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2023年05月31日

看板はずせ」が辺野古基地建設反対運動・・・みみっちくなったねえ 

看板はずせ」が辺野古基地建設反対運動・・・みみっちくなったねえ 

辺野古での米軍飛行場建設を阻止するのを目的に始まったのが辺野古新基地建設反対運動である。辺野古基地の埋立てが始まった時に、キャンプ・シュワブでは土砂を運び入れるトラックを阻止する運動を、本部町塩川港では辺野古埋め立てに使う土砂をトラックから船に積むのを阻止する運動を始めた。しかし、2カ所の運動はトラックを阻止することはできなかった。阻止することはできなくても阻止運動は続いている。

塩川港で辺野古基地建設反対を展開している団体は、ある要求を掲げて県庁に押しかけた。反対派に対して県は照屋、池田両副知事、そして前川土木建築部長が反対派の代表との交渉に応じた。交渉の結果、反対派は県から自分たちの要求を勝ち取った。
集まった市民を代表し、交渉に参加した沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は、
「これほどの勝利はこれまでにない。お集まりいただいた皆さんの声が県政に伝わった」
と喜びの声を上げた。完全勝利を勝ち取ったのである。これで辺野古基地建設阻止に一歩前進したかと思ってしまうが、違う。一歩も前進はしない。建設阻止に関係する交渉ではなかったからだ。

 反対派が要求したのは『大型車両の往来を妨害する行為等港湾施設の機能を妨げる行為は県港湾管理条例第3条第5号で定める禁止行為に該当する。禁止行為を行った場合には、条例にもとづき過料を科することがあります』と書いてある看板の撤去だった。
反対派は土砂を積んだトラックが塩川港にはいろうとした時に集団で道路を横断してトラックが進むのを妨害する運動を展開している。辺野古の埋め立て地に運ぶ土砂を少なくするためだ。
トラックの前に立ってトラックを止めるは進路妨害という明確な違反になる。その時は警察がやってきて違反者を捕縛する。反対派は警察に捕縛されないで反対運動を展開する方法としてトラックの前をゆっくりと横断する方法を選んだのである。反対派は、
「一日160台が120台に減らした。そのために基地建設を遅らすことができたと反対運動の効果を自慢するのである。辺野古新基地建設反対運動は基地建設の阻止ではなく、基地建設を遅らせることに目標が変わっている。基地建設反対運動ではなく基地建設を遅くしよう運動である。そして、県庁に押しかけ県首脳と交渉したのが看板の撤去だった。看板撤去が反対派には大勝利だったのだ。辺野古基地建設の阻止とはあまりにもかけ離れた勝利である。
 それにしても看板撤去の要求という軽すぎる要求に県の副知事二人が相手にしたのも変である。普通なら無視するはずである。ところが交渉に応じた。
池田副知事は交渉に応じた時に、
「知事の辺野古反対の思いは全く変わっていません。今回は、皆さんとのコミュニケーション不足だったことを反省しています。今後は、突然、文書を出すようなことはせず、事前に皆さんと十分に意見交換させていただきます。」
と話した。副知事が反対派とあったのはデニー知事が辺野古基地建設反対派と同じだからであった。反対派同士の交渉だったのであったのだ。しかし、県と反対派の話し合いは基地建設を阻止するための話し合いではなかった。


 県も反対派も辺野古基地建設の阻止はすでにあきらめている。あきらめている両者の看板撤去についての話し合いであった。反対派は目立つ看板は撤去しろという要求であった。県は反対派の要求を聞き入れ、警告の看板は撤去して、以前からあった2ヵ所の小さな目立たない看板に戻しますことを約束した。このことが反対派にとっては大勝利であるのだ。基地建設反対運動は基地建設に反対しない運動になっている。

 キャンプ=シュワブの辺野古基地建設反対運動はひろゆき氏のが座り込み日数を書いた看板を写真に撮りこの写真を掲載し、「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」とツイートをした。ひろゆき氏のツイートで辺野古での座り込みの看板は嘘であると一気に全国で有名になった。


高須院長も、「誰もいないので座りこみしてあげたぜなう」とツイートした。辺野古基地反対運動が本土の有名人に本土にもてあぞばれている状態である。
キャンプ・シュワブも本部塩川港も辺野古基地建設反対運動は反対のポーズをするだけである。


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