てぃーだブログ › 沖縄・日本・アジア・世界 内なる民主主義 › 沖縄に内なる民主主義はあるか › 9年前に普天間飛行場の移設は辺野古しかないとする大会が宜野湾市で開催されていたことを知ってほしい

2022年10月06日

9年前に普天間飛行場の移設は辺野古しかないとする大会が宜野湾市で開催されていたことを知ってほしい

9年前に普天間飛行場の移設は辺野古しかないとする大会が宜野湾市で開催されていたことを知ってほしい

2013年04月22日に宜野湾市で「普天間をもっと真剣に考えよう」という大会が開催された。「普天間固定化を認めない。1日も早い辺野古移設を進めよう市民大会」であった。大会では5人が講演した。私はその中の一人であった。

普天間をもっと真剣に考えよう市民大会映像



 国外移設も県外移設もできない。普天間飛行場が移設できる場所は辺野古しかない。この真実は辺野古移設が決まるまでの過程を見ていけば誰でも理解できることである。
 国外・県外移設はできるが国外・県外移設に反対して辺野古移設に賛成していることはない。辺野古移設ができなければ移設できる場所がないから辺野古移設に賛成しているのである。
 あの頃はこのような考えが宜野湾市から県民に広がっていって辺野古移設賛成が大勢になると思っていた。しかし、そうではなかった。
「辺野古埋め立てでサンゴは死滅しジュゴン、魚は辺野古の海にすめなくなる」という左翼の嘘を県民は信じるようになり、辺野古移設反対が大勢を占めた。
 辺野古移設賛成は宜野湾市では広がったが県全体に広がることはなかった。広がらなかったのは自民党県連に原因がある。そのことを9年後につうかんしたことである。

2009年「普天間の固定化を認めない、一日も早い辺野古移設を進める」市民大会で講演した原稿を掲載する。

なぜ、沖縄に米軍基地があるか。米軍基地の目的はなにか。
それが沖縄米軍基地の根本的な問題です。
米軍基地はなぜ沖縄に存在するか。
沖縄を植民地支配するためか。それは違います。
沖縄の人々を苦しめるためか。それも違います。
沖縄に米軍基地があるのはなぜか。
その理由ははっきりしています。
それは共産党一党独裁国家中国と北朝鮮があるからです。
中国と北朝鮮がなければ沖縄に米軍基地は必要ない。なぜ中国と北朝鮮があるために沖縄に米軍基地があるか。その理由もはっきりしています。
社会主義国家中国は武力で領土拡大を狙って、周辺国に侵略するからです。
チベット、ウイグル地区、東モンゴルは中国人民解放軍が武力で侵略し植民地支配しています。
チベットでは、チベットの民主化を要求して毎年僧侶が焼身自殺をしているという痛ましい現実があります。
南沙諸島ではフィリピンの領土、ベトナムの領土を中国が侵略しています。そして、中国は尖閣諸島にも侵略しようとしています。

アメリカ軍は共産党一党独裁国家中国のアジアの国々への侵略をくいとめるためにアジアに駐留し、沖縄にも駐留しているのです。米軍は沖縄を植民地支配するために存在してはいません。沖縄の人々を苦しめるために存在しているのでもありません。
中国、北朝鮮の侵略からアジアの国々を守るために、アメリカ軍はアジアに駐留し、沖縄にも駐留しているのです。
韓国は民主主義国家です。
台湾、フィリピンも民主主義国家です。
カンボジアも民主主義国家です。
いうまでもなく日本も民主主義国家です。
アメリカ軍はアジアの民主主義国家を中国・北朝鮮から守りアジアの平和を維持するためにアジア・沖縄に駐留しているのです。

アメリカ軍がアジアの平和のために存在していることがはっきりわかるのが今回の北朝鮮問題です。

北朝鮮
(3月8日)北朝鮮は韓国との停戦条約を一方的に破棄しました。
(3月11日)、板門店(パンムンジョム)直通電話の遮断
(3月26日)軍隊が戦闘準備に入るように指示し、
今にも韓国と戦争を起こすような挑発をしました。

