2020年08月27日

日本の政治を支えているのはノンポリ国民


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日本の政治を支えているのはノンポリ国民

議会制民主主義国家日本を縁の下で支えているのはどんな国民か。それは保守か、それとも左翼か。保守でもなければ左翼でもない。それは政治に強い関心はないノンポリの国民である。

国会で過半数の議員を持つ政党が政権を握る。議員は選挙で選ばれる。国民の支持が多いのが自民党である。しかし、一番多い自民党でも支持者はわずか24%である。24%の支持票では過半数には達しない。支持票だけでは自民党は政権党になれない。
支持政党なしはなんと60%を超える。政権を左右するのは支持政党なしのノンポリの国民ということになる。自民党が国会過半数を獲得して政権を握って来た。ノンポリ国民の多くは自民党に投票してきたのである。民主党が圧勝した時はノンポリ国民は民主党を支持したが、政策がノンポリ国民の気に入るものではなかったから、次は自民党に投票して自民党が勝利した。
ノンポリ国民の第一は生活である。生活を豊かにしてくれそうな政党に投票する。生活を豊かにしてくれる政治を続ける政党であるなら次も投票し、そうでないなら別の政党に投票する。
議会制民主主義になった戦後75年間は支持政党なしの国民が国の政治を左右してきた。いわゆる戦後の政治はノンポリ国民が支えてきたと言っても過言ではない。
立憲民主党は野党が団結すれば自民党に勝てると思っているが、それでは勝てない。自民党に勝つにはノンポリ国民が望んでいることを研究し、自民党よりもノンポリ国民に支持される政策を打ち出さなければならない。野合では勝てない。
それに共産党とも共闘するような政党をノンポリ国民の多数が支持するとは思えない。
  

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2020年08月23日

香港問題は香港だけでなく中国の民主化問題でもある


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香港問題は香港だけでなく中国の民主化問題でもある

1968年のメキシコ五輪で、私はベラ・チャスラフラフスカに非常に感動した。琉球大学の男子寮の食堂の映りの悪い白黒テレビであったが、ベラの体操に私の目は釘付けになった。スポーツを見てあれほど感動したことはなかった。19歳の私は感動を詩に書いた。演技する姿にはメダルを越えたなにかがあり、彼女の魅力に私は惹かれた。

ベラ
われる拍手と歓声の中で
乱れた金髪を後光にほほえむベラ
踊り終えた肉体は安らぎ
安らいだ心が
生を終えた心が
よろこびをかみしめる

沈黙の世界がいつしかおとずれる
棘をもたない花
金貨で買えない真珠
目が遠い宇宙をみつめる
そこにはなにもない

血のにじむ練習
自信 転落 絶望 回転
喜び 躍動 希望 自信
過去の世界
宇宙塵と散った過ぎし日
過去も見えない未来も見えない 現実も

真空の無時間の世界であなたは生きていた

平均台
マット
跳馬

生きていた場所から去ったあなたはよろこびを噛みしめる
ああ すばらしいあなたの姿
女神よりも尊いあなたの姿
涙を一粒
喜びのあなたの涙が私の胸に落ち
わたしはうちふるえ 高鳴り 熱くなり
よろこびとも悲しみとも言えない
いわれのない
涙があふれでる
  
なぜ、私はあれほどに感動したのか。その理由はかなり後になって分かった。
チャスラフスカは1968年のチェコスロバキアの民主化運動(「プラハの春」)の支持を表明して「二千語宣言」に署名した。同年8月のワルシャワ条約機構によるロシアが軍事介入をして、プラハに侵攻してきた。弾圧から逃れるために彼女は身を隠さざるを得なかった。彼女のメキシコオリンピック参加は非常に危ぶまれていたが、オリンピック直前にようやく出国を許可された。彼女はこのとき、祖国の屈辱をはね返すために、最高の演技を誓い競技に臨んだ。そして、圧倒的な強さを見せたのである。弾圧に屈しない彼女の内に秘めた闘いの魂は体操の演技に昇華して私を感動させたのだ。
『二千語宣言』に署名したチャスラフスカは金メダリストとしての栄誉をはく奪され、職を失い、苦しい生活を強いられる。うつ病にもなったという。しかしそれでも彼女の不屈の精神は弾圧に負けず転向することはなかった。1989年にチェコスロバキアが民主化されるまでの21年間、彼女は耐えに耐えて生き抜いたのである。
 民主主義はしたたかである。香港の民主主義の闘いは絶対にくたばらない。時代は民主主義の味方だ。中国内部にも民主主義は浸透している。香港が中国独裁に組み込まれるのではなく、中国独裁が民主主義に組み込まれていく。「香港国家安全維持法」が施行はそれの始まりだ。
  

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2020年08月20日

韓国 電子バイオリンで素晴らしい演歌演奏 感動した 

韓国 電子バイオリンで素晴らしい演歌演奏 感動した 

以前はラジオやテレビなどで流れる歌を聞くだけであったが、ユーチューブが登場すると、聞きたい歌が自由に聞けるようになった。ほとんどの曲はユーチューブで聞いた。
美空ひばりの弟で小野透という俳優が居て、彼が「俺らにゃないのか青春は」を歌っていた。小学生の頃である。その歌がとても好きというのではなかったが心に残る歌の一つであった。昔は美空ひばりの弟ということでこの歌はたまに流れていたが、30年以上聞いたことがない。ユーチューブで探したらあった。今聞いてもいい歌だ。
藤圭子が天才歌手であるというのもユーチューブ知った。藤圭子と言えば「圭子の夢は夜開く」が有名であるが、ああいう雰囲気の歌手と思っていた。ユーチューブで美空ひばりの「悲しい酒」を歌っているのを聞いて驚いた。藤圭子は天才だ。藤圭子は多くの歌手のリカバリーもしていた。片っ端から聞いていった。
ユーチューブで聞きたい歌は次から次へ聞いていった。私の知っている歌は全てユーチューブにあった。
最近はまだ聞いていない歌がないか考え、歌を思い出すとユーチューブで探して聞いている。知っているほとんどの歌は聞いてきたので思い浮かぶ歌はなかなか出てこなかったが、ふとサチコが頭に浮かんだ。誰が歌ったか知らないし、何度も聞いた歌ではない。しかし、一度聴いたら心に残る歌である。歌手の声はハスキーで独特の声である。その歌手の歌った曲はサチコ以外には知らない。サチコはとても心に響く歌だった。
 ユーチューブでサチコをクリックすると一番上の画像にサチコ ニック・ニューサとあったのでクリックした。、ハスキーで独特の声は心に沁みる。切ない感じがひしひしと伝わってきた。やはり、心にしみるいい歌である。
 サチコを紹介している画像にバイオリンを弾いている画像があった。女性のバイオリストである。バイオリンの音は好きじゃないが、バイオリンでサチコをどのように弾くか興味が湧いてきたのでクリックした。
 電子バイオリンであるが、演奏に驚いた。演歌にぴったりの音色であるのだ。クラシック音色ではない。電子バイオリンでサチコを歌っている・・・。そうとしか言えない演奏である。


歌詞の言葉がひとつひとつ聞こえてくるような感じである。バイオリストの表情もサチコの世界に入って表情が素晴らしい。予想を超えるバイオリン演奏であった。

驚いたのは歌詞が日本語ではなく韓国語で書かれていることだった。彼女は日本人ではない。韓国人である。演奏の目的は日本人ではなく韓国人に聞かせるための演奏なのだ。しかし、演奏を聴くとそうは思えない。日本の演歌ファンに聞かせるのが目的で弾いているとしか思えない。コメント欄には日本語のコメントが多い。彼女の電子バイオリンを聞けば日本人も感動しファンになる。私のように。
彼女の演奏は日本人以上に日本演歌の情緒に浸っている。胸が締め付けられる。
サチコを発表したのは6年前で視聴者は99万人余である。その後も演歌を発表している。
みちづれ170万、みだれ髪21万、涙の連絡船38万、裏町酒場129万、細雪44万などを発表している。最近は日本語も加えている。日本のファンが増えたからだ。韓国にも日本の演歌ファンは多いのだろう。

彼女の名前はJo Å Ramという。
  

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2020年08月17日

日本政府が韓国に制裁するのは当然である 独立国家としての威信がかかっている


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日本政府が韓国に制裁するのは当然である 独立国家としての威信がかかっている
徴用工裁判問題は実は単純な問題である。
日本も韓国も三権分立国家である。そして、独立国家である。日本の法律を韓国に適用することはできないし、韓国の法律を日本に適用することもできない。当たり前のことである。当たり前のことを基礎にして考えれば徴用工裁判問題は簡単にけりがつく。

元徴用工の裁判で日本は2007年に判決し、韓国は2018年に判決した。

日本の最高裁は日本企業は元徴用工に賠償義務はないと判決
韓国の最高裁は日本企業は元徴用工に賠償義務はあると判決

 日本の判決と韓国の判決は違った。それだけのことである。

文大統領は、韓国は三権分立国家だから司法の判断に行政は介入できないと述べ、日本企業の元徴用工への賠償を認めた。文大統領は正しい。行政が最高裁の判決を変えることはできない。8月3日には元徴用工側が差し押さえている日本企業の株を現金化することを許可した。許可を行政の韓国政府が止めることはできない。それが文大統領の立場である。
 
