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2020年02月21日

タイがTPPに参加 TPPは着実に発展している

タイがTPPに参加 TPPは着実に発展している
タイがTPP参加を表明した。ソムキット副首相は4月にも参加申請を表明する意向を示した。アジアでは日本、ベトナム、ブルネイ、シンガポール、マレーシアに続く6番目の参加となる。
TPPに参加しているベトナムの経済発展が目覚ましい。2018年の実質GDP成長率が7.1%と過去10年間でもっとも高い成長率を記録。2018年の海外直接投資は前年比9.1%増、2018年の輸出総額は2,447億ドル(約26.8兆円)と、ともに過去最高をマークした。
ベトナムの経済成長は中国からの外資資本の移動にある。中国は経済成長することによって労賃も高くなった。それで労賃の安いベトナムに移動する企業が増えたのである。それだけではない。米中貿易戦争で高関税を掛け合うことによって物価が高くなり、貿易量も低下した縫製業を中心に、制裁関税が課された中国製品の生産拠点が、中国からベトナムへ移行する動きが見られた。ベトナムに移行する企業は増え続けている。これからも高度成長を続けると予想されているのがベトナムである。
ベトナムはTPPに加入しているからベトナム経済成長は日本の経済発展にもつながる。そして、周囲のアジアの国々にも好影響を与える。
タイのTPP加入はTPPによるアジア経済を発展させるチャンスである。
西村康稔経済再生担当相はタイのソムキット副首相と会談し、同国の環太平洋連携協定(TPP)参加に向け、日タイ両国が緊密に連携していくことで一致した。タイの参加交渉が始まれば、2018年末に発効したTPPにとって参加国の拡大に向けた初めての動きとなると西村氏は確信している。

 タイには日本の電機、自動車・自動車部品メーカーなどが多数、製造拠点を置いている。西村氏はタイがTPPに参加すれば「日本のサプライチェーン(部品供給網)がより多様化して深みを増す」と歓迎し、「全面的に支援していく」と語った。
 TPPに合意した日本など11カ国は今年8月、メキシコで閣僚級の委員会を開く予定。タイの申請手続きなどが進めば、このタイミングでタイと参加国が交渉入りを決める可能性が高い。TPPは着実に発展している。


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