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2014年04月13日

八重山教科書問題で革新側の敗北は見え見え



書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。


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八重山教科書問題で革新側の敗北は見え見え

 竹富町の慶田盛安三教育長の教育論は「学校の教育課程は自分の地域の特色、文化が大事。(採択地域は)小さければ小さいほどいい」というものである。
国が無償給付する教科書は国語は日本の文学や世界の文学を教え、数学、理科は自然や法則の仕組みを教える。社会科は日本や世界の地理、歴史、政治を教える。

自分の地域の特色、文化が大事という慶田盛教育長の教育論なら竹富町のことを中心に教えればいいから教科書は必要ない。しかし、それでは沖縄、日本、世界のことを知らない子供が育ち、子供は外の世界に飛び出していく気持ちがなくなるだろう。慶田盛教育長の教育論は一生竹富町で生きていく子供たちのための教育論である。閉鎖的であり、子供たちが外の世界に旅立っていくことを否定する教育論である。

教育の目的は、子供が世界に通用する教養を身に着けることにある。武富町には高校はない。高校進学するには石垣市や沖縄本島に移住しなければならない。本土の大学に進学する竹富町の子供もいる。
学校を卒業したら社会で働かなければならない。竹富町の多くの子供が沖縄本島や本土に就職するq@\4
。海外に就職する子供もいるだろう。
教育の目的は子供が成人になった時に一人前の社会人として生きていくための教養を身に着けるためにある。

慶田盛教育長は育鵬社版を拒否し東京書籍版に執着し、それを正当化するために、「学校の教育課程は自分の地域の特色、文化が大事。(採択地域は)小さければ小さいほどいい」と本来の教育の目的さえ見失っている。
国の教育方針は地域の特色、文化を教えるのを否定していない。むしろ歓迎している。竹富町の特色、歴史、文化を教えたければ教育委員が研究して本をつくり、教えればいい。しかし、小さい竹富町のことを年中教えるだけの資料はない。地域のことを教えるより教科書を教えるのが授業の中心となっている。

「(採択地域は)小さければ小さいほどいい」の教育論は竹富町を孤立させていく教育論であり、八重山地区を分裂させる教育論である。

狭い八重山地区である。育鵬社版を使用している石垣市や与那国町の情報は竹富町の市民にも伝わっているだろう。育鵬社版を使用したから生徒たちの考えがおかしくなったという噂はないはずである。
竹富町の市民は石垣市民と仲良くやっていきたいはずである。竹富町の役所が石垣市にあるのはお互いに助け合い、仲良くしていきたい気持ちの証だ。
育鵬社版を使用している石垣市、与那国町もなんのトラブルもなく、東京書籍版を使用している竹富町もなんのトラブルもなければ八重山地区の市民は教科書はどちらでもいいと考えるだろう。
頑なに育鵬社版を拒否し、地区協議会から離脱すると宣言し、竹富町を孤立させようとしている慶田盛教育長の主張が竹富町の市民に理解されるか疑問である。


最初の頃の慶田盛教育長は育鵬社版を拒否することに戸惑っていた。「県の教育委員会の支持に従う」というのが彼の態度だった。育鵬社版を拒否することができるかどうか慶田盛教育長は知らなかった。むしろ竹富町が大変なことになるかも知れないという危惧をもっていた。育鵬社版を拒否して東京書籍を採択しても国から罰せられないことを知っていたのは慶田盛教育長ではなく革新側ノブレーンであった。慶田盛教育長は一から十まで教えられ、革新のロボットとして行動したのだ。
慶田盛教育長は法律音痴である。裁判官が全教育委員会で教科書採択を賛成過半数で採択することをどのように決めましたかと訊かれた時に、全教育委員会の賛成多数で決めたと答弁して裁判官を苦笑させたことがあった。
教科書採択を賛成過半数で採択するか全員一致で採択するかの規約は、全員一致か、そうでなければ三市町の教育委員会がそれぞれ過半数にならなければ成立しない。つまり三市町が賛成した時に成立するのである。八重山地区協議会の規約づくりに参加したのに慶田盛教育長はそのことさえ知らなかったのだ。

慶田盛教育長は革新勢力の支持に従って育鵬社を拒否して東京書籍を採択した。しかし、矢面にたつのは慶田盛教育長であり発言をしなければならない。上からの指導もあり無難な発言をしてきたが、「(採択地域は)小さければ小さいほどいい」はなりゆき上言い放った慶田盛教育長も暴言だろう。頭のいい人間ならそんな発言はしない。そこはあやふやな表現をするのが普通だ。
竹富町が地区協議会から離脱すれば市民の反発が強くなり、むしろ竹富町教育委員会や県教委、革新側が境地に追い込まれる恐れがあることをよっぽどのバカでない限り知っている。うかつに離脱するとか「(採択地域は)小さければ小さいほどいい」とは言わない。
大田委員長は慶田盛教育長より頭がいいから、「県とテーブルについて話し合っていかないといけない」と発言し、単独採決が最終決定ではないことを匂わせている。

単独採決をするかしないかを決めるのは慶田盛教育長でもなければ竹富町の教育委員でもない。県の教育委員でもない。決めるのは共産党、社民党、自治労、日教組の幹部たちである。
なぜなら、単独採決するかしないかは八重山地区の市長、町長、議員選挙に強い影響を与えるからである。幹部たちはどちらにメリットがあるか懸命に分析しているだろう。

竹富町が単独採決するにせよ、地区協議会に残るにせよ。革新側の敗北は見え見えである。
鈍感な慶田盛教育長は堂々としているが、他の人間たちは頭を抱えているだろう。


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Posted by ヒジャイ at 11:47│Comments(0)八重山教科書問題
 
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