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2019年10月23日

「天皇の御影を焼いた動画」展示の「表現の不自由展・その後」への国税補助中止は当然



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「天皇の御影を焼いた動画」展示の「表現の不自由展・その後」への国税補助中止は当然
KyodoNews
https://www.youtube.com/watch?v=UaNExoYABEI
2019/10/08 に公開
愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、企画展「表現の不自由展・その後」が8日午後、約2カ月ぶりに再開された。展示中止を求める名古屋市の河村たかし市長は8日午前、会場を視察。午後には会場で座り込みの抗議をした。



名古屋で行われた「あいちトリエンナーレ」(8月1日~10月14日)での「表現の不自由展・その後」をめぐって日本の芸術、国の進路が一つの分岐点にきているのではないかとの危機感を感じているという白川昌生氏の意見が沖縄タイムス紙に載った。白川氏が危機感を感じたのは河村たかし名古屋市長が不自由展の作品は「多くの日本人の心を傷つけるものだ」として展示の即時中止を要求したことと、美術館、県にメール、電話、ファクスによる攻撃が行われ、ガソリンを撒(ま)くぞという脅迫が送りつけられることで、大村秀章愛知県知事は展覧会の中止を決め、8月4日から会場は閉鎖されてしまったことである。
 抗議の対象となったのが「平和の少女像」と、大浦信行さんの「遠近を抱えて」の2点であったが、白川氏は、前者を「慰安婦像」と呼び、後者は「天皇の御影を焼いた作品」であるとするのは「誤解」であると述べ、誤解が広まっていると指摘している。
 少女像は韓国の少女慰安婦像と寸分違わない。韓国では「少女慰安婦像」、名古屋の展示会では「平和の少女像」と同じ像を場所によって変えることは欺瞞である。
マスメディアは少女慰安婦像は写真や映像を何度も報道するが、「天皇の御影を焼いた作品」の写真はほとんど報道しない。それにNHKのニュースではありえないことが起こった。


上がNHK「ニュース シブ5時」で報道された時
の写真である。左の写真も同じデモである。「陛下への侮辱を許すのか」「天皇陛下の御真影を燃やすな」のプラカード見える。このプラカードが映らないようにするのは難しいはずである。


とろがNHKは河村市長のプラカードの「陛下への侮辱を」を映していないし、「天皇陛下の御真影を燃やすな」も映していない。二つのプラカードを完全カットしたNHKニュースである。マスコミは「天皇の御影を焼いた作品」については報道しない。
白川氏はタイムスで「天皇の御影を焼いた作品」であるとするのは「誤解」であると述べている。河村市長のデモ隊は嘘のプラカードつまり「誤解」なのかどうか。動画の写真を見ればわかる。ブログ「正しい歴史認識には写真が掲載されている。
昭和天皇の顔の城野心をガスバーナーで焼いている。


 白い馬に乗った昭和天皇の写真を焼いている。


燃えた写真を靴が踏んづけている。


天皇陛下の写真をガスバーナーで焼き、灰になった写真を靴で踏んづけるという動画である。こんな動画を芸術というのはおかしい。でも芸術だと主張するのは自由である。日本は表現の自由な国だ。しかし、こんな昭和天皇を侮辱しているだけの、芸術性のない動画を国民の税金で展示するというのはおかしい。税金を使うべきではない。この動画は芸術作品というより天皇侮辱作品である。