 日本の判決は賠償義務はないという判決を下した。日本政府は日本の判決を守る義務があることを無視してはいけない。
日本の最高裁は日本企業は元徴用工に賠償する必要はないと判決を下した。元徴用工が日本企業が承知しないのに資産を奪うことは許されないことである。日本政府にとって日本企業の資産を現金化して元徴用工の収入にすることは許してはならない行為である。国内であれば元徴用工の行為を政府が止めることができる。しかし、外国である韓国では直接止めることはできない。
独立国家、三権分立国家である日本は外国の韓国の地であっても日本の判決を破り、違法な行為によって日本企業の資産を奪うことは許せない。直接元徴用工側に制裁を加えることができればいいのだが外国だからできない。日本政府にできることは韓国が違法行為をやったと解釈して韓国に制裁することである。
もし、資金の現金化になにもしなければ韓国の判決を容認することになる。それは日本の判決が韓国の判決に従属することになる。韓国の法が上で日本の法は下ということだ。日本政府としては絶対に容認できないことである。

日本政府は日本が独立国家であることの威信をかけて制裁をしなければならない。韓国の判決が正しいか否かではない。日本企業の資産の現金化は日本の最高裁判決を破るからである。安倍政権は独立国家としての威信をかけて韓国に制裁行為をするのだ。制裁をしなければ、安倍政権は独立国家としてのプライドを喪失した政権になってしまう。韓国に従属した政権として歴史に残るだろう。汚名政権にならないために安倍政権は確実に制裁をする。
菅官房長官は日本企業に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟問題を巡り、韓国の裁判所による資産の差し押さえ手続きが完了したことについて、「明確な国際法違反だ。現金化に至れば、(日韓関係に)深刻な状況を招くので避けなければならない」と述べた。深刻な状況とは安倍政権の制裁が強烈であり韓国社会が深刻な状況になるということだ。
このことにやっと気づいたのが文大統領である。文大統領は8月15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で、大法院判決を尊重するとの立場を改めて強調。「被害者が同意できる円満な解決策」を日本と協議する用意があり、「日本と共に努力する」と演説した。判決が下りた時に安倍政権が協議を申し入れた時に、「韓国は三権分立の国家であり、司法の判決に行政が関わることはできない」と協議を断った文大統領である。今頃になって円満な解決のために日本と協議をするというのは呆れるしかない。韓国内の徴用工裁判は韓国の問題であり韓国内で解決するべきであると安倍政権はすでに宣言している。安倍政権が協議に応じることは絶対にない。協議をしたとしても韓国で解決しろというだけである。そして、現金化したら韓国を精細すると忠告をする。それだけのことだ。
韓国が安倍政権の制裁を止めるには資産の現金化を止める以外にない。
 徴用工問題では日本も韓国も最高裁で判決を下した。つまり両国とも徴用工問題は法的に解決したのだ。行政は法に従わなければならない。日本政府は日本企業の資産が現金化された時は韓国に制裁を加えると判決が下った時から明言している。現金化されなければ制裁はしない。日本政府の態度は決まっている。
 韓国政府が日本政府の制裁を受け入れる覚悟があれば現金化を容認すればいい。制裁を受け入れたくなければ元徴用側が現金化することを止めさせればいい。止めさせるには賠償金を政府やそれ以外の団体が払うことが必要になる。それは韓国政府が考え努力することであって日本政府には関係ない。

 それだけのことである。

 残念なことがある。日本の専門家やジャーナリストが法的には日本、韓国で解決したことを認めたうえで、日本政府はどうするべきか、韓国政府はどうするべきかを論じていないことである。

 韓国の判決を批判する根拠として、日韓の請求権問題は、1965年の日韓請求権・経済協力協定で「完全かつ最終的に解決」していることをあげる。最終的に解決したのだから賠償金を請求するのは間違っているというのだ。しかし、判決は下ったのである。裁判の途中であるなら元徴用工に賠償しなくてもいという判決を導くために主張してもいいが、判決は下った。判決をどんなに批判しても批判が正しい理論であっても元徴用工訴訟で韓国の最高裁が下した判決が覆るものではない。裁判は終わったのであり、批判してもなにも変わらない。

 韓国の判決が正しいか正しくないかはどうでもいいことである。日本の判決と韓国の判決を比べることもどうでもいいことである。重要なことは日本政府は日本の判決を死守することである。死守しなければ日本の法治主義が崩壊する。大袈裟に言えば法治国家ではなくなる。元徴用工の最高裁判決を絶対に死守して判決を裏切る行為してはならない日本政府である。それが法治国家日本の行政の使命である。この重要な問題を真剣に追求する専門家、ジャーナリストが日本には居ない。

 徴用工問題は日本で起こったことである。日本で起こったことを韓国で裁判をすることができるか。本来はできない。二か国で裁判をすれば今回のように違う判決が出る可能性が高い。それが二国間の対立を生み出し、最悪の場合は国交断絶、戦争に発展する可能性がある。国際法では国と国は平等であり国が国を裁くことを禁じている。
韓国は日本を加害国、韓国を被害国と位置付けている。加害国と被害国の判決が違う可能性は高い。それを避けるために裁判は事件が起こった国で裁判をするのが定説である。しかし、元徴用工裁判は加害国と被害国の二か国で行われたのである。この矛盾を黙認しているのが専門家、ジャーナリストである。同じことが韓国で起こった時、韓国だけでなく日本でも裁判をしていいのかと問題にする専門家、ジャーナリストは皆無である。。

韓国での裁判を正当化するためにつぎのように説明する。
主権国家は他の主権国家を国内法廷で裁くことができない。それが主権免除と呼ばれる国際法原則であると述べた後に、元徴用工弁護団は、あえて、個人が、私企業を訴える形をとることによって、請求権協定の枠外と主張する請求権の確立を狙ったというのである。その戦略が奏功し、韓国大法院は、請求権協定の枠外の請求権だという論拠で、今回の決定を行ったと説明している。
もっともらしい説明であるが、肝心ことが抜けている。日本で起こったことをなぜ韓国で裁判することができたかの説明はしていない。個人が、私企業を訴える形をとることは日本でもできる。日本でやっても韓国大法院と同じ判決が下るなら日本でやればいい。韓国でやることはない。しかし、韓国でやった。日本国内で起こったことを韓国の法律を適用したのが徴用工裁判である。主権国家は他の主権国家を国内法廷で裁くことができないというのは日本で起こったことは韓国で裁くことはできないいうことである。個人が私企業を訴える形をとっても日本で起こったことは韓国の法律で裁くことはできない。ところが個人として訴えれば韓国でも裁けるようなイメージを振りまいている専門家が多い。

韓国の判決を正当化する専門家、ジャーナリストは、日本の最高裁判決で日韓請求権協定で実体的な個人の賠償請求権は消滅していないと判断したことを終始するが、元徴用工に法的に賠償しなくていいという判決を下したことは重視しない。裁判でもっとも重要な点は内容ではない。判決の結論である。結論は賠償しなくていいなのだ。日本の判決の重要な結論を問題にしないのに、韓国大法院が賠償しろという判決を下したことを重視する。そうであるなら日本の最高裁は弁償しなくていいという判決を下したことも重視するべきである。

韓国の徴用工裁判を正当化するために、
「徴用工裁判は韓国人が独りよがりに過去を蒸し返して起こされたものじゃなくて、実は日本の最高裁の判決がその基礎になっている。日本の判決では法として賠償を認めることはできないが個人の請求権はある。だから、企業に賠償を交渉する権利はあるとしている。このことを拡大解釈して、韓国の大法院は日本の最高裁が言っている内容を土台にして弁償するように判決をした」
と専門家は説明している。
日本の法律は日本の国会でつくり、韓国の法律は韓国の国会でつくる。お互いに独立した関係が法律である。韓国の大法院が日本の最高裁の判決を土台にすることはない。土台にすれば日本国会でつくった法律に韓国の大法院が従属したことになる。独立国家韓国の恥である。韓国大法院の判決を正当化するのに独立国家としてやってはいけないことをやったようにいうのである。

法には国境がある。日本の法が韓国に適用されることはないし、韓国の法が日本に適用されることもない。日本で起こったことは日本の法で裁き、韓国で起こったことは韓国の法で裁く。それが鉄則だ。鉄則を破ったのが韓国である。鉄則破りを正当化しているのが日本の専門家、ジャーナリストである。  

彼らが韓国大法院の判決の正当化に頑張っても、現金化されれば日本政府は制裁をする。制裁を非難しても制裁を止めることはない。日本で徴用工裁判をするのは正しい。韓国で徴用工裁判をするのは間違っている。これが徴用工裁判問題の根本である。
  

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2020年08月14日

でかいゴーヤーが採れた

でかいゴーヤーが採れた


 牛乳パックと同じくらいの大きさである。スーパーではこんなに大きいゴーヤーは売っていない。すぐに熟して黄色くなり売り物にならないからだ。スーパーに出すのは4、5日でも熟することがないように早めに収穫したゴーヤーである。それにしてもこんなに大きいゴーヤーは珍しい。普通ならこのくらい大きくなる前に熟する。