その時にアメリカ軍はどうしたか。
米空軍の最先端F22戦闘機を韓国に派遣核搭載可能なB2ステルス爆撃機が米本土から韓国へBー52戦略爆撃機、米海軍のイージス艦などを北朝鮮の周囲に張り巡らせました。アメリカは北朝鮮の周囲に軍事力をどんどん集中させていきました。
なぜアメリカは圧倒的な軍事力を北朝鮮に集中させたか。
北朝鮮に戦争をしかけ、北朝鮮を滅ぼすためか。
それは違います。戦争をしないためです。
アメリカは北朝鮮と戦争をしないために北朝鮮の周囲に、F22戦闘機、B2ステルス爆撃機、Bー52爆撃機、イージス艦などを北朝鮮の周囲に結集させたのです。圧倒的な軍事力をみせつけ、もし、戦争をすれば一瞬のうちに北朝鮮は廃墟になることを、北朝鮮に自覚させ、北朝鮮が戦争の意欲をなくすために戦闘機やイージス艦を結集させたのです。
アメリカはできるだけ戦争をしないように努力をしたのです。その証拠に、北朝鮮が移動式ミサイルを配置して、今にもミサイルを飛ばすぞと、ますます強硬姿勢を取った時、アメリカは対話を求めました。そして、ケリー国務長官はアジアにやって来て、韓国のパクウネ大統領、中国の習近平首相、日本の安倍首相と会談し、北朝鮮問題を四か国が協力して解決しようと話し合いました。とくに中国には北朝鮮に強い圧力をかけるように要請しました。

アメリカは北朝鮮が韓国と戦争をしないように、日本やアメリカを攻撃しないように努力しているのです。

そのためには北朝鮮を刺激しないように、かなり以前に予定されていた大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を保留しました。

朝鮮戦争は南朝鮮を支配しようと侵略してきた北朝鮮軍をアメリカ軍が南朝鮮から追い出すために起こったのです。ベトナム戦争も北ベトナムが南ベトナムに侵略したために起こったのです。
アメリカ軍は朝鮮やベトナムに侵略したのではない。侵略してきた北朝鮮軍や北ベトナム軍を追い返すために戦ったのです。アメリカ軍が勝った朝鮮では北朝鮮と韓国に分かれています。アメリカ軍が負けたベトナムでは南ベトナムも北ベトナムに支配され社会主義国家になりました。

戦後のアジアのアメリカ軍は中国、北朝鮮、北ベトナムの社会主義国家の侵略を防ぐために存在しているのです。現在の北朝鮮問題を見れば明らかです。

北朝鮮問題はまだまだ続きそうです。
はっきりしているのはアメリカはできるだけ戦争をしないように努力していることです。

ところで、中国についておもしろいことが報道されました。それも中国共産党機関紙です。
なんと、ネット意識調査で、中国共産党独裁に対して中国国民の8割否定している調査結果がでたのです。

. 【北京=竹内誠一郎】中国共産党機関紙・人民日報系の雑誌「人民論壇」のサイトに15日掲載された共産党に関するインターネット意識調査で、回答者の8割が共産党の一党独裁や改革姿勢を否定した。

 調査結果は、間もなく削除された。

 調査は、「共産党に改革を推し進める勇気と知恵があるか」など4項目の質問に4段階の回答を求めたもので、すべての質問で「賛同しない」が最多の約8割を占めた。回答は約3500件。意識調査では、まず「習(近平国家)主席の『中国の夢』は億万の人民の夢と負託を担い、中華民族の偉大な復興の希望を再び燃やした」とうたったうえで、回答を呼びかけた。しかし、共産党が国民の信頼をほとんど得ていない実態が浮き彫りとなった。同誌が一時的に結果を公表した背景は不明。

中国国民の8割が共産党一党独裁支配に反対しているのです。中国国民も中国が民主主義国家になることを望んでいることを私たちは認識するべきです。
私たちが中国と思っているのは本当の中国ではない。中国を独裁支配している中国共産党のことです。中国共産党は中国国民の本当の代表者ではない。私は一日も早く中国が民主主義国家になることを望みます。

中国や北朝鮮が民主主義国家になれば、沖縄の米軍基地は必要なくなります。中国や北朝鮮が民主主義国家になれば、沖縄の米軍基地は撤去されます。しかし、現在は共産党一党独裁の中国は健在です。
中国が共産党一党独裁国家である限り、アジアの民主主義国家を中国の侵略から防ぐために、そして、アジアの平和維持のために沖縄の米軍基地は必要です。

