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2022年02月10日

東京ジャーナリスト青木理に辺野古移設の真実は分からない

東京ジャーナリスト青木理に辺野古移設の真実は分からない

九州から北海道の都道府県が普天間飛行場の県外移設を拒否したから辺野古移設になった真実を忘れるな
 小泉首相と鳩山首相は県外移設を目指した。しかし、全ての自治体が普天飛行場の受け入れを拒否した。政府は自治体に強制はできない。自治体の了承なしには移設はできない。普天間飛行場の移設が辺野古に決まったのは県外移設ができなかったからである。辺野古移設の原因は全国の自治体が移設拒否をしたからである。

 全国の自治体が普天間飛行場受け入れを拒否
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      ・
    辺野古移設

 私たちはこのことをしっかりと念頭に置くべきである。この事実を隠すことによって左翼やジャーナリストが身勝手な主張をするのである。

ブログ老魔人日記にジャーナリスト青木理が名護市長選結果に対して「切ない民意。我々が沖縄とどう向き合うのかが問題」と述べたことを取り上げている。渡久地候補が大勝したことを青木氏は「切ない民意」といい、もっともらしい理屈で全国のテレビ視聴者に話したのである。青木氏よりも渡具知氏を圧勝させた名護市民のほうが辺野古移設の情報を正確に把握し、真剣に考えている。その結果渡具知氏を圧勝させたのである。青木氏は名護市民のことを理解していない。青木氏は名護市民を侮辱している。自分のほうが辺野古移設について名護市民より深く認識していると思っているのは東京ジャーナリストの自惚れである。東京から辺野古移設の真実は見えない。

 青木氏は「サンデーモーニング」(TBS系)で、名護で取材したら、『名護に容認派なんていない」と容認派の名護市民が言ったという、「いくら反対しても国は聞く耳を持たないし、作るじゃないか。だったら少しでも取れるものを取って生活を向上させたほうがいいじゃないか」というのが容認派の考えだと青木氏はテレビで述べた。 
本音は辺野古移設容認ではない。しかし、国に逆らうことはできない。それなら容認のふりをしてお金をもらった方がいいと思っているのが容認派の本音であると青木氏はいうのである。容認のふりをした名護市民の投票によって渡具知氏は圧勝した・・・・という青木氏の説明が全国に放映された。青木氏の話を信じた多くの国民は「容認のふりしてお金をもらった方がいい」と名護市民は思っていると信じているだろう。
辺野古区民の民意を無視した『名護に容認派なんていない」と話す傲慢な名護市民はとても少ない。宜野湾市民の安全を守るために辺野古移設を容認する名護市民は多い。青木氏が紹介した市民は少ない。青木氏がでっち上げた市民かもしれない。

 青木氏は渡久地氏が当選したのは国のアメとムチによるものであると説明した。基地建設に対して地元が同意したというよりアメとムチで同意を強いられたものであると青木氏は強調したのである。つまり、名護市民はお金に心を売ったというのだ。青木氏は名護市民を侮辱している。
 青木氏はたった一人の名護市民の取材談話を引用して、それが名護市民の容認派全員の考えのようにテレビで断言したのである。名護市で取材したのなら絶対に辺野古区民の声を聞くべきであるし、聞いたはずである。しかし、普天間飛行場の危険性を心配して辺野古移設を容認した辺野古区民を青木氏は隠す。青木氏は私が直接聞いた辺野古区民の民意を無視している。ジャーナリストして許される行為ではない。

 辺野古の米軍飛行場建設は普天間飛行場の移転のためである。移転の目的は住宅密集地の真ん中にある普天間飛行場の騒音や危険を解消するためである。
辺野古飛行場建設は宜野湾市民と名護市民の問題である。沖縄県全体の問題ではないし日本全体の問題でもない。ところが青木氏は「そもそもこの基地ができるのかということを考えると、これは沖縄の方々の問題だけではなくて我々がどう沖縄と向き合うのかというのを考えるべきだと思います」と本土の人々の問題でもあるように述べている。米軍基地の新規建設であったり、軍事強化であるならば日本全体の問題である。しかし、普天間飛行場を辺野古に移設するのは新基地建設ではないし、軍事力強化でもない。だから、日本全体の問題ではなく名護市が受け入れるか否かだから名護市の問題である。それなのに青木氏は本土の人々の問題でもあるというのである。

 今は名護市の問題になっているが、過去には普天間飛行場移設が本土の問題になったことが二度ある。小泉首相と鳩山首相の時である。両首相は辺野古ではなく県外に移設しようとした。普天間飛行場移設を受け入れるか否かが本土の都道府県に問われたのである。その時は普天間飛行場移設が本土の問題になった。ところが本土の全ての自治体は二度も普天間飛行場受け入れを拒否したのである。本土の全ての自治体に拒否されたので政府は仕方なく辺野古移設に方針転換したのだ。本土が拒否しなければ辺野古移設はなかった。
 普天間飛行場受け入れを拒否した本土の側の青木氏が辺野古の普天間飛行場受け入れ容認に口をはさむ資格はない。口をはさむ前に本土の普天間飛行場移設拒否を沖縄県民や国民が納得できる説明をするべきである。説明しないで辺野古移設を云々するのは無責任である。
 本土が移設拒否したから辺野古移設しない限り普天間飛行場は固定してしまう。この真実こそが真剣に考えるべきことである。

 青木氏は辺野古飛行場建設を普天間飛行場の移設とは言わない。新基地建設という。青木氏は沖縄県以外の都道府県が普天間飛行場移設を拒否したことを隠した上にあたかも辺野古に新基地を建設するように話している。そんな青木氏の言動はほとんどの視聴者を辺野古に新しい米軍基地を建設すると思わせるだろう。青木氏だけでなく多くのジャーナリストが青木氏と同じことをテレビや報道で喧伝した。本土の多くの人々はマスメディアに洗脳された。
 沖縄では左翼やジャーナリストの大浦湾汚染のでっち上げに洗脳されて辺野古移設反対派が多かった。しかし、辺野古埋め立てが始まってからの4年間で名護市民は、埋め立てで海が汚染されないことを知った。それに国は埋め立て予定地のサンゴを保護するために移植することを知った。辺野古埋め立てで自然は破壊されないのだから反対する理由がなくなったのである。

 普天間飛行場の騒音と危険は何度もニュースになるから名護市民は知っている。宜野湾市民の被害をなくすために辺野古移設を容認する名護市民は増えている。ニュースを見聞きしない県外の市民は普天間飛行場の深刻な問題を知らないから青木氏の話を信じて移設に反対するのである。青木氏のまやかしは本土の人たちには通用するが名護市民には通用しない。沖縄県民にも通用しない。
琉球新報の調査によると名護市長選のツイートの92・9%が沖縄県外であった。県内ツイートはわずか7・1%である。名護市長選だから県内ツイートが多いはずなのに非常に少ない。少ないのは県民が辺野古移設に関心がなくなったのではなく、埋め立て工事が進むにつれて、辺野古の海の汚染や危険性がないことを知り、辺野古移設には問題がないことを理解したからである。そのことを知らないのが辺野古から遠く離れた本土の人々である。彼らは左翼や青木氏のようなジャーナリストが喧伝する嘘の情報を信じているからつぶやきツイートをしたのである。渡具知氏の圧勝は左翼やジャーナリストの嘘が名護市民には通用しなくなったということである。


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Posted by ヒジャイ at 12:20│Comments(0)辺野古移設問題
 
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