 これが熟したゴーヤーである。大きいゴーヤーの3分の2くらいの大きさである。普通はあんなに大きくはならない。大きくなる前に塾する。
この三つのゴーヤーは屋根のテレビアンテナに絡まっていたゴーヤーの茎にぶらさがっていたものだ。
 私は外人住宅に住んでいる。花壇にするくらいの土地があるが、花を植えるのは好きではない。食い物の野菜を植えるのが好きだからゴーヤーを植えた。狭いから棚はつくれない。だから、屋根から網棚を下ろして、縦の棚をつくった。


 ゴーヤーは順調に成長した。そして、屋根にまで到達するとアンテナ線に絡まって伸びていった。テレビはちゃんと見ることができたのでそのままにしていた。
 ゴーヤーの茎は伸びていきアンテナまで届きそうになった。アンテナに絡むのはまずいと思い、ゴーヤーの茎をアンテナから引き離すために屋根に上ることにした。はしごを上り、アンテニ近づいてゴーヤーの茎を見て驚いた。なんとアンテナの配線にからまっているゴーヤーの茎に大きなゴーヤーがぶら下がっているではないか。三個も。信じられない。高いから養分は十分に行き届かなくなり実は小さくなるか、よくて普通だと思っていた。ところが大きいのである。なぜだろう。不思議だ。
 大きいゴーヤーは苦みが薄くなるがうま味が深くなる。その味が好きだ。特にアバサゴーヤーがそうである。私はアバサゴーヤーが好きだからアバサゴーヤーだけを植えている。
 来年は屋根に低い棚をつくろう。ゴーヤーは屋根に上らせる。大きいゴーヤーができるかの実験だ。ゴーヤーが屋根で栽培できるなら、縦の網棚はキュウリとモーイ栽培に利用しよう。来年が楽しみだ。
  

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2020年08月13日

県の方針に沖縄科学技術大学院大学長が反対

県の方針に沖縄科学技術大学院大学長が反対
 琉球新報に沖縄科学技術大学院大学長の「【OIST特別寄稿】コロナ今こそ大量検査 沖縄観光守るため県は投資を」が掲載された。
ピーター・グルース学長は、トランプ大統領の「5000万回検査をする代わりに、2500万回行えば、感染確認の数は半分になる」との発言を引用して、この考え方を極限すれば、「検査がなければ、感染もないということになります。慰めとなる想像ではありますが、はっきり言ってナンセンスです」と述べ、県の検査方針に反対した。
 ピーター・グルース学長はコロナウイルスの感染者のうち、かなりの数の人が無症状か、あるいは軽度の症状しか出ていない。このような感染者が知らずに他の人にウイルスを渡し続けている。無症状者が重症化リスクの高い人たちへ拡散する可能性が約6倍高くなることを指摘している。
無症状の感染者を特定できない場合、沖縄における感染の第2波は悪化する一方であるから、全体に検査体制を確立して、無症状のままウイルスをまき散らす感染者を検出し、ウイルスを追跡することをピーター・グルース学長は強調している。
「沖縄県は、大量検査実施に思い切った投資をすることが求められます」と述べ、大量検査こそが沖縄の人々の健康を守り、沖縄経済にとって重要な観光業を守る方法であると断言している。
濃厚接触者は全員PCR検査を絶対にするべきである。無症状者を検査からはずすということはコロナ感染を拡大するに等しい。だから沖縄科学技術大学院大学長は無症状者もみんな検査すべきであると主張したのである。
中山石垣市長に続きピーター学長も県の方針に反対した。県方針に反対する県内の市町村長、医師が増えてほしい。

県は政府の観光支援事業「GO TO トラベルキャンペーン」が始まった7月22日から独自に那覇空港で実施しようとしていた検査を医師の確保ができないことを理由に実施していない。あきれてしまう。感染を防ぐために絶対にやらなければならないのが空港検査である。
  

