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2022年03月01日

ウクライナの民主主義を守るには国民がロシア軍との戦いに勝利する以外にない 必ず勝利する

ウクライナの民主主義を守るには国民がロシア軍との戦いに勝利する以外にない 必ず勝利する

 米国やEUや日本などの国々がウクライナを応援したとしても戦争でロシア軍に敗北すればウクライナの自由と民主主義は崩壊し、ロシアに支配される。ロシアに支配されれば米国やEUは介入できなくなる。米国やEUの国々には決定的な弱点がある。法治主義であるということだ。ロシアの圧力でウクライナの大統領が代えられてロシアの言いなりの国になったとしても、手続きがウクライナの法律に則った正式な法的手順を踏んでいれば法治主義の米国やNATOは介入することができない。ウクライナはロシア軍に負ければプーチン独裁に支配される運命にある。ロシア軍に勝利する以外にウクライナの自由、民主主義を守る方法はない。

※プーチンが大統領になった時、ロシアの憲法では大統領は米国と同じく⒉期までで、3期はなかった。プーチンは大統領から首相になり、その間に大統領経験者でも立候補できるように法律を改定して再び大統領になった。
2021年4月には同一人物の大統領就任回数の上限を通算2回までとするものの、現職大統領や大統領経験者については、これまでの就任回数を考慮しないという法律に改定した。プーチン大統領は2000年、2004年、2012年、2018年に計4回選出されているが、今回の改正により、2024年および2030年にも大統領選に立候補し、最長で2036年まで大統領に就任することが法的に可能になった。プーチンはとても頭の切れる人物であり、国内政治は彼の思うままである。

 ウクライナの運命を左右するのは米国ではない。NATOでもない。国連でもない。ゼレンスキー大統領でもない。ロシア軍と戦うウクライナ軍とパルチザンである。過去の歴史で旧ソ連圏の国でロシア軍に勝った国は一つもない。ソ連という広大な社会主義国圏があったが、社会主義と名ばかりで、ロシア独裁国家が支配しているのがソ連であった。ソ連で民主主義を目指す国はロシア独裁に弾圧されて崩された。一九五六年にハンガリーで社会主義独裁政治を批判して民主主義国家を目指したがロシアが軍隊を送って弾圧した。
 1956年10月、社会主義体制下のハンガリーで、言論の自由などを求めた学生や労働者による大きな民主化運動が起きた。反政府デモが勃発、ソ連軍が介入したが弾圧に失敗した。反政府派に押されて首相となったナジが、ワルシャワ条約機構からの脱退、複数政党制の復活などを声明したため、ソ連は再び軍事介入してナジを追放、カーダールを首班とする政権を立てて、事態を収めた。
死傷者は1万数千人に上り、20万人近くの亡命者も出た。ナジは捕らえられ、58年に処刑された。

チェコスロバキア二千語宣言
二千語宣言は1968年のチェコスロバキア民主改革運動である。起草者は、作家のルドヴィーク・ヴァツリーク。エミール・ザトペックやベラ・チャスラフスカをはじめとする著名人が名を連ね、1週間たらずで3万人以上の市民が署名した。
『二千語宣言』に署名したチャスラフスカは金メダリストとしての栄誉をはく奪され、職を失い、苦しい生活を強いられる。うつ病にもなったという。しかしそれでも彼女の不屈の精神は弾圧に負けず転向することはなかった。1989年にチェコスロバキアが民主化されるまでの21年間、彼女は耐えに耐えて生き抜いたのである。
1989年11月、ビロード革命によって共産党体制が崩壊すると、彼女はハベル大統領のアドバイザー及びチェコ・日本協会の名誉総裁に就任した。大統領府を辞した後には、チェコオリンピック委員会の総裁も務めている。

東ドイツ、ポーランドなど多くの東ヨーロッパは社会主義から民主主義国家になった。しかし、民主主義運動がロシアの弾圧に勝利して実現したのではなかった。ソ連が崩壊したからであった。ソ連の崩壊は政治ではなく経済破綻が原因だった。独裁政治のロシアては経済は発展しなかった。食料でさえ生産は落ち、スーパーには食料品が並ばなくなった。極度な経済破綻はロシア政権を弱体化させていきロシアが支配する社会主義国家としてのソ連は崩壊した。
経済破綻による政治崩壊があったからソ連圏の国々は民主主義国家になったのである。破綻したロシアの経済を回復させ、ロシアを復活させたのがプーチン大統領である。プーチン大統領へのロシア国民の信頼は高い。


