2020年04月01日
コロナ死者の少なさを世界に説明できない日本マスメディアの愚かさ
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コロナ死者の少なさを世界に説明できない日本マスメディアの愚かさ
共同通信は、「日本の状況『世界が当惑』 感染増を回避、理由分からず」の記事を配信した。
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は、「厳しい外出制限をしていないのに、イタリアやニューヨークのようなひどい状況を回避している」と世界中の疫学者は理由が分からず「当惑している」と配信した
米コロンビア大の専門家は、日本のやり方は医療崩壊を避けるため、意図的に検査を制限しているとみて「ばくち」であり「事態が水面下で悪化し、手遅れになるまで気付かない恐れがある」と警鐘を鳴らした。
ドイツの雑誌「ウィルトシャフツウォッヘ」は電子版の記事で、《欧州と違い多くの店舗が開いているのに、日本の感染者数は少ない。
「ニューヨークタイムズ」は新型コロナウイルスの対策をめぐり「日本人は真剣に受け止めていない」と批判した。そして、「日本では感染者数と死者数が比較的少ないため安心し、混雑した地下鉄に乗り、花見のために公園に集まったりしている」としている。また、検査自体も韓国と比べて15分の1近くしかしていないと批判した。
日本のことを詳しく知ることができるのは日本のメディアである。しかし、外国のメディアの間違いや疑問に答えることができる日本のメディアはない。日本のコロナ感染対策は世界で一番優れている。しかし、そのことを世界が知るには日本コロナ感染対策を詳しく調査して日本のコロナ感染対策医療が優れていることを素直に認めることが必要である。悲しいことにそのようなメディアは日本にはない。外国に向かって死者数が少ない原因を正確に発信しないから、「量検査VSターゲットを絞った検査、新型肺炎の日韓戦は韓国が勝利」という記事がワシントン・ポスト紙に載るのである。
パンデミック(世界的大流行)で猛威を振るっている新型コロナウイルスに対する韓国と日本の対照的な対応方法をめぐり、米国メディアは韓国を高く評価したとワシントン・ポスト紙は述べている。
米国メディアは、「日本はすべての人を対象にした検診は資源の無駄と考え4日以上の症状が4日間に続く場合にのみ検診する。これは本当に病気である人だけに限られた資源を効率的に集中するというものである。数字だけ見ると、日本の政策は成功である」と皮肉っている。日本は感染者数を少なくする目的の政策をしていると勘違いしているのである。米国メディアには無差別に診断して感染者を増やすより感染者の濃厚接触者を探し、集団感染を見つけて対処することを優先させた日本のコロナ感染対策を理解できないのだ。
韓国は屋外にもドライブスルー施設を設置して、数百か所の臨時検診所を設けて検査を優先した。軽い症状でも認められた患者は、家族に感染させないようにすぐに隔離させた。患者の健康状態を確認し、必要に応じて、患者を集中治療室に迅速に移送させた。感染者を早期に発見し隔離することが韓国の政策である。米国メディアだけでなくWHOやほとんどの国が歓迎した政策である。日本だけは世界と違ったコロナ感染対策をした。
人口5000万人の韓国は39万4000人が検診を受け、このうち9583人の感染者を発見した。1億2700万人の日本は約2万8000人を対象に検診を行い、1724人の感染者を発見した。
ワシントン・ポスト紙の理論であるならば日本の死者よりも韓国の死者が少なくなるはずである。ところが韓国の死者は152人で日本の死者は55人である。日本の方が死者は圧倒的に少ないのである。人口は日本の方が韓国の二倍以上であるから死者は2倍以上になるはずであるのに3分の1である。人口比でみると6分の1なのだ。
韓国のように感染者を多く見つけるのを優先するか日本のように感染拡大を押さえるのを優先するかの違いである。韓国のやり方は多くのメディアが発信したが日本のやり方を発信したメディアはなかった。せめて日本のメディアは発信してほしかったがやらなかった。
ジャーナリストの大御所である木村太郎氏はニューヨークタイムスの「検査が少ない。日本は運が良かったのかもしれないけど、もう運がないよ」の記事を信じ、「僕は手遅れだと思う」と言ったのである。日本の優れた医療を知る努力をしないで米国の報道を鵜呑みにする日本ジャーナリストは多い。国民のために必死にコロナウイルスと闘っている「クラスター対策班」を知らないのは愚かである。
Posted by ヒジャイ at 10:32│Comments(0)
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