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2020年08月12日

黄泉の国の神風特攻隊

黄泉の国の神風特攻隊
「ここはどこだろう。」
加藤次郎は突然一度も来たことがない場所に立っていた。空も雲もない。家も木もない。山もない。風もない。道もない。見慣れた風景がない不思議な場所である。夢の中だろうか。自分はまだ寝ていて、夢の中に居るから風景がない世界に居るのだろうか。加藤は当たりを見回した。風景のない世界だ。やはり夢を見ているのか・・・加藤は首を振った。
・・・・いや、そうじゃない・・・・夢じゃない・・・・
寝ているはずがない。自分はゼロ式戦闘機に乗って憎っくき米艦船に突っ込んでいった。そうだ。私は特攻隊として敵艦船に突っ込んでいったのだ。看板目掛けて私のゼロ式戦闘機は一直線に突っ込んだ。逃げ惑うアメリカ兵。恐怖に顔が引きつっている金髪の海兵隊の姿も見えた。ぐんぐん甲板が近づいていった。
 加藤次郎の記憶はそれから真っ暗になった。真っ暗になってからどれほどの時間が経ったのだろうか。もしかすると時間は全然経っていないかもしれない。加藤次郎は腕時計を見た。時計は一時三分三十五秒のまま動かない。どうやら艦船に突撃した瞬間から時計は止まっているようだ。
 太陽は出ていないのに明るい。道もない。家もない。山も見えない。海も見えない。奇妙なところである。
 暫くして加藤次郎は天国に居るのではないかと思った。自分はゼロ式戦闘機に乗って勇敢に敵艦船に突撃をした。爆弾を抱えて艦船の看板に突っ込んだのだから生きているはずがない。ああ、自分は死んだのだ。死んだという実感はないが、これまでのことを考えると自分が死んだということは納得できる。ああ、自分は死んだのだ。もう二度と地球の大地の上に足を踏みしめることはできないのだ。父や母に会うことはできない。妹の由美子と会うこともできない・・・・・。
 加藤次郎は自分が死んだという事実にさびしさがこみあげてきた。しかし、死んだことに後悔はない。自分は神風特攻隊員として大日本帝国のためにゼロ式戦闘機に乗って敵艦船の甲板に突っ込んだのだ。自分の命と引き換えに敵艦船を大破したのだ。米艦船は沈没しただろう。加藤次郎は家族や友人に会えなくなったさびしさはあったが責任は果たしたという充足感もあった。
鬼畜アメリカが日本本土上陸するのは絶対に阻止しなければならないのだ。そのためには自分の命なぞちっとも惜しくはない。日本国のため天皇のためにあるのが自分であるのだ。日本男子として当然のことをやっただけだ。
次々と自分に続いて特攻隊が鬼畜アメリカの艦船に特攻していき、日本に真の神風を吹かすのだ。そして鬼畜アメリカを駆逐してやるのだ。日本には神風があるのを軽薄アメリカは知らないだろうが、神風特攻隊の攻撃が続けば本当の神風が起こりアメリカ艦隊は海の藻屑となるのだ。
「天皇陛下万歳。」
加藤次郎は興奮して声高に万歳をしていた。すると、山がないのに、
「天皇陛下万歳。」
と山彦が返ってきた。いや、山彦ではない。次郎の声とは違う声だ。すると反対の方からも、
「天皇陛下万歳。」
が聞こえた。聞き覚えのある声だ。
「いとーかあー。」
加藤は声の方に向かって叫んだ。
「かとーかあー。」
加藤の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
「いとー。」
加藤が叫ぶと、
「かとー。」
伊藤の声が返って来た。まさかこんなだだっ広いなにもない所で突然に伊藤の声が聞こえるとは。ああ、神の導きなのだろうか。
加藤は声のする方に走った。加藤は走って驚いた。走るのが早いのだ。それも人間の速さとは桁が違った。人間の走る早さは百メートルを10秒代で走るのが世界最速である。ところが加藤の速さは百メートルを一秒以下で走るのだ。いや、音速くらいの速さである。
 声のする方のはるか彼方に人間の姿は見えなかったが、暫くすると米粒のようなものが見え、それが見る見るうちに大きくなりやがて人間の姿になった。
「伊藤。」
「加藤。」
二人は再開を喜んだ。
「おう、伊藤。無事だったか。」
加藤が言うと伊藤は返事に途惑い苦笑いした。
「はあ。無事と言えば無事だと言えるし。そうではないとも言えなくはないし。」
伊藤の戸惑いに加藤は自分たちが死んだということを思い出した。
「ああ、そうか。私たちは死んでいるのだ。無事であるかと聞いたのは愚問であった。私は駆逐艦の甲板に体当たりした。駆逐艦は沈没したと思う。」
加藤は言った。
「私は敵空母の甲板に突っ込んだ。大破したと思う。
しかし、私の抱えていた爆弾で空母が沈没したかどうかは疑問です。しかし、甲板を爆発させましたから、戦闘機の利発着はできなくなったはずです。」
「そうか。それでいい。」
どこからか声が聞こえた。
「天皇陛下万歳。」
かすかに聞こえる。
「あの声は岡部憲次ではないか。」
「いや、小泉八郎だと思います。」
「そうかなあ。私には岡部の声に聞こえたのだが。」
二人は耳を澄ました。
「天皇陛下万歳。」
かすかに聞こえた。
「やっぱり岡部憲次だ。」
「いえ。小泉八郎です。」
「声のする方に行こう。」
二人は音速以上の速さで声のする方に移動した。近づくにつれて声は大きくなりはっきりと聞こえるようになった。岡部憲次と小泉八郎の声が重なっていてひとつの声になっていた。
「おうい。おかべー、こいずみー。」
加藤が叫んだが、声の速さと加藤の速さは同じくらいで声と一緒に岡部と小泉のいる場所に到着した。
「加藤。伊藤。」
「岡部。小泉。」
四人は再会を喜んだ。
「ここは天国ですかね。」
「天国なんだろうな。」
「いやいや。天国ではなくて、あの世だと思う。」
「天国とあの世は違うのか。」
「そりゃあ、違うだろう。あの世はひとつだが、天国は地獄もある。あの世から天国と地獄に別れるのだろう。」
「とすると、ここは仮の居場所というわけか。」
「そうだ。」
加藤と小泉は回りを見渡した。
「なにもありませんね。」
「なにもない。」
四方八方に障害物はひとつもなく遥か遠くまでなにもない。地平線も見えない。
「そう言えば、腹が空かない。」
「喉も渇かない。」
「そう言えばそうです。」
「今まで気づかなかったが、腹が空かない、喉が渇かないというのも不思議なものです。三度の食事の前は腹が空いた。水を飲まなければ喉が乾いた。でもここでは腹が空かないし喉も渇かない。なんか妙な感じです。ご飯を食べないで水も飲まないと死んでしまうとつい不安になるが、なんのことはない。私は死んだのです。腹が空かない、喉が渇かないということは死んだ証拠ですね、やっぱり私は死んだのですね、」
小泉は自分が死んだことにがっかりした。
「しょぼくれた顔をするな。私たちは天皇陛下のためににっくきアメリカ軍をやっつけたのだ。私たちは名誉ある戦死をしたのだ。胸を張れ小泉。」
加藤は小泉を叱咤した。
「はあ。」
小泉は肩を落とした。
「加藤。こいつは好きな女性がいてな。結婚する約束をしたのだが、結婚する前に特攻命令が下ったのだ。しょほくれるのも無理ない。」
「そうなのか、小泉。」
「はあ、まあ。」
小泉は口を濁した。
「日本男子がそのくらいでくよくよするな。我々は天皇の子として生まれ天皇のために死んでいくのを運命としているのだ。
『海ゆかばみずく屍
山ゆかば草むす屍
大君のへにこそしなべ』
だ。そうだったじゃないか。好きな女と結婚できなかったくらいでめそめそめしやがって。日本男子の恥だ。」
「加藤。そんなに小泉を責めるなよ。」
加藤は優柔不断な小泉にいらいらしていた。
「責めてはいない。当たり前のことを言っているだけだ。」
加藤の苛立った声に小泉はますます萎縮した。
「すみません。」
伊藤が小泉をかばった。
「勘弁してやれよ。人間なんだから完璧ではないんだ。好きな女性と結婚できなかったからがっくりするのもそれはそれでいいじゃないか。」
伊藤の意見に加藤はむっとした。
「伊藤。今日本はどんな状況か分かっているのか。国民総出で戦争をしているのだ。日本が戦争に勝つために老いも若きも男も女も命がけで戦っているのだ。そんな時代に好きな女性と結婚できなかったからめそめそめするなんて許されることではない。色恋にうつつをぬかすなんて許されないことだ。ぶん殴ってやりたい気持ちで一杯だ。」
「まあまあ。そんなに興奮するな加藤。お前は小泉を色恋にうつつを抜かしていると非難しているが、小泉は任務を立派に完遂したのだぞ。」
岡部は小泉を殴る勢いの加藤の肩を掴んで加藤を小泉から離した。
「小泉はな。航空母艦の司令室に突撃して司令室を木っ端微塵にしたのだ。そうだよな小泉。」
「は、はあ。」
加藤は小泉が航空母艦を大破させたことに感動した。
「すごい。それはすごい。すごいじゃないか小泉。」
「は、はあ。大破したかどうかは分からないです。なにしろ、爆発は見ていないので、爆発したかどうかは知りません。なにしろ、爆発する前に気を失ったものですから。」
岡部は笑った。
「そりゃあそうだ。爆発した瞬間に俺たちの肉体はバラバラになってしまう。つまり死んでしまう。逆にいえば気を失ったつまり死んだということが爆発をやった証拠になるんだよ小泉。」
「は、はあ。」
「自信を持てよ。お前は特別攻撃隊として立派に任務を果たしたのだ。」
「で、でも。」
「でも、なんだ。」
「いえ。なんでもありません。」
小泉は下を向いた。岡部は小泉の内心を知っているかのようににやにやした。
「航空母艦を大破した栄誉より好きな女性と一緒になれなかったことの方が小泉の衝撃は大きいということか。」
小泉は内心を見抜かれて慌てた。
「い、いえ。そんなことはありません。」
岡部は苦笑した。
「なあ小泉。俺たちは死んじまったんだ。なにくよくよしているんだ。ここでは嘘をつく必要はないんだ。ここはあの世なんだぜ。この世ではないんだ。分かっているのか。」
「はあ。まあ。」
まだ軍国主義真っ只中の現実に生きていた習性が小泉の体から抜けていなかった。本音をしゃべると密告されて憲兵に逮捕される恐怖が小泉の感性に残っていた。
「雪江さんと結婚できなかったことを悔やんでいるのだろう。ここはあの世だ。堂々と言っていいんだ。」
「いえ。とんでもありません。」
憲兵に聞かれたら大変であるとでもいうように小泉は岡部の口を覆って回りを見た。
「聞き捨てならん。」
加藤は怒った。
「結婚できなかったことを悔やんでめそめそしているのか。それでも日本男子か。お前は大日本帝国の人間として恥ずかしくないのか。天皇からもらった命なんだぞ。大日本帝国のために捧げることこそが最高の命のありかたなのだ。」
「はあ、はい。」
伊藤がにやにやした。
「加藤は恋を知らないなあ。知らないからそんな偉そうなことが言える。」
加藤は伊藤の言葉にむっとした。
「今は戦時下なのです。恋うんぬんにうつつを抜かしている場合ではありません。」
「おお、くわばらくわばら。」
伊藤は加藤をからかった。その時、遠くで声がした。四人は耳を澄ました。
「天皇陛下万歳。大日本帝国万歳。」
という声が聞こえた。四人は顔を見合わせた。
「石原の声ではないか。」
「清水の声も聞こえる。」
「赤木の声も混じっている。」
「鴨井の声も聞こえる。」
四人は各々声の主の名前を呼んだ。すると向こうからも加藤たちの名前を呼ぶ声がした。
「彼らもアメリカの艦隊に突撃したんだ。」
「ここの世界に来たということはそういうことだ。」
地平線の方に米粒ほどの黒い塊が見えそれが見る見るうちに大きくなってきた。
「加藤先輩。」
「伊藤先輩。」
「小泉先輩。」
「岡部先輩。」
石原、清水、赤城、鴨井は加藤たちの所にやってきた。
「おお。無事だったか。」
と加藤は言ってから途惑った。死んだのに無事と言うのは変である。
「はい。石原は無事敵艦船の横っ腹にぶち当たりました。」
「清水も敵艦船の横っ腹にぶち当たりました。」
「赤木は敵艦船にぶち当たりました。」
三人は成果を報告したが鴨井だけは黙っていた。加藤たちは鴨井の報告を期待して待ったが鴨井は首をうなだれて黙っていた。
「鴨井はどうだった。」
加藤が聞くと鴨井はますます体を縮めた。
「どうした鴨井。」
「鴨井は体当たりに失敗したのです。」
黙っている鴨井の代わりに石原が答えた。
「そうなのか鴨井。」
加藤が聞くと鴨井は黙っていた。
「鴨井。答えろ。」
加藤は厳しく言った。鴨井は首をうな垂れてじっとしていたが、加藤の詰問が次第に厳しくなっていったのに耐え切れずに鴨井は肩を震わせて泣いた。
「加藤。鴨井を責めるのはそれくらいにしろよ。鴨井だって敵軍艦に体当たりしようと頑張ったんだ。」
伊藤は鴨井をかばった。
「なに言っているんだ。日本は物資が少ないんだ。物を大事にしなければならないんだ。戦闘機一機、爆弾のひとつも粗末にしてはならないんだ。神風特攻隊は百発百中でなければならない。そのために人間が操縦して敵艦に体当たりしているのだ。鴨井は国民の血の一滴である零式戦闘機と爆弾を無駄にしてしまったのだ。」
加藤の反論に伊藤はなにも言えなかった。鴨井はわーっと泣いて土下座した。
「すみませんでしたー。」
岡部は鴨井を抱き起こした。
「加藤の言う通りであるだ。否定はしない。しかし、もう俺たちは死んだのだ。鴨井だって敵艦に突っ込む積もりでいたから死んだのだ。死んだ人間をそんなに責めるなよ。死んでも責められたらかわいそうだ。」
加藤は岡部の説得に納得する様子はなく憤然としていたが、、それ以上鴨井を責めることはしなかった。

