運動が政権も危機感を感じるような反対運動に見せたいだろうが、現実は違う。政権にとっては恐れる必要がない虚弱な反対運動でしかない。
3月25日にはキャンプ・シュワブ前で、国会議員6人に翁長知事が参加した県民集会を開いたが1000人をわずかに超える人数しか集まらなかった。国会議員と県知事が参加してもわずか1000人である。基地建設反対運動が規模の小さい運動であることが分かる。県民集会をでかでかと新聞の一面に掲載して大騒ぎしているのは沖縄2紙だけであって、県民はちっとも騒いでいないというのが現実である。

保釈された山城議長について言えば、逮捕される前の猛々しい山城議長とは180度といってもいいくらいに変わっている。彼は条件つきの保釈であり、反対派と会うことは禁じられているし、反対運動の先頭に立つことも禁じられている。違法行為を平気でやった山城議長だから保釈条件に噛みついて自由に行動して再逮捕されることも考えられたが、山城議長は保釈条件をちゃんと守っている。逮捕前の猛々しさの面影は消えて、法律に従順になっている山城議長である。

「予防拘禁」、治安維持法非転向、転向、共謀罪法案法、民主主義国家等々の難しい言葉を羅列してもっともらしい嘘の理屈を展開するのが金平茂紀氏である。
金平氏は「沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされている」と述べている。日本国家が戦前に戻ってしまうようなことを述べているが、彼の論は安部政権を前提にしている。日本は議会制民主主義国家であり、選挙で国会の過半数を握った政党が政権を握る仕組みである。もし、民進党議員が国会の過半数を握れば民進党政権になるし、共産党員が過半数を握れば共産党が政権を握る。金平氏は民進党や共産党が政権を握っても日本国家は戦前回帰をするというのだろうか。それなら議会制民主主義国家は本質的に戦前回帰をする性質であるということになり金平氏の論は正しい。しかし、金平氏は民進党や共産党が政権を握っても戦前回帰をするとはいっていない。安倍政権だから戦前回帰をすると述べているのである。
安部政権は神が命じたのではない。国民の選挙で自民党が国会の過半数を握り、国会議員の支持で安倍政権が誕生した。安倍政権が誕生した原因は民進党や共産党の政策が自民党の政策以上には国民に支持されなかったからである。もし、民進党、共産党の政策が国民に支持されていたら安部政権はなかった。安倍政権の存在する最大の原因は安部政権の政策より優れた政策をつくれなかった民進党、共産党の政策にある。

戦後自民党政権が続いた最大の責任は共産党にある。共産党は現在でも110万人が赤旗を取っているように政党としての組織力は大きい。党員も多い。ところが共産党は破防法をつくった原因になったくらいに暴力革命主義である。未来に暴力による社会主義革命を目指している政党であるから議会制民主主義国家を認めていない。選挙に立候補を出して議員を増やしているのは社会主義革命実現のための党員増のためだ。共産党の活動は全てが社会主義革命実現のための活動であるから国民が支持する政策をつくって国会の過半数を握り政権党になることは考えていない。だから、他の政党と一緒になることはない。旧社会党時代でも、共産党は議会主義である社会党とは一線を画していた。原水禁組織は共産党系社会党系に分かれていたし、労働組合も分かれていた。
共産党は他の政党のように合流はしない。民主党が維新の党と合流して民進党になるようなことは共産党は絶対にしない。

労働者の生活や権利を豊かにする政策を打ち出せない共産党や旧社会党や旧民社党などに不満を持った労働組合は日本労働組合総連合会(連合)を結成した。そして、政党の下部ではなく政党から自立して労働者の利益を優先するようになった。政策が労働者の利益になるなら自民党でも支持するのが連合である。共産党系労働組合としては労連がある。労連の組合員数55万人であるが連合の組合員数は約675万人である。連合のほうが圧倒的に多い。労働者を資本家の搾取から解放し労働者階級のための社会にするのが共産主義である。共産党は共産主義であるから労働者の支持が高いはずであるが現実の共産党は労働者の支持が低い。労働者の支持を得るための政策をやらないから支持が低いのだ。
民進党にしても労働者の支持率が低い。むしろ、安部政権のほうが支持率は高くなっている。理由は安部政権は日本の景気をよくし、労働者の賃金を上げる努力をしているからだ。

金平氏が山城議長の逮捕・長期拘留を取り上げ、戦前のようにあらゆる社会運動を弾圧する方向に国家が向かっているようにいい、沖縄にはプレ「共謀罪」捜査が先取りされているといい、このことは憲法のもとにある民主主義国家にあってはならないと安部政権を批判することができるのは、金平氏が日本の議会制民主主義を無視し、民進党や共産党などの自民党以外の政党が自民党以上の国民が支持する政策を出せない現実を客観的に認識していないからである。

金平氏は報道人である前に反自民党イデオロギーの人間である。だから安部政権が右傾化して戦前回帰の政治になると読者を反安部政権派にしようとするのである。そのために嘘をつき続けるのである。最低のジャーナリストである。


追記

戦後、自民党が政権を握り続けた最大原因は共産党にある。共産党は議会制民主主義を否定している。否定する理由は、「政治家を選挙で選べば労働者を搾取しているブルジョアジーが当選して政治運営に参加するようになる。そうなれば労働者解放の政治ができなくなる。だから、ブルジョアジーを参加させるような選挙制度であってはならない。政権は共産党一党独裁でなければならない」といってロシアを共産党一党独裁国家にしたレーニンの教えを日本共産党は守っているからである。共産党は資本主義社会を否定している。だから共産党は資本主義社会である米国家も日本国家も否定している。資本主義社会を豊かにする政策には全て反対している。労働者の生活を豊かにするような経済発展を目的にした政策であっても共産党は反対するし、そんな政策を出すこともしない。だから、多くの労働者は共産党に失望し支持しないようになった。しかし、共産党系の労働者は55万人もいる。組合員の多くは民間労働者ではなく教員などの公務員である。

社会主義国家を目指している唯一の政党である共産党は他の政党と一線を画し、全国の都道府県の選挙区に立候補を立てた。革命を成就するには全国隅々まで共産党支持者を確保する必要があるからである。しかし、そんな戦術で落選者が続出し莫大な選挙資金を使う割には効果はないことを痛感するようになった。すべての選挙区に立候補を出すことに限界を感じた共産党は、沖縄で翁長知事と共闘して成功したことで他の政党と選挙で共闘するのを考えるようになった。しかし、他の政党と共闘するとしても社会主義国家を目指しているのは少しも変わらない。野党が少数である間は問題は起こらないだろうが、多数になり政権を握るようになると共産党と他の政党の対立は激しくなり分裂するだろう。
民進党は社民党や自由党と共闘するのはそれほど問題ではないが共産党と共闘するのは問題である。将来を考えれば共闘しないほうがいい。



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