てぃーだブログ › 沖縄・日本・アジア・世界 内なる民主主義 › 沖縄に内なる民主主義はあるか › 糸数与那国町長 「玉城デニー知事は米国よりも北京に行き、中国に抗議を」

2023年04月09日

糸数与那国町長 「玉城デニー知事は米国よりも北京に行き、中国に抗議を」

糸数与那国町長 「玉城デニー知事は米国よりも北京に行き、中国に抗議を」

 中国軍は台湾海峡や台湾島の北部、南部、東部の海空域で8~10日の3日間に戦闘準備の警戒パトロールと軍事演習をする。演習の北部と東部の間に与那国島がある。
 中国は去年の夏も台湾周辺で軍事訓練をした。中国軍は日本の排他的経済水域(EEZ)を含む海域にミサイルを撃ち込み、与那国島周辺でも着弾が確認された。
 中国軍の演習区域である。与那国島は演習区域に挟まれている。もし、戦争になれば与那国島が巻き込まれるのは確実である。


与那国町民の不安は高まっている。軍事演習で与那国町民の緊張を煽り立てる中国の行為に町民には憤りの声が上がっている。
 糸数健一町長は軍事演習に「断固として反対する。やめてくれと言いたい」と訴えている。中国がどんどん緊張をエスカレートさせていることに糸数町長は不快感をあらわにした。
 与那国町は沖縄県である。与那国町の危機問題は沖縄県の問題である。糸数町長は
「我々のような小さな自治体ではなかなか(中国に)声が届かない」
と述べ、デニー知事が北京に行き抗議してほしいと述べた。

 沖縄を平和にするには基地強化ではなく。外交・対話によって平和的な緊張緩和と信頼がを築くことであるとデニー知事は主張している。政府の基地強化を批判し外交・対話を主張しているデニー知事である。デニー知事は新年度から県庁に地域外交室を設置し、アジアの緊張緩和に向けた県独自の外交に乗り出す構えである。最初の外交に予定しているのが中国である。
 沖縄の平和、台湾の平和を守るために対話で中国が台湾への軍事演習をしないように交渉するべきであるとデニー知事は主張している。デニー知事が主張する外交・対話を実行する時が今である。
 デニー知事は米国に行ったが米国より中国に行くべきであると糸数町長は述べている。中国は尖閣に侵入し、昨年は軍事演習で与那国町の近海にミサイルを撃ち込んだ。沖縄県に直接被害を与えているのは中国である。米国ではない。糸数町長の主張する通り、自衛隊基地建設に反対し、外交・対話を主張するデニー知事は中国との対話を深め、沖縄の危険をなくすべきである。もし、中国との対話を避けるならデニー知事は外交・対話は自衛隊基地建設反対をするための口実でしかないということになる。
 デニー知事は南西諸島の自衛隊基地建設には声を大にして反対するが尖閣領海への中国船の侵入、中国の軍事演習による与那国島の危機については沈黙している。中国との対話でも沈黙する可能性がある。市民党政府の自衛隊基地建設反対・中国の尖閣侵入、与那国危機無視しているのがデニー知事である。


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