海ゆかばみずく屍
山ゆかば草むす屍
おおきみの
へにこそ死なめ
かへり見はせじ

海に行ったならば 水に漬かった屍(死体)になり
山に行ったならば 草の生えた屍になって
天皇の 
お足元で死のう
後ろを振り返ることはしない

遠くから歌が聞こえてきた。
「あれは黒川の声だ。」

別の方からも歌が聞こえてきた。

ひとの嫌がる軍隊へ
志願で出て来る馬鹿もいる
お国のためとは言いながら
かわいいスーちゃんと生き別れ

加藤が不愉快な顔をした。
「諸星だ。」
小泉が言った。
「諸星さあーん。」
小泉は諸星を呼んだ。
「小泉かあー。」
暫くすると諸星の返事が聞こえてきた。小泉は諸星の声がする方に走って行った。
「黒川―。」
加藤は大声で黒川を呼んだ。
「加藤さんですかー。」
という声と一緒に黒川が音速で走ってきた。
「おう。黒川。」
「加藤さん。」
二人は手を固く握り合った。
「鬼畜米兵の敵軍艦へ体当たりしたか。」
加藤が聞くと、
「はい。しっかりと敵巡洋艦のどてっ腹に突っ込みました。」
「そうかそうか。よくやった。」
「ありがとうございます。天皇陛下万歳。」
「天皇陛下万歳。」
加藤と黒川が天皇陛下万歳をしたので他の連中も一緒に「天皇陛下万歳。」
「大日本国万歳。」
を斉唱した。黒川は

海ゆかばー

と歌い始めた。すると他の連中も

海ゆかばー

と合唱を始めた。なにもないだだっ広い空間に特攻隊員たちの「海ゆかば」が流れた。

遠くから海行かばを無視するように、

ここはお国を何百里
離れて遠き満州の赤い夕日に照らされて
友は野末の石の下

泣きながら歌う声が聞こえた。

「放送禁止の歌を歌っているのは誰だ。」
加藤が苦虫を噛んだように顔をゆがめて言った。
「斎藤文雄だと思います。彼はこの歌が好きでよく歌っていました。」
石原が言った。
「なにー。この歌は放送禁止にされている歌だぞ。日本国民の戦争への高揚を脆弱にさせる歌だ。お前はこんな下司な歌を歌っていたのか。」
「いえいえ。私は歌っていません。歌っていたのは斎藤です。私ではありません。」
加藤の剣幕にたじろぎながら石川は弁解した。
「説教してやる。斎藤を呼べ。」
石川は、
「斎藤。こっちに来い。」
大声で斎藤を呼んだ。すると斎藤の歌が止まった。加藤と石川は斎藤が来るのを待ったが斎藤は来なかった。
「ふざけた奴だ。石川。斎藤を呼べ。」
斎藤が来ないので加藤は怒った。
「斎藤。こっちに来い。」
石川は斎藤を呼んだ。しかし、斎藤は来なかった。
「斎藤。」
加藤が大声で呼んだ。しかし、斎藤は来なかった。加藤は苛立った。
「石川。斎藤を連れて来い。」
「はい。」
と答えて、石川は斎藤を探しに行こうとして躊躇した。戦友を歌った斎藤を連れてきて説教する必要があるかどうか疑問を感じた。斎藤も自分たちと一緒に神風特攻隊員として飛行場を飛び立った。そして、アメリカの軍艦に体当たりをして死んだ。神風特攻隊員としての任務を立派に遂行して死んだ斎藤を説教してなんになる。なんにもならない。
「あのう。加藤さん。」
石川は頭を掻きながら、
「斎藤は同じ場所にいるかどうか分からないし、こんなだだっ広い場所で斎藤を探すのは大変です。斎藤を探すのは勘弁させてください。」
「なに、お前は先輩の言うことが聞けないと言うのか。」
「いえ。決してそんなことではありません。ただ、斎藤を探し出すのは困難であると言っているのです。はい。」
石川の横柄な態度に加藤は頭にきた。
「文句を言うな。さっさと斎藤を探しに行け。」
死んだのだから殴られても痛くない。死んだのだから体は軽く正座を何時間やっても平気である。石川には体罰を食らう恐怖はなかった。軍隊のように罰として食事抜きにされてもお腹が減るということはない。
「すみません。無駄なことはやりたくないのです。」
「なにー。なにが無駄だ。」
加藤は石川に殴りかかろうとした。加藤を伊藤と岡部が止めた。

「おにいちゃあーん。」

遠くでか女の子のかわいい声がした。一同が始めて聞く仲間以外の声であった。一同は声のする方を見た。はるか彼方に米粒ほどの人の姿が見えた。

「おにいちゃあーん。」

一同は顔を見合わせた。一体誰の妹なのだろう。

「おにいちゃあーん。」

手を振りながら女の子は走ってくる。妹のいない岡部と石原は他の連中の顔をみまわした。妹はいないことを思い出した小泉も他の連中の顔を見た。女の子の顔がはっきりと見え加藤が
「ああ。」
と声を出し指で女の子を指したまま体を硬直させた。
「由美子。」
加藤の口から妹の名前が出た。加藤は集団から出て由美子の方に走った。

「ゆみこー。」

兄と妹はしっかりと抱き合った。
他の連中は肉親と出会った加藤を羨んだ。みんな口には出さないが、父、母、兄、姉、弟、妹に会えない寂しさを感じていた。生きていれば戦争が終われば親兄弟に会える。しかし、死んだら会うことができない。家族と遠く離れて生きていかなければならない孤独を噛み締めていた。
加藤はかわいい妹を抱きしめていたが、死んだ自分と同じ世界に妹がいることは妹も死んだということになることに気づいた。加藤は我に返り驚愕した。
「由美子。どうしてお前はここに居るのだ。」
由美子は兄に会えたうれしさに満ち溢れていた。由美子と加藤は年の離れた兄妹であり、一年ぶりの再会に由美子はうれしくてうれしくて加藤にずっとしがみついていた。加藤は由美子を強引に離した。
「由美子。どうしてここにいるのだ。」
「分からない。由美子は庭で遊んでいたの。それから急になにもない所に座っていたの。お家もない。お花もない。なにもない。変なところ。」
由美子は自分が死んだことを知っていない。なぜ由美子が死んだのだ。加藤は理解に苦しんだ。由美子は東京から祖母の住んでいる長崎に疎開した。由美子が死ぬはずはない。長崎も東京のように空爆されたのだろうか。
「由美子。爆弾が落ちてきて爆発したのか。」
由美子は考えたが爆撃機がやって来て爆弾を落とした記憶はなかった。
「爆弾は落ちて来なかったわ。」
「爆発はなかったのか。」
「なかったわ。」
「じゃあ、どうして由美子がここに居るのだ。」
「ここはどこなの。」
「由美子が来てはいけないところだ。」
「わたしが来てはいけないところなの。」
「そうだ。」
「お兄ちゃんは来てもいいところなの。」
加藤は喉がつまった。
「そ、そうだ。お兄ちゃんは神風特攻隊だからここに来る運命なのだ。」
「ふうん。」
由美子は理解できないことを理解しようとした。しかし、理解できない。加藤も妹の由美子が目の前に居ることが理解できなかった。

1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分に、アメリカ軍が日本の長崎県長崎市に原子爆弾を投下した。由美子を含め、一瞬のうちに約7万4千人が死亡した。長崎に原爆が落ちたことを特攻隊の加藤は知るはずもない。

 由美子が目の前に居る。由美子が死んだことは事実だ。否定することができない。でも由美子が死ぬはずはない。死ぬはずはない。でも由美子が目の前に居る。由美子の死を否定することはできない。
「理不尽だ理不尽だ理不尽だ。ここに居るはずがない由美子が居る。ここに居てはいけない由美子がいる。」
俺はアメリカ軍艦を沈没させた。鴨井は失敗した。失敗した鴨井の妹は無事でなぜ俺の妹は死んだのだ。おかしいぞ。」
鴨井はぼそぼそと言った。
「加藤は天皇陛下のために特攻したのじゃないか。妹がアメリカに殺されようが殺されまいが加藤には関係ないことじゃないか。加藤も天皇の子、妹も天皇の子だ。生き死にはお互いに関係のないことだ。そうだろう加藤。」
加藤は苛ついていた。
「鴨井。声が小さい。言いたいことがあったらはっきりと言え。お前はアメリカの軍艦に体当たりをし損なった。アメリカ軍に痛手を与えることもできなかった。俺は軍艦を沈没させた。それなのに俺の妹は戦死してお前の妹はゆうゆうと生きている。なぜだらしのない奴の妹は生きているのだ。さあ、答えろ鴨井。」
加藤は鴨井の胸倉を掴んだ。
「済みません。」
「なにが済みませんだ。このやろう。」
妹が死んだことで加藤は逆上していた。加藤に責められている内に鴨井は鬱積していた反発が増大していった。加藤への怒りが爆発した。鴨井は加藤の手を払いのけた。
「俺はな加藤。特攻隊になりたくなかった。もっと絵を描きたかった。しかし、それは許されない。特攻隊員となった時、俺の夢は鎖で縛られた。特攻隊員として出撃する時に俺は妹のために敵艦に体当たりすることを誓った。母のため父のために俺は敵艦に体当たりした。体当たりは失敗した。でも、それは運不運の問題だ。特攻隊として海の藻屑となった俺の願いはかなえられた。俺は妹が生きているだけで俺が特攻隊として出撃した意義はあると思っている。殴るなら殴れ。どうせ死んだ身体だ。痛くもなんともない。」
加藤は「くそくそくそくそ。」と言って悔やんだ。