白川氏は社会、政治、生活とは関係を持たない純粋な美を求めるような芸術表現を否定し、社会に生きて感じる喜び、苦悩、矛盾、予感などを表現するのが芸術であると述べ、芸術が批判的精神を持つことを現政権は認めようとしないと批判するが、昭和天皇の御影を焼いた動画には白川氏の主張する喜びも苦悩も矛盾も予感もない。白川氏の芸術論でも芸術とは言えないものである。
それでも芸術だと主張して発表するのはいい。しかし、今回の問題は国民の税金を「天皇の御影を焼いた作品」の展示に使っていいかどうかの問題である。税金を使わない民間の資金で展示するなら問題ない。芸術表現は自由だから。しかし、国民の税金を使うということになると違う。税金を使う展示会と民間資金による展示会は区別するべきである。ところが白川氏は税金であろうが民間資金であろうが表現の自由を根拠にして「天皇の御影を焼いた作品」を表現するべきだというのである。
「表現の自由は表現のみならず、それと不可分の、見る・知る権利とも繋がり、民主主義体制の中ではそれは基本的人権ともつながるものなのである」と述べて、大日本帝国へ回帰したい右翼政治家には、国民に人権はいらないと発言する議員もいるのが現状であると、なんと大日本帝国主義まで持ち出していく。そして、河村たかし名古屋市長が不自由展の作品は「多くの日本人の心を傷つけるものだ」として展示の即時中止を要求したことや、美術館、県にメール、電話、ファクスによる抗議を攻撃だと決めつける。抗議をした人たちを右翼呼ばわりする。白川氏にとって「表現の不自由展・その後」批判者=右翼なのだ。

白川氏は安倍政権を右翼政権、帝国主義などと非難し、国の補助カットは「現政権にとって不都合と判断されたものは、『見させない』『聞かせない』『言わさせない』『やらせない』という文化統制的な縛りでやって行くぞ」、という意思表示だと批判しているが、中止を決めたのは愛知県知事であり、中止した理由は抗議が殺到したからであった。安倍政権は展示会の中止については全然関係がない。補助金カットの原因は展示会を中止するほどの抗議を受け、実際に中止をした、その責任は愛知県側にあるのに白川氏は安倍政権の責任だと非難する。

現在の日本は代議制の議会制民主主義国家であり、国民が選んだ議員によって国は運営されている。現政権は国民の支持によって成り立っている。国民の代理として政治を行っているのが安倍政権である。安倍政権の支持率は過半数を超えている。安倍政権か右翼政権であるならば国民は右翼であるということであり、安倍政権が帝国主義というならば国民は帝国主義ということである、そんなことはあり得ない。安倍政権は民主政権である。民主政権を右翼、帝国主義呼ばわりする白川氏は客観的に安倍政権を見る能力がないということである。ゆがんだ民主主義に凝りかたまっているのが白石氏である。

夕刊フジは、
「昭和天皇の写真を焼き、足で踏みつけるような映像作品の公開への税金投入をどう思いますか」の世論調査をした。
(投票、約66590票)
〇賛成3%
〇反対94%
〇どちらでもない3%
世論調査では税金投入反対が94%である。動画の写真を見れば国民の民意も世論調査と同じになるだろう。
 民主主義に逆行しているのは国民が反対する「少女慰安婦像」「「天皇の御影を焼いた動画」の展示を国民の税金でやろうとしたことである。国民の税金を「表現の自由」「民主主主義」の名のもとに自分勝手に使うのを主張しているのが白石氏氏である。
 
白川氏は最後に「敗戦後に作られた民主主義の崩壊に向かっているのではないかという危機感を感じざるを得ない」と述べている。
民主主義を構築していくのは国会で決める法律である。法律を破ることができない行政の安倍政権が民主主義を破壊することはできない。そもそも国民主権・議会制民主主義日本は民主主義を発展させていくのであり崩壊する方向には進まない。戦後70年がそれを実証した。
表現の不自由展・その後」への国の補助金がストップしたくらいで民主主義崩壊を危惧するというのは笑える。白石氏は妄想の世界に入り込んでしまっているみたいだ。まあ芸術家にはありがちなことではあるが・・・。「天皇の御影を焼いた動画」を展示した「表現の不自由展・その後」への国税補助中止は当然である。


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Posted by ヒジャイ at 20:44│Comments(0)評論家への批判
 
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