2011年10月24日
リビア「解放」、チュニジア「議会選」
カダフィ氏の死によって、「国民評議会」はリビア「解放宣言」をした。市民4万人以上の血を流してリビアの市民革命は成功した。
リビアはこれから民主主義国家の建設が本格始動する。一方、「アラブの春」の始まりをつくったチュニジアは23日に、新憲法を制定するための政権議会(217議席)選挙が行われた。
チュニジア、エジプト、リビアには、これからさまざまな問題が起こり、民主主義国家つくりには紆余曲折あるだろうが、イラクやアフガンのような激しい内戦は起こらないだろうし、独裁政治にもどるということも絶対にないだろう。
チュニジア、エジプト、リビアと並んでいる三国が市民革命に成功したのは非常に価値がある。これからの中東の民主化は大きく前進するだろう。
リビア、チュニジアのニュースの側に「不法操業の中国選拿捕」という記事が掲載されている。中国漁船3隻が韓国の排他的経済水域内で不法操業をしていたので韓国は拿捕した。
漁船員はスコップや棒を振り回して激しく抵抗したのでヘリコプターで催涙剤を散布するなどして制圧したと書いてある。中国の横暴な態度は健在だ。
このような事態が尖閣諸島の領海で起こる可能性はゼロではない。中国は日本の隙を狙っているのであって、尖閣諸島の領海への侵入をやめたわけではない。
中国が共産党一党独裁国家である限り、中国との緊張は続く。
Posted by ヒジャイ at 10:27│Comments(0)
│中東民主化情勢