「アメリカの軍艦は何千隻何万隻あるのだ。神風特攻隊の零式戦闘機の何十倍もあるのじゃないのか。これじゃあ神風特攻隊全機が突っ込んでもアメリカの軍艦は残るじゃないか。寒気がしてきた。」
「くそ。神風が吹かないのか。」
「やつらは神風も計算にしてしまうのさ。くそ。」
「どうすればアメリカをやっつけることができるのだ。」
「無理だ。とてもじゃないがアメリカに勝てる要素が見つからない。アメリカに勝てるのは大本営発表だけだよ。」

1945年8月15日
日本帝国配線で戦争は終わった。

終戦から75年
黄泉の国の神風特攻隊員たちは
どうしているのだろうか。

  

Posted by ヒジャイ at 14:29Comments(0)

2020年08月12日

八重山は濃厚接触者の全員検査を維持 正しい選択である


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八重山は濃厚接触者の全員検査を維持 正しい選択である
 県は濃厚接触の無症状者は検査しないことをきめたが、八重山は濃厚接触者を全員検査する従来の方法を堅持することを決めた。中山石垣市長が全員検査を主張し、地元関係者からも県の方針変更に懸念の声が上がっていた。

 沖縄で最初に独自の緊急事態宣言したのが中山市長であった。そして、コロナ感染源の店名を発表した市長である。そのことを「内なる民主主義23」に掲載した
2020年04月17日
意義ある石垣市長の店名公表
 中山石垣市長は16日、新型コロナウイルスの大規模なクラスター(集団感染)発生の恐れがあるとして独自の緊急事態宣言に踏み切った。
 中山市長は、
「市民の生命や健康に大きな危険が及びかねない」と危機感をあらわにし、
「感染した人から次の人、その次の人へと無自覚にうつす可能性がある。どうしても止めたいので宣言する」
と中山市長は宣言の決意を説明した。
 石垣市の新コロナ感染拡大を絶対に押さえたいという中山市長の必死さが溢れている。
 中山市長は感染源が石垣市美崎町の飲食店「ヘイランド」と系列店の「ヘイナイト」であることを公表した。3月22日に従業員の20代男性A、Bが県外から訪れた客と同席したが、客は石垣を離れた後に感染が発覚した。沖縄県は従業員らに3月31日に「客との濃厚接触者」であると伝え、4月5日まで自宅待機するよう要請した。ところがすでに発症していたBは飲食店などで会食を繰り返していた。保健所などの調査で、濃厚接触者が市内で100人以上に上ることが分かった。やはり感染は中山市長が恐れていた通り県外から来た人からだった。
・・・このままだと石垣市は新コロナ感染者が蔓延する・・・
危機感を抱いた中山市長は感染源の店名を公表し、100人の濃厚接触者がいることを市民に明らかにした。そして、17日からは約4万8千人の全市民が2週間の自宅待機するよう異例の要請をした。
 新コロナウイルスの感染力の強さを知っている中山市長だから公表したのである。
 市内感染を防ぐには感染源と濃厚接触者を公表するべきである。公表すれば市民は緊張し、感染しないように自宅待機、接触回避をするようになるだろう。
県は沖縄初の死者の市町村名を公表しなかった。公表するべきである。確実な情報によると死者は沖縄市民のようである。市町村名を知れば疑心暗鬼による県民の不安がなくなる。
 県知事と全市町村長に求められるのが中山市長のように勇気ある感染源、感染者名公表である。
           「内なる民主主義23」
 新型コロナ対策に真剣に取り組んだのが中山市長であった。
渡航自粛解除による観光再開に伴いこれまで沖縄本島へ検体を送り2日ほどかかっていたPCR検査を島内で即日実施できる検査キットと検知機器を導入した。
空港にはサーモグラフィを設置し、降りてくる人は体温を全員チェックできるようにした。さらに、観光客が宿泊するホテルにはおでこに5秒当てると体温が検出される簡易型のカードを配布し、毎日必ずそのカードで検温してもらっているという。
石垣島に観光で訪れ帰宅した人に対し、3日後に必ず宿泊していたホテルから電話をして発熱をしていないか確認している。発熱などの症状が出る2日前から周囲への感染をさせている恐れがあるので、石垣島を離れて3日経って発症していなければ石垣島で感染が広がっていない、と捉えることができると考えているからだ。素晴らしいコロナ感染対策である。
コロナ対策を徹底している中山市長からみれば県の新基準は「感染が拡大することになりかねない」のだ。「石垣市では濃厚接触者を全員検査する現在の方法を維持していきたいと中山市長は述べている。八重山保健所も県の新基準は八重山では適用しない方針を確認している。竹富町も西表島の集団感染で濃厚接触者全員検査を進めている。西大舛町長は「離島は県のようにはいかない。希望する人は全員に検査を受けさせるべきだ」と述べた。離島だけではない。県全体がそうするべきである。

  

Posted by ヒジャイ at 10:25Comments(0)

2020年08月10日

沖縄県のPCR検査は人間差別

沖縄県のPCR検査は人間差別

 テレビニュースを見て愕然とした。デニー知事が決めた濃厚接触者に対するPCR検査は人間を差別する検査方法である。濃厚接触者が医師や看護師など医療関係者であれば全員PCR検査をするが県民は無症状であればPCR検査をしない。それだけではない。無症状者は2週間は外に出ないで自宅に居ろというのである。無症状者は2週間会社を休まなければならない。休んでも県から補償金はでない。濃厚接触者が陽性である確率は過去の実例から見ると最も高いのが16・7%である。低いのは8・6%である。80%以上の濃厚接触者は感染しない。80%の人は感染していないのに2週間も自宅待機して会社を休まなければならないのだ。明らかに人間差別である。
 医師中心の県専門家会議は人間差別のPCR検査方法を提案し、デニー知事は提案を受け入れた。
 感染率を数字だけ低くする目的で考え出したPCR検査方法は人間差別の検査方法である。この事実に気づく政治家、識者が沖縄そして日本にいるだろうか。
  

Posted by ヒジャイ at 22:18Comments(0)

2020年08月10日

経済悪化 コロナ感染拡大 デニー知事の最悪政治


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経済悪化 コロナ感染拡大 デニー知事の最悪政治 
 デニー知事は7月31日に沖縄県緊急事態宣言をした。そして、Ⅰ週間後の8月7日にPCR検査の濃厚接触者全員実施をやめ、症状のある人を検査することを決めた。理由は重症化リスクがある人と医療・介護従事者を優先するためだ。
 デニー知事は7月31日に経済を悪化させ、8月7日には感染者を拡大させるというとんでもない政策を実施した。

 デニー知事は7月31日の緊急事態宣言によって、那覇市内の飲食店に営業時間を午前5時から午後10時までに短縮するよう要請した。クラスター(感染者集団)が発生している那覇市松山の接待や接触を伴うスナックやキャバレー、ナイトクラブや宮古島市・石垣島市の夜の繁華街には休業を要請した。休業要請は県内全域の事業者には求めないので経済の悪化は最悪にならないように調整することができる。しかし、緊急事態宣言は観光に最悪の影響を与えた。
 緊急事態宣言が発令された7月31日から8月3日までの4日間だけで、県内48施設では年内の予約3万2653人のキャンセルが出たのだ。キャンセルに伴う損失額は総額3億3367万円に上る。キャンセルはまだまだ増えるだろう。
 政府は7月22日から「Go To トラベルキャンペーン」事業を実施した。同事業は、期間中の国内旅行代金の最大50%が還元される政策である。政府の緊急事態宣言の影響でダメージを受けた地域経済の再活性化を目的に企画されたのがGo To トラベルである。沖縄は観光立県である。「Go To トラベル」は沖縄の経済復興のための政策であるといっても過言ではない。ところがデニー知事は緊急事態宣言でGo To トラベル効果を潰してしまったのである。

県が緊急事態宣言をしたことによって、人出が減った那覇市の国際通りでは再び自主休業に入る店が増加した。約8割の店が休業した。
休業要請の対象外である国際通り近くのカフェでは開店したが、知事が宣言した7月31日の客はたったの1組だったという。緊急事態宣言後に200件のキャンセルが入り、やむなく休業した飲食店もあった。
デニー知事はコロナ感染拡大を防ぐために緊急事態宣言をしたが、そのために観光客は激減し、それに加えて県民による需要まで減っていって多くの事業者の死活問題になっている。
 国際通りの商店街関係者は「緊急事態宣言を出すだけでなく、経済対策も同時に発表してほしい。いつまで我慢すればいいのか分からないのが一番怖い」と述べた。
 政府の4月7日の緊急事態宣言でコロナ感染拡大を防ぐことはできた。沖縄では2カ月以上も感染者が出なかった。しかし、観光客は居なくなり、県経済は急激に悪化した。全国も同じように経済は悪化した。緊急事態宣言は経済の悪化をもたらすのだ。5月25日に政府は緊急事態宣言を解除した。そして、7月22日に悪化した地方経済を回復させる政策としてGO TO トラベルを始めたのである。ところがデニー知事はGO TO トラベルに背を向けて8月Ⅰ日から県独自の緊急事態宣言をした。経済復興のチャンスを県知事が潰したのである。
安倍晋三首相は、新型コロナウイルス感染が全国的に拡大し、第一波の時よりも一日の感染者が二倍になっているにも関わらず緊急事態宣言をしないで、経済復興を重視し、「緊急事態再宣言を避けるための取り組みを進めなければならない」と述べた。経済復興を重視している安倍首相に対して経済復興を軽視しているデニー知事である。