アジアに米軍が駐留している限り、ヘリコプター基地である普天間飛行場は絶対に必要です。
米軍が事故を起こした時、まっさきに駆けつけて救助活動をするのがヘリコプターです。やんばるで山火事が起こった時消火活動するのもヘリコプターです。
それにアメリカは中国の周囲の国々の軍隊を訓練し、軍隊を強くすることで中国の抑止力を高めるという戦略を立てています。アジアの国々の軍隊を訓練しているのが沖縄に駐留している海兵隊です。訓練には当然ヘリコプターも必要です。
オスプレイがタイやフィリピンで訓練をしたのは新聞にも載っていましたた。

ヘリコプター基地の普天間飛行場はなくてはならないのですが、普天間飛行場の周囲は住宅密集地になり、世界一危険な飛行場と呼ばれるようになりました。宜野湾市民の安全を守るためには普天間飛行場は移設をしたほうがいい。しかし、共産党一党独裁国家中国が存在する限り、普天間飛行場の閉鎖は出きない。国外移設も無理です。

私はこの本「沖縄に内なる民主主義はあるか」で、普天間飛行場の閉鎖や国外移設は駄目であり、本土で普天間飛行場受け入れてくれる自治体は一か所もないから県外移設も不可能である。全国で普天間移設受け入れを承諾しているのは唯一辺野古だけである。だから普天間飛行場の移設は辺野古しかないと書きました。

この本で書いたのはそれだけではありません。「県外移設」ができないことを沖縄の政治家はみんな知っている。「県外移設」を主張している政治家も本当は「県外移設」ができないことを知っている。だから、県外移設場所を自分たちで探すとは絶対に言わないとこの本に書きました。
県外移設のほうが簡単だと仲井真知事は何度も何度も言っています。しかし、簡単だ簡単だといいながら自分で探すとはたった一度も言ったことがありません。仲井真知事は県外移設ができないことを知っているのです。
私は言いたい。「仲井真知事よ。県外移設がそんなに簡単ならあなたが探しなさい」と。そういわれても仲井真知事は自分で探すとは絶対にいわないだろう。

北朝鮮・中国が存在している限り、沖縄の米軍基地は必要です。ヘリコプター基地である普天間飛行場もなくてはならない存在です。
だから、普天間飛行場の閉鎖はできません。国外移設も無理です。
そして、県外移設も不可能なのです。県外移設を要求することは普天間を固定化させることに等しい。
普天間基地をそのまま固定するか、辺野古に移設するか。二つにひとつなのです。
感情的に県外移設を望むことはできます。しかし、それは現実を無視した感情です。感情で政治はできない。政治はシビアに現実を見なければならない。
私たち沖縄県民は辺野古移設かそれとも固定化かの選択を突き付けられていのです。
それが政治です。
それが現実です。

辺野古移設しかないことを私たちは認識するべきです。普天間飛行場の移設は辺野古しかない。それをはっきり主張するべきです。そして、県外移設を主張する政治家には自分たちで見つけろと要求するべきです。沖縄の政治は嘘が蔓延しています。

もう一つ皆さんに知ってほしいことがあります。
共産党と社民党は県外移設に反対であるということです。
平和憲法を重んじ、軍隊があるから戦争が起こると主張してきた共産党と社民党は日本全体の米軍基地撤去を主張し続けてきました。
だから、日本の米軍基地を認める「県外移設」には反対です。
共産党と社民党の主張は普天間飛行場の閉鎖か国外撤去です。
新聞などのマスコミではほとんどの人が「県外移設」を望んでいるように報道していますが、それは間違いです。共産党、社会党、沖教組、自治労は本当は県外移設に反対です。反対ですが言わないだけです。

もし、普天間飛行場の移設先が鹿児島県内に決まったとします。その時に基地建設反対の旗を上げるのは共産党、社会党、日教組、自治労ですよ。
平和憲法順守、安保反対、反戦平和を掲げている共産党、社民党、日教組、自治労が「県外移設」反対であることも知っておくべきです。
マスコミの、ほとんどの県民が「県外移設」を望んでいるというのは間違いです。「県外移設」を望んでいるのは本当は30数パーセントなのです。

普天間飛行場の移設先は辺野古しかない。それが現実です。
2009年「普天間をもっと真剣に考えよう」


同じカテゴリー(沖縄に内なる民主主義はあるか)の記事

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。