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2025年01月14日

立憲が保守政党になったから尾辻朋実氏は自民党から立憲に移れた

立憲が保守政党になったから尾辻朋実氏は自民党から立憲に移れた

私は衆議院選挙で野党が保守化したと指摘した。マスメディアは与党の自民、公明が過半数割れしたことに注目したが、もっとも注目すべきは立憲が保守化したことである。
私は立憲、国民、維新の野党三党が保守化したことを注目するべきであると主張してきたが、野党の保守化によって今までは起こらなことが起こったのだ。なんと、自民党の尾辻秀久参院議員(84)の秘書で三女の尾辻朋実氏(43)が鹿児島選挙区で立民県連の推薦で立候補することになったのだ。尾辻議員は引退する。朋実氏は、自民県連が昨年公募した参院選鹿児島選挙区の公認候補予定者に手を挙げたが選考に漏れた。選考に漏れても諦めきれない思いがあった朋実氏は「世襲批判と表裏一体かもしれないが、父の背中を一番近くで見てきた者として、今の政治を変えなければいけない。保育・介護職員の処遇改善や農林水産業の強化、防災の取り組みなどに力を入れたい」と無所属で立候補することを決めた。
 父の秀久氏は『朋実個人が選んだことに口出しする気はない。決めたのなら頑張れ。でも応援はできない』と朋実氏の応援はしないという。

 立民県連は候補者選びが難航し、11月上旬に選対委員長の川内氏に一任していた。 朋実氏と川内氏はドミニカ移民問題で、超党派議員連盟の会長と事務局長として解決に向けて取り組んだことがある。朋実氏の事情を知った川内氏は朋実氏と話し合い、推薦することを決心した。、立民県連は川内氏の要求を受け入れ推薦を決めた。鹿児島選挙区の要請を受けた立憲民主党本部も常任幹事会で朋実氏推薦することを決めた。

立民県連の柳誠子代表
「これまでにない大きなチャンス。参院選の勝利に連合や各野党の協力は欠かせない。しっかりと意見、議論を交わしながら朋実氏支援の協力を得たい」

連合鹿児島の下町和三会長は
「なかなか大胆で面白い選択をしたなという印象」
と述べている。

 立民と連合は自民党からの転向であっても受け入れる。しかし、共産党は違う。共産党県委員会の山口広延委員長は
「立民は第2の自民になったのか」と言い、
「米国いいなりの政治を止める立場にはない方に見える」と非難している。左翼の共産党は自民党であった尾辻朋実氏を受け入れることは絶対にない。立憲内の旧社会党の左翼の勢力が強かったら受け入れなかっただろう。立憲が保守になったから元自民党でも受け入れるのだ。

 朋実氏は自民党から立憲に移ったからといって政策は変更していない。自民党にいた時と同じ政策の実現を朋実氏は目指している。立憲が自民党と同じ保守政党になったからこのようなことが現実となったのである。

 野党の立憲、国民、維新の会が保守政党になったからこれからの国会は変わる。




Posted by ヒジャイ at 22:06│Comments(1)
この記事へのコメント
拝米主義者ヒジャイ。
君のいう保守とは米国従属の政治をする連中のことを指すのだろう。戦後自民党はその代表格だ。中には対米自立を主張する骨のある政治家もいたが、全て腰砕けになって今や自民党から対米自立を言う政治家は一人もいなくなった。そんな売国自民党と今や五十歩百歩なのが立憲、国民、維新だ。
「野党の立憲、国民、維新の会が保守政党になったからこれからの国会は変わる。」と君は言うが、「国会はさらに悪くなる」と言い換えるほうが真実に近い。戦後日本に課せられた最大の政治課題は米国からの独立であると考えると、今の日本の政治に希望を持つのは難しい。しかしまだ少数政党ではあるが、れいわ新選組と参政党には期待できる。この二つの政党は米軍(占領軍)駐留を認めていないからだ。そして所属政党は立憲ではあるが、原口一博議員は日本独立を堂々と主張する勇気ある政治家だ。対米自立を主張する勢力が拡大すれば日本の政治は大きく変わるだろう。
Posted by 金城武男 at 2025年01月15日 14:07
 
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