 緊急事態宣言によって新型コロナ感染拡大を防ぐつもりのデニー知事であったが効果はなく、逆にコロナ感染は急激に拡大した。するとデニー知事は数字では感染数が縮小するが実際は新型コロナ感染が拡大するという県民だましの政策を実施した。PCR検査の対象範囲を発熱などの症状が出ていない濃厚接触者の検査をやめることである。デニー知事は重症化リスクがある人と医療・介護従事者を優先することに決めた。濃厚接触者であっても発熱などの症状が出ていない人の検査はしないというのである。
 症状のない濃厚接触者の検査をしないのは検査依頼が増加して、医療機関や保健所が逼迫しているからだという。症状が出ていない人の検査が続くと重症患者の治療が困難になるというのが理由である。検査方法の見直しを提言したのは県専門家会議である。デニー知事と同席した専門家会議委員の沖縄県立中部病院・高山義浩医師は、
「症状が出た段階で検査すれば全く遅くない。症状がある人に対する検査態勢はしっかり守るので協力をお願いしたい」と述べた。
感染病専門の医師とは思えない発言である。感染病の一番の問題は人から人へ感染することだ。感染を防ぐことが感染病専門医師の一番の課題である。ところが高山医師は症状が出た段階で検査しても治療できるから、無症状の時に検査しなくてもいいと述べたのである。高山医師は感染病専門医師ではなく内科医師のようである。
 無症状の感染者が感染者である自覚がないために多くの人と濃厚接触して感染を拡大するのが新型コロナの特徴である。新型コロナの感染力が高いのは無症状の感染者から感染するからである。

 沖縄県は7月31日~8月6日の一週間で人口10万人当たりの感染者数は31・57人となった。2番目の東京都17・29人を大きく引き離し、7日連続で全国最多となった。東京都の感染拡大が問題になっているが沖縄は東京都の二倍である。デニー知事が緊急事態宣言をしたにも関わらず感染率が断トツの一位である。県の専門家会議のコロナ対策が最低と言われても仕方がない。汚名をはらすには感染率を下げるしかない。下げるには感染を減らす方法ともう一つ、PCR検査を少なくする方法がある。専門家会議は無症状の感染者をPCR検査しないことによって数字上の感染数を減らす方法をデニー知事に進言したのである。専門家会議の言いなりであるデニー知事は専門家会議の提案を受け入れた。

 世界保健機関(WHO)の発表では感染しても30~50%の人は症状が出ない。新型コロナウイルス感染者のうち4割ほどが無症状の感染者からうつされているという。濃厚接触者であっても症状がなければPCR検査しないという沖縄の感染病専門会議の提案は間違っている。
世界から日本はPCR検査が少ないと批判されていた時でも政府のクラスター対策班は感染者の濃厚接触者を徹底してPCR検査をした。徹底した濃厚接触者のPCR検査が感染拡大を防いだのだ。ところが濃厚接触者であっても無症状であればPCR検査をしないという県専門家会議の提案を受け入れた県の政策は感染者を拡大させる政策である。
 
那覇市や県医師会は8月1、2日に松山地域の飲食店従業員らを対象にPCR検査を実施した。松山地域で働くほとんどの人々が検査を希望し、2076人が検査を受けた。検査の結果86人の陽性が確認された。86人を隔離すれば、松山地域にはコロナ感染者が居ないので健全な夜の街になる。2076人が検査を受けたのは画期的である。松山地域では安全に飲食できることになったのだ。1カ月毎に検査をすれば観光客から感染したとしても感染者を見つけて隔離するから健全な松山をアピールすることができ、県民も観光客も安心して飲食できる松山地域になるだろう。
ところがデニー知事は無症状者のPCR検査はしないという。無症状の感染者が増えると重症患者の治療が困難になるというのである。しかし、無症状の感染者を放置していくと感染が急激に拡大していく。無症状の感染者から老人や疾患者への感染が広がる可能性が高くなる。重症患者が増えるだろう。
感染拡大を止めるために緊急事態宣言をしたデニー知事は今度はコロナ感染者が増える政策をやるのである。呆れてしまうデニー知事の政治である。

県がやるべきことは松山地域で行った検査のように大規模な検査をし、陽性の人を隔離するべきである。例え感染率が全国一であったとしても濃厚接触者は全員PCR検査をするべきだ。クラスターが発生したら地域全員のPCR検査をやるべきである。コロナ感染拡大を防ぐのにはそれが一番有効である。

宜野座村は7日、保育所関係者を対象にPCR検査を実施した。150人が受診した。保育所に娘を通わせている30代女性は「すぐに検査を実施してもらい、ありがたい」と語った。

デニー知事の緊急事態宣言は経済悪化を招き、無症状者を検査しないのは感染者拡大を助長することになる。沖縄にとって最悪の政治である。
感染専門家医師だけでなく観光事業や経済界の意見を聞いた上で沖縄にとって最適な政策を模索するのがデニー知事に求められている。しかし、医師だけの意見を聞き、最悪の政治を実施している。
  

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2020年08月05日

中国漁船の尖閣領海侵入を大歓迎


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中国漁船の尖閣領海侵入を大歓迎
中国政府が漁船群の尖閣領海侵入を予告した。そして、日本側に航行制止を「要求する資格はない」と通告した。
尖閣周辺での中国が設定する休漁期間が終わり、漁船と公船が領海に大挙して侵入する恐れがあるとマスメディアは騒いでいる。
 中国漁船の尖閣領海侵入は大歓迎だ。どうぞ侵入してくれ。中国の漁船と公船が領海に大挙して侵入してほしい。日本の実効支配の切り崩しに向け、挑発をエスカレートさせる可能性もあるとマスメディアは危機感をあおっている。でも、侵入した漁船に領海から出ていくように警告して、警告に従わなければ拿捕していけばいい。侵入したければどんどん侵入すればいい。拿捕すればいいだけのことである。漁船や中国公船が拿捕を実力で阻止しようとすれば自衛艦を出動させて拿捕すればいい。中国漁船を侵入させたくらいで日本の実効支配を切り崩すことはできるはずがない。できないことをみせつければいい。
 日本政府は「尖閣は日本の領土である。尖閣に領土問題は存在しない」に徹すればいいのである。
それだけのことだ。

2015年8月に約200~300隻の中国漁船が尖閣周辺に押し寄せ、4日間で漁船延べ72隻と公船延べ28隻が相次いで領海侵入したため現場が混乱し、日中関係が緊迫化した経緯がある。緊迫しただけである。紛争に発展することはなかった。紛争に発展しなかった理由は中国にある。中国は緊迫化まではさせるが紛争は避けるからだ。

中国が権益を主張している南シナ海の領有権問題で、「あくまで2国間の問題であり、2国間で話し合いによる解決を目指したい」とする中国に対して、インドネシアは「中国の権益主張は国際ルール違反であり、2国間にそうした問題は存在せず、話し合う必要性がない」と断固とした姿勢を貫いている。尖閣と同じである。
  
2015年インドネシアは捕縛した中後漁船を爆破した。

 

中国はインドネシアの中国漁船爆破について、「建設的に漁業協力を推進し、中国企業の合法で正当な権益を保証するよう望んできた」と抗議をしただけで武力的な報復はしなかった。インドネシア側に説明を求めたことを発表しただけである。
周辺海域の海上で起きる様々な事件に関する情報を集約、管理して、海軍をはじめとする各関係機関、周辺国の同様の組織と情報を共有する組織IMICの創設を通してさらに中国には毅然とした立場を示しているのがインドネシアである。
日本政府は中国漁船が領海侵入すれば拿捕すると宣言をして、侵入すればインドネシアのように拿捕すればいい。

現代ビジネスは日本と中国の歴史的な関係を説明した後に、次のように中国と日本を比較しているが、詰まらない比較である。
中国
・習近平政権は強軍強国を合言葉に、軍事力と経済力を増強し、アジアの新興大国として台頭している。
・アメリカとの「新冷戦」(貿易戦争・技術戦争など)を打開しようと躍起になっている。
・冬の新型コロナウイルスと夏の記録的豪雨による経済悪化で、国民の目を外にそらしたい。
日本
・中国の軍拡と挑発が恐ろしくて、アメリカに防衛を頼っている。
・末期の安倍晋三長期政権も、国民も、平和ボケしている。
・海上保安庁や防衛省・自衛隊が危機を訴えても、安倍政権は専守防衛を命じるのみである。

 現代ビシネスは中国の弱点を指摘しない。中国の経済が発展したのは外国資本のお陰である。中国独自で発展したのではない。中国が社会主義にこだわり外国の資本を拒んでいたら経済が悪化しソ連と同じ運命をたどっていただろう。中国が経済発展したのは外国資本のお陰であるし今も同じである。
 中国経済が発展するには日本の資本と技術が必要である。習近平主席が来日する目的は日本の経済協力を確保するのが目的だ。日本と紛争を起こし、経済交流がストップすれば中国経済が低迷する。だから、尖閣で紛争を起こして日本と国交断絶することは絶対に避けるのが中国である。
 中国が尖閣で紛争を避ける理由がもう一つある。国内で反日運動が起こることである。中国漁船を拿捕し、船員を起訴すれば反日運動が起こるだろう。裁判の間にますます反日運動は高まる。日本の店や工場の破壊が拡大していくだろう。政府が制御できないほどに反日運動が高まると、不満が政府へ向くようになり、反日運動が反政府運動に転換するだろう。

