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2016年12月25日

共産党のロボットに成り下がった翁長知事・ミイラ取りがミイラになった






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共産党のロボットに成り下がった翁長知事・ミイラ取りがミイラになった
 翁長知事がオスプレイの普天間飛行場配備反対運動に参加したのは四年前の那覇市長時代であった。オスプレイ配備は県全体の問題であり、しかも共産党、社民党などの革新勢力が中心とした反対運動であったから自民党である那覇市長が先頭に立って積極的に参加するのはおかしなことであった。翁長氏以外の自民党政治家はオスプレイ配備に反対であるという発言はしたが革新が中心であるオスプレイ配備反対運動に参加はしなかった。
 翁長知事だけは共産党や社民党や社大党の議員、労組と一緒に反対運動をした。

普天間飛行場のゲート前で革新政治家や労組と一緒に拳を高々と突き上げた那覇市長時代の翁長知事である。
オスプレイ配備反対運動は、県民大会を開き、東京行動までやり、首相に建白書を渡し、盛り上がっていった。
  
翁長那覇市長は「保守革新を超えたオール沖縄による東京行動」を強調したが、先頭集団だけが沖縄から参加した翁長市長や革新、保守系の首長たちであったが、
 
彼らにつづくデモ参加者のほとんどは全国から動員した日教組、自治労、左翼系労組であり、保守の集団はなかった。それがデモ隊の実体であった。

なぜ、翁長雄志氏は那覇市長時代に共産党、社民党と一緒にオスプレイ配備反対運動の先頭に立ったか。自民党本部はオスプレイ配備を容認していたから沖縄の自民党は県民意識を考慮してオスプレイ配備に賛成はしなかったが、積極的にオスプレイ反対運動をすることはなかった。翁長氏は生粋の自民党員であり安保容認派であった。
オスプレイ配備の問題は全県的なものであり自民党であり那覇市長でもある翁長氏がオスプレイ配備反対運動の先頭に立つのは不自然であった。しかし、翁長氏は先頭に立った。翁長氏がオスプレイ配備反対運動の先頭に立ったのは那覇市長選に勝つための翁長氏のしたたかな選挙策略があった。
革新政党の強みは基地被害をなくすための反基地運動である。空飛ぶ棺桶と呼ばれ、いつ墜落するかも知れないと連日報道されているオスプレイの配備反対運動は県民の支持を高める。それが革新政党の選挙に有利になる。革新政党は那覇市長選にオスプレイ配備反対を選挙公約の目玉にする予定だった。
翁長知事は革新政党の選挙公約の目玉を潰すためにオスプレイ配備反対運動の先頭に立ったのである。その効果は絶大であった。
那覇市長選で革新政党はオスプレイ配備反対運動の先頭にたった翁長市長への対抗馬を立てることができなかった。対抗馬を立てないのはまずいと思った共産党が対抗馬を立てたが、翁長氏が村山氏に5万票の大差をつけて圧勝した。
翁長知事がオスプレイ配備反対の先頭に立ったのは那覇市長選で確実に勝つためであった。オスプレイ配備に反対だったからではない。

翁長氏は知事選挙では選挙に勝つために共産党、社民党等の革新政党と手を組んだ。
知事選挙で、候補者が自民党候補、革新候補、翁長氏の三氏で争ったら翁長氏が当選する可能性は低かった。選挙に勝つには革新と手を組むしかなかった。しかし、翁長知事と共産党は政治方針が違っていた。

共産党・・・日米安保廃棄・普天間飛行場閉鎖・撤去
翁長氏・・・日米安保容認・普天間飛行場県外移設

安保廃棄と安保容認は主張が完全に反対であり相容れることができない。安保廃棄の共産党は普天間飛行場の国内移設は反対であり閉鎖・撤去を目標にしている。ところが翁長知事は国内移設である県外移設を目標にしている。翁長氏と共産党とは選挙共闘ができない政治方針であったから共闘することはできるはずがなかった。しかし、知事選挙に勝つためには翁長氏は共産党と共闘するしかなかった。共闘するために翁長氏はとんでもないアイディアを考え出した。それが「イデオロギーは腹八分、六分にして沖縄アイデンティティで共闘する」というアイデアであった。
翁長氏は沖縄アイデンティティという理屈でイデオロギーの塊である共産党と手を組んだのである。手を組むために選挙公約を「辺野古移設反対」にした。翁長知事の県外移設と共産党の閉鎖・撤去と共通するのは辺野古移設反対であったからだ。
 共産党と手を組んだ翁長氏であったが、知事になった途端に共産党の強固なイデオロギーに縛られていった。