ウクラナイナがロシア軍に勝利すると初めて武力闘争による民主主義の勝利となる。ウクライナが勝利すればロシアの圧力によってNATOに属していないフィンランド、スウェーデンもNATOに加盟するだろう。

ウクライナの多くの国民がロシア軍と戦うために国内に残っている。
武器を持たない市民の抵抗も広がっている。ウクライナ軍に食料を提供し、ロシアの工作員が付けたとみられる空爆目印の消去作業に市民は奔走している。
中部ドニプロ近郊に住む女性(18)は「街は戦闘地域からかなり離れていて安全よ」と話すが、「軍に食料を渡したり、必需品などを持って行ったりして積極的に支援している。ホームレスの人も火炎瓶を作るため瓶を集めている」とも。「見知らぬ人がうろついて、空襲を誘導するための印を道路や建物の屋根に付けている。それを私たちが探し出して消しているの」。
南部オデッサのフセヴォロドさん(29)は、複数の施設に塗料で書かれた「>」の印について、「ロシア航空機が印を頼りに攻撃を修正している。僕らは消そうと努めている」と力説。
第2の都市、北東部ハリコフのドミトリーさん(19)は、士気の違いに希望を持っている。「捕虜になったロシア人はたくさんいて『演習の延長だと伝えられていた』と話している。
現地発のSNS上には、市民がロシア軍の戦車の行く手を阻んで後退させたり、トラクターで戦車を持ち去ったりして抵抗する動画が多数公開されている。フセヴォロドさんは「生まれ故郷のオデッサがウクライナのものである限り、出て行くつもりはない」と決意を示した。
ウクライナ国民は銃を持つだけでなく、ロシア軍の攻撃を邪魔するのに必死に戦っている。女性たちも積極的に戦っている。
ポーランドの国境付近に位置するメディカでは非難してくる人たちがいる一方ウクライナに向かう人たちの行列ができている。ウクライナに戻る男性は「ウクライナを守らなければならない」
「たとえ死んでもわたしは戦う。ウクライナに栄光あれ!」と話した。
ポーランド・プシェミシルでもウクライナへ帰国する男性が「武器の支援があれば、自分たちの国は自分たちで守ります」と決意を語った。
ボクシングの元WBO&WBC世界ヘビー級王者で、現在キエフ市長を務めるビタリ・クリチコ氏と、元同級3団体統一王者のウラジミール・クリチコ氏(ともにウクライナ)の兄弟が、ロシアのウクライナ侵攻に対して「戦う」と宣言している。
ボクシングのロンドン五輪金メダリストで、現WBA、WBO、IBFの3団体統一のヘビー級世界王者であるオレクサンドル・ウシク(35)が、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナの首都であるキエフの領土防衛隊に入隊した。
ウシクは2018年に2団体統一王者の井上尚弥がバンタム級で優勝したことで知られるWBSSのクルーザー級で優勝。決勝では4本のベルトがかけられ4団体統一王者となった。その後、ヘビー級に転向。昨年9月にWBAスーパー、WBO、IBFの3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)を3∸0判定で下して、2階級を制覇し統一王者となっていた。ジョシュアが契約にあった再戦条項を行使したため、再戦計画が進んでいたが、今回の軍隊入りで、再戦が難しくなった。
ウシクは、ロシアのウクライナ侵攻が勃発した際には2月26日に英国グラスゴーで行われるスーパーライト級の4団体統一王者のジョシュ・テイラー(英国)とジャック・カテラル(英国)の世界戦を解説する予定で現地に滞在していたため、一部の評論家やウクライナ国民から「母国の危機に国外へ逃げた」などの批判を受けた。
ウシクは、仕事をキャンセルしてすぐさまウクライナへ戻り、領土防衛隊に入隊した。
ロシア軍と戦うウクライナ国民はどんどん増えている。米国、ドイツの兵器が一日でも早く届いてほしい。
ロシア軍と戦うのはウクライナ国民だけではない。クロアチアからは志願兵らがウクライナに向かっているという、そして、ラトビアでも国民がウクライナで戦うことを全会一致で議会が認めた。ポーランド、ラトビアに続く国は増えるだろう。

ウクライナの自由、民主主義を守るためにロシア軍と戦う市民はとんどん増えている。ウクライナは絶対に勝つ。プーチン独裁にウクライナ民主主義は勝利する。


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