 中国漁船が尖閣領海に侵入するのを歓迎する。紛争に発展し、中国経済が低迷し、反日運動が反政府運動に発展して、独裁国家が崩壊して議会制民主主義国家が誕生する。最後の巨大独裁国家の終焉である。
 さういうことにならないために中国政府は紛争に発展するぎりぎり手前の策略を日本に仕掛けている。その仕掛けに騙されて尖閣危機を訴えるのがママスメディアや中国経済に精通していない政治・軍事評論家たちである。
 日本の経済力は世界3位、軍事力は世界5位である。中国とは五分に渡り合える。むしろ経済では日本が有利である。日本の部品の輸出なしには中国製品はつくれないからだ。日本との紛争を恐れているのは中国だ。
 中国は予告通り尖閣領海に漁船を侵入させてほしい。有言実行せよ。

  

Posted by ヒジャイ at 14:05Comments(0)

2020年08月02日

愛知県・大村知事リコール運動始まる 発起人美容外科「高須クリニック」高須克弥院長


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愛知県・大村知事リコール運動始まる 発起人美容外科「高須クリニック」高須克弥院長
 「全身がん」で闘病中でもある高須院長は県選挙管理委員会事務局へ必要書類を提出した後、約2週間で本格的な大村知事リコール署名集めをスタートさせる。2カ月以内に86万人以上の署名が集まればリコールが成立する。
自らが率いる地域政党「減税日本」の市議や愛知維新の会と「表現の不自由展・その後」の再開反対運動を展開した河村たかし名古屋市長も大村知事のリコール運動に「本格参戦」している。

お辞め下さい大村秀章愛知県知事愛知100万人
リコールの会 会長 高須克弥
「僕は(生まれ育った)愛知県を愛しております」「あいちトリエンナーレでは昭和天皇の写真に火をつけたり(動画あり)、英霊を辱めるような作品が公開された。
大村秀章愛知県知事は税金から補助を与えるという。それが一番許せない」国にとって恥ずかしい、愛知県民にとって恥ずかしい、そういうことをしてくれる知事は支持できない。
新型コロナ対策でも疑念は深まりました。
愛知県のウェブサイトに先月(5月)、感染者490人分の個人情報が誤って掲載される問題が発生した。
個人の微妙な人間関係まで記されていた例もあったそうです。
「個人情報の流出は大変な失態だ。部下の失態は上司が自ら腹を切って申し訳ないというのが僕らの考える作法だ」。
愛知県民の皆様、世界・全国の方々でも愛知県民のお知り合いをご紹介ください。
現実を知っていただいて、大村秀章愛知県知事解職請求(リコール)を県民(全国)の皆様(愛知県民知人)の声で行動を共にいたしましょう。
【1】あいちトリエンナーレ表現の不自由展における芸術教育憲法問題の疑惑
昭和天皇陛下のお写真をバーナーで焼き下足で踏みつぶす動画の表示許可
•慰安婦像の展示許可
•日本軍人、間抜けな日本人と称する展示許可
•県民・市民・国民の税金(血税)による展示会を、独断開催、展示一時中止後の独断再開と県民・市民・国民(主権在民)の多数反対意見の無視
•名古屋市の負担金未払い結果による、あいちトリエンナーレ会長名での提訴
•新コロナ感染症対策、日本中国難である、新コロナ対策中におけるあいちトリエンナーレ提訴行為

高須氏が大村知事のリコール運動をおこなう理由は、昨年開催され、テロ予告や妨害で一時中断となった「あいちトリエンナーレ2019」展示会の「表現の不自由展・その後」の作品の中に、昭和天皇日本軍人を侮辱、揶揄する表現があったことを問題視し、県と名古屋市が主催する公的事業である企画展に、そうした表現の作品を税金を使って展示したのは誤りであり、その展示を許可し、企画展を開催・再開した大村知事は、知事にふさわしくない、というものである。

マスメディアが大きく扱ったのは慰安婦少女像の展示であった。昭和天皇の動画展示について報道したマスメディアはなかった。日本国民にとっては慰安婦像より昭和天皇の写真が燃やされ靴で踏みつぶされる映像の方が反発は大きかったはすである。
「表現の不自由展」で展示した慰安婦少女像である。


「内なる民主主義21」の「韓国よ 日本市民のにせ少女慰安婦像への嫌悪と怒りを知るべし」で少女慰安婦像批判をした。
「内なる民主主義21」に掲載した写真である。


国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」への抗議の電話やメールなどが実行委や県庁には1日の芸術祭開幕から13日までに、計約5500件届いた。
圧倒的な抗議の前に大山愛知県知事と津田大介監督は展示会をする気概を失い中止したのである。大山知事と津田監督は敗北したのである。日本市民の抗議に。
韓国では「慰安婦=性奴隷、少女慰安婦も居た」が常識になっているが、それは韓国の常識であって日本の常識ではない。日本の常識は「慰安婦=日本軍が管理する売春婦、少女慰安婦は居なかった」である。これが日本の常識であることを明らかにしたのが「表現の不自由展・その後」への抗議が5500件あったことである。数百件ではない。なんと5500件である。5500件あったということは日本のほとんどの国民がにせ少女慰安婦像の展示に嫌悪し怒っているということである。日本国民は韓国がまき散らす慰安婦=性奴隷の嘘に嫌悪し怒っている。それが日本の真実だ。

「天皇の御影を焼いた動画」を展示していることはマスコミではなくブログで知った。「内なる民主主義22」に「『天皇の御影を焼いた動画』展示への国税補助中止は当然」を掲載した。


昭和天皇の顔の写真をガスバーナーで焼いている。

白い馬に乗った昭和天皇の写真を焼いている。

燃えた写真を靴が踏んづけている。

昭和天皇焼却動画

天皇陛下の写真をガスバーナーで焼き、灰になった写真を靴で踏んづけるという動画である。こんな動画を芸術というのはおかしい。でも芸術だと主張するのは自由である。日本は表現の自由な国だ。しかし、こんな昭和天皇を侮辱しているだけの芸術性のない動画を国民の税金で展示するというのはおかしい。税金を使うべきではない。この動画は芸術作品というより天皇侮辱作品である。
夕刊フジは、
「昭和天皇の写真を焼き、足で踏みつけるような映像作品の公開への税金投入をどう思いますか」の世論調査をした。
(投票、約66590票)
〇賛成3%
〇反対94%
〇どちらでもない3%
世論調査では税金投入反対が94%である。動画の写真を見れば国民の民意も世論調査と同じになるだろう。
 民主主義に逆行しているのは国民が反対する「少女慰安婦像」「「天皇の御影を焼いた動画」の展示を国民の税金でやろうとしたことである。 
「天皇の御影を焼いた動画」を展示した「表現の不自由展・その後」への国税投入反対は当然である。

 「表現の不自由展・その後」を展示・再開した大村知事には知事の資格はない。退任するべきである。高須院長による大村秀章知事リコール署名運動は大きな意義がある。

大村知事は左系ではない。自民党である。自民党系知事が「天皇の御影を焼いた動画」、少女慰安婦像の展示を許可したのである。高須院長による大村秀章知事リコール運動が始まるとすぐに共産党がリコール運動に反対した。
「『表現の自由』を否定し、侵略戦争と旧日本軍の肯定・美化をもとめる高須克弥氏、河村名古屋市長による知事リコール運動に反対する」と共産党愛知県委員会が大村知事リコール運動に反対するとの見解を公表したのである。自民党系の知事を共産党が応援するという奇妙な事態が愛知県で起こったのである。左翼が仕掛けた「表現の不自由展・その後」に自民党系の大村知事が抱き込まれたのだ。共産党が大村知事養護に対して、大村知事を知事失格だと断言したのが維新の会吉村洋文大阪府知事である。
吉村氏は同芸術祭で企画展「表現の不自由展・その後」の慰安婦を表現した少女像の展示などについて「反日プロパガンダ」だと指摘。大村氏が展示内容を容認したとして、「知事として不適格じゃないか」と批判した。吉村知事はサンフランシスコ市が慰安婦像の市有化を決めた時に姉妹都市を解消した。慰安婦が日本軍の性奴隷だったということに反対しているのが吉村知事である。
愛知県の維新の会は吉村知事の批判を共有し、大村知事リコール運動に参加している。大村知事のリコールが成立すれば名古屋市長河村氏が立候補し愛知県知事になるだろう。大阪に続いて愛知も維新の会が制覇する可能性が出てきた。
東京都知事選では無名の小野泰輔氏が維新の会の推薦で 612,530票を獲得した。れいわ新選組山本太郎氏の 652,277票に続く4位であった。維新の会は着実に東京でも支持を拡大している。自民党の支援を断った小池百合子都知事と連携すれば、東京・愛知・大阪の連携が成り立つ。維新の会が全国区になり、自民党との二大政党へ進展するだろう。大村知事リコール成立が第一歩だ。
  

Posted by ヒジャイ at 13:05Comments(0)