 翁長氏としては県知事になるために共産党を利用した積りでいた。そして、県知事になれば共産党とは適当に付き合っていこうと考えていただろう。しかし、共産党は翁長知事が適当に付き合える政党ではない。
 共産党は日本の政党の中では一番歴史が長く、二段階革命論という他の政党と比べて非常に強固な論理を持っている政党である。そして、党内の中央集権が徹底している政党である。沖縄の支部は中央の方針に絶対服従である。共産党は代表者を選挙で選ばない唯一の政党でもある。

 二段階革命、共産党一党独裁を目指している共産党は地方の県知事でしかない翁長氏が適当に付き合える政党ではない。

 共産党は普天間飛行場の閉鎖・撤去を主張している。しかし、翁長知事は県外移設を主張している。県外移設は国内移設であるから日米安保廃棄・米軍基地撤去を公約にしている共産党だから県外移設には反対である。ところが翁長知事が県外移設を主張し政府に要求しても共産党は翁長知事を非難しない。なぜ非難しないか。翁長知事と共闘しているから県外移設も認めていると思ったら間違いである。共産党が翁長知事を非難しないのは翁長知事と共闘しているからではない。翁長知事がどんなに頑張っても県外移設を実現する可能性がほとんどないからだ。
実現するはずがないから共産党は非難しないだけである。
 
オール沖縄の建白書にはしっかりと普天間飛行場の閉鎖・撤去を記入している。

1、オスプレイの配備を直ちに撤回すること。及び今年7月までに配備されるとしている12機の配備を中止すること。また嘉手納基地への特殊作戦用垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの配備計画を直ちに撤回すること
2、米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること

 建白書には閉鎖・撤去を明記していて、県内移設を断念することとは書いてあるが県外移設の文字はない。翁長知事はオール沖縄の代表者となり政府に県白書を提出したが、実は翁長知事の主張する県外移設は建白書には書いていないのである。翁長知事は県外説を何度も主張しているが閉鎖・撤去を主張したことはない。翁長知事は建白書違反をしているのである。しかし、共産党は翁長知事を批判しない。理由は県外移設を実現する可能性がほとんどないからだ。
 もし、県外移設候補地があがった時に共産党は徹底して反対運動をするだろう。翁長知事が県外移設を主張しても共産党が非難しないのは翁長知事と妥協をしているからではない。実現の可能性がないからだ。翁長知事が共産党が妥協をしていると思っていたらとんでもない勘違いである。共産党はとても頑固な政党である。政治的な妥協はしない。

 そのことが如実になったのが、10月に知事公舎で菅義偉官房長官と会談した時に年内の北部訓練場返還について翁長知事は「それは非常に良かった」と喜び、記者会見では「歓迎する」と言った。しかし、共産党は翁長知事の「歓迎する」に妥協しなかった。翁長知事に共産党の厳しい圧力であった。

 共産党は返還予定の北部訓練場は必要のない米軍基地であり、日米政府は必要のない基地を返還して、機能性の高いヘリパッドを建設すると主張し、4000ヘクタールの北部訓練場の返還は米軍基地の強化が目的であると説明している。だから、基地強化につながる北部訓練場の返還には反対している。共産党にとって北部訓練場の返還を「歓迎する」は禁句だった。
 ところが翁長知事は共産党の禁句である北部訓練場の返還を歓迎すると発言したのである。すぐに共産党から圧力がかかった。共産党の圧力におののいた翁長知事はすぐに「歓迎」しないと発言を変えた。共産党はイデオロギー政党であり、政治理論では一切妥協をしない。もし、翁長知事が「歓迎」を訂正しなかったなら翁長知事とは迷わずに決別する。そして、徹底して翁長知事批判をやっていく。それが共産党である。翁長知事は「歓迎」発言で共産党の怖さを思い知らされただろう。これからの翁長知事は共産党のいいなりになっていく運命にある。

 県知事選に勝つために共産党を利用したが、知事になった途端に共産党に利用されているのが翁長知事である。共産党のロボットになったといっても過言ではない。
 ミイラ取りがミイラになったのである。



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