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2023年03月24日

中国の尖閣侵入が石垣市に保守市長を誕生させた

中国の尖閣侵入が石垣市に保守市長を誕生させた

防衛省が陸上自衛隊石垣駐屯地に弾薬を運ぶと「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」ゃ「命と暮らしを守るオバーたちの会」などの反対派30人が抗議した。
内原英聡市議は「ミサイルは石垣市民を守るためのものではない。市民を犠牲にするような武器は石垣島にはいらない。八重山の神々も歓迎していない。必要なのは非武装と平和だ」と訴えた。共産党の井上美智子市議は「自衛隊は住民を守らない」と主張する。
 共産党、左翼系が自衛隊駐屯地に反対する理由ばミサイルを設置すれば有事の時に攻撃される、自衛隊は市民を守らないである。ミサイル設置は防衛力の強化であるし、自衛隊は国民を守ることを任務にしている。市民を守らないは嘘である。内原市議、井上市議は真実であるような真っ赤な嘘をついて石垣市民を騙し、駐屯地反対運動を広げようとしている。

「大戦の教訓を忘れ、逆に戦前に向かっているようでやりきれない」と言う元教員の男性も居る。90歳を過ぎる戦争経験者である。教員でありながら戦前の軍国主義と戦後の議会制民主主義の違いを知っていない。こんな無知な人間が教員であったとは沖縄の恥である。
 日本は国民主権の議会制民主主義国家である。国民の生活を豊かにし、自由、平和を求めているのが日本政府である。戦後の日本は戦前とは逆の方向に進んでいる。石垣市に自衛隊の駐屯地を設立しミサイルを設置するのは独裁国家中国から沖縄を守り日本の平和を守るためである。

 自衛隊の弾薬輸送に反対して集まったのはたった30人である。彼らは中国の領土であると主張して海警局の船が尖閣侵入を繰り返していることに目を反らしている。尖閣での中国侵入を問題にしないで石垣市、沖縄を守るための駐屯地設立には反対している。中国から石垣市を守ろうとしない彼らを石垣市民は支持していない。支持していれば数百人は集まっていただろう。30人くらいしか集まらなかったのは石垣市民が彼らを支持していないからである。なぜか、彼らは石垣市の安全を守る気がないからである。

 2010年の石垣市長選では新人で保守系の中山義隆氏が5000票以上の大差で現職の大浜長照氏に勝利した。大浜氏は4期市長を務めた。3期、4期の市長選では大差で勝利していた。石垣市民に圧倒的に支持されていた大浜氏であったが新人の中山氏に大差で敗北したのである。敗北した原因に中国の尖閣侵入があった。

石垣市は左翼の革新が強かった。大浜候補の推薦は共産党、社民、民主、社大等の革新=左翼であった。強いはずの大浜候補が新人の中山候補に大差で負けたのである。考えられないことである。マスコミは4期16年の長期間を敗北の原因にしたが、私は尖閣の中国侵入が原因だと考えている。中山氏が当選した瞬間にそう思った。
中国は尖閣は中国の領土であると主張するようになり、主張が次第に強くなっていき、尖閣諸島に中国の民間人が上陸するようになったのだ。


2006年10月22日、香港の船上でスローガンを叫び、中国の国旗を振る活動家たち。横断幕には「日本は釣魚島から出て行け」と書かれている。中国は尖閣は中国の領土あると日本、世界に主張したのである。
2008年12月に中国国家海洋局に所属する船舶が2隻、突如として尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入した。日本政府は、海上保安庁巡視船からの退去要求及び外交ルートによる抗議を通じて対処した。これは中国が法令上のみならず、「力」によって尖閣諸島の現状に挑戦し始めたことを示していた。

尖閣は中国の領土であると主張する中国政府の主張と行動は尖閣で戦争が起こるかもしれないと思わせるほどであった。日本政府も尖閣諸島の中国の主張に対応した。日米安全保障条約第5条が適用されることを米国と再確認し、中国への警戒の一環として、自衛隊と米軍による共同演習を実施する方向で一致した。
中国の尖閣侵入は石垣市民を不安にした。

そのような状況の2010年に石垣市長選が行われた。左翼が強かった石垣市であったが保守中山氏が大勝した。大勝した原因は中国の尖閣侵入以外には考えられない。中国が左翼の勢力を弱体化したのである。

対話と外交で中国と平和を構築できないことは尖閣ではっきりしている。
宮古島市議会は、下地島空港・宮古空港の恒常的な軍事利用禁止を求める意見書案と住民説明なく宮古島に長射程ミサイルを配備しないよう求める意見書案をそれぞれ反対多数で否決した。市議会は下地島空港・宮古空港の恒常的な軍事利用、長射程ミサイル配備に賛成である。宮古島市も中国には対話、外交は通用しないことを知っている。
石垣市、宮古島市、与那国町は自衛隊基地、ミサイル配備で南西諸島を守る必要を知っている。知っていないのがデニー知事であり、左翼与党である。与党会派は安全保障関連3文書の閣議決定など、対中国を念頭にした南西諸島での防衛力強化に反対し、対話と外交による平和構築を政府に求める意見書を提案する方針である。与党側は全会一致を目指している。県議会の保守は左翼与党に飲み込まれるのか、反撃するのか・・・・。保守議員に石垣市、宮古島市、与那国町と同じ考えになれるか。左翼の嘘理論にはめられてしまうか。


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