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2011年05月30日

中国がベトナムに侵略

中国がベトナムに侵略


 南ベトナムの探査船が中国の監視船に妨害され、探査船の調査関連設備が損傷を受けた。中国とベトナムは南沙諸島、西沙諸島で領有権を争っているが、今度中国の監視船が妨害したのは両諸島から離れた場所であるという。ベトナムは「中国は争いのない場所を意図的に領有係争地にしようとしている」と危機感を募らせている。

 中国の領土拡大主義は健在で、軍事力の弱い国にちょっかいを出して領有権争いを仕掛けている。ベトナムは中国と同じ社会主義国家であるが、関係なく侵略していこうとしている。フィリピンとベトナムは中国と領有権争いをして中国に侵略されているが、フィリピンはアメリカ軍と合同軍事演習などをして、中国に対して強気になってきた。すると中国はフィリピンに対して柔軟な対応をするようになった。しかし、ベトナムを助ける国はない。だから中国は弱いベトナムに対しては強気に攻めている。ベトナムはかつて敵対し戦争をしたアメリカに救いを求めている状態だ。

 タイとカンボジアも国境紛争で衝突を起こし死者が出た。韓国と北朝鮮も去年北朝鮮の砲撃で死者が出た。アジアの国々は国境紛争がまだまだ収まらない。
 紛争がないのは日本・沖縄だけである。もし、アメリカ軍が日本にいなかったら、尖閣諸島に中国が領海争いをしかけて、尖閣諸島に上陸していたのは確実だ。領海争いは法の正当性や権利の争いではない。軍事力と軍事力の争いだ。軍事力に優る国が劣る国に勝つ。

 戦後のアジア情勢の歴史を参考にしながら、現在のアジア情勢をみれば、アメリカ軍が中国や北朝鮮に対して抑止力が働いているのは明らかだ。
 沖縄に住んでいる人たちは基地被害と戦争被害の違いを認識するべきだ。両方を天秤にかけながらアメリカ軍基地の沖縄駐留を認める部分と認めない部分を見極めて、政治主張をするべきである。基地被害をなくすためにすべてのアメリカ軍基地の撤去を主張する人たちは革新政党の新社会主義・反資本主義・反米主義に近い人たちである。そうでなければアジア情勢の歴史を知らない人たちである。

 戦後、北朝鮮からカンボジアまでのアジアで、戦争・内戦などで死んだ人は1000万人を超える。沖縄のアメリカ軍基地反対を主張する人は沖縄戦で住民が10万人近く死んだことを話すが、戦後のアジアで沖縄戦以上に死んだし、アメリカ軍が沖縄に中流していなければ沖縄・日本が中国や北朝鮮に襲撃され、沖縄戦と同じようなことが起こっていた可能性があったことを知るべきだ。
 戦後のアジアで戦争・内戦などで1000万人以上の死者が出た事実を重く受け止め、他方ヨーロッパで明らかなように民主主義国家と民主主義国家は戦争をしないこと、助け合う事実から、アジアの全ての国が民主主義国家になることを望む。

 
 


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Posted by ヒジャイ at 15:11│Comments(0)アジア情勢
 
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