日本の「感染激減」を韓国が疑がうのは専門家とマスメディアのせいである
韓国では日本のコロナ感染激減は日本政府の改竄(かいざん)ではないかという疑いが広がっている。
8月下旬の2万人台から10月4日には約600人まで急激に減少した。韓国にとって信じられない感染減少であった。韓国はコロナ感染を押さえたほうの国である。ずっと1000人以下に押さえていた。日本よりも感染を押さえていたのだ。しかし、7月からは1000人を超えた。韓国は感染拡大を押さえるために7月以降は首都圏の夜の飲食店利用が原則2人までに制限するなど、厳しいコロナ対策がとってきた。しかし、感染は減らず1000人以上が続いている。厳しいコロナ対策をしている韓国から見れば、日本がどのようなコロナ対策をしようと2万人台から1000人以下まで減少するのはあり得ないことである。だから、韓国は日本政府が改竄したと疑っているのである。故意にPCR検査を減らして感染者を減らしたのではないかと疑う韓国人もいる。改竄かPCR検査減らしかの二つで日本のコロナ感染が急減させたと韓国は疑っている。コロナ感染激減をコロナ対策の成果であると世界に発信しないことも日本政府の改竄を疑いを強くしている。韓国なら韓国のコロナ対策は世界でも優秀であると世界に発信していただろう。世界は韓国のコロナ対策を学ぶべしと韓国を誇りにしていただろう。ところが日本政府は感染激減を評価する発言をしない。感染激減の裏には表に出せない裏があると疑うのは当然である。
韓国で最も人気が高く、与党幹部らもたびたび出演する時事ラジオ番組「金於俊(キム・オジュン)のニュース工場」で金於俊は「1カ月で感染者が10分の1になるなんてことはない。そんなやり方があれば世界はとっくにコロナを撃退している」と指摘している。金氏の言う通りである。日本のコロナ対策を世界が実行すればコロナ感染は、10分の1に激減している。しかし、日本政府は感染激減させたこと、激減させたコロナ対策の方法を世界に発信しないのである。世界のコロナ感染を押さえるには日本のコロナ対策を世界の国々に教えるべきであるのに日本政府しない。やはり、感染激減は裏工作があると勘ぐってしまうのは当然の成り行きである。
疑わしいのは日本政府だけではない。専門家も疑わしい。専門家は感染が激減したことをワクチン効果や人口移動の減少が複合的に作用したと分析している。しかし、専門家の説明は激減した説明としては成り立たない。ワクチンや人口移動の減少で激減するはずがない。
専門家も政府の改竄を胡麻化すために嘘の激減理由をでっち上げている可能性があるということだ。マスメディアもコロナ感染が激減したことを専門家の理由にならない理由をたれ流しているだけである。
日本政府がコロナ感染激減をでっち上げ、専門家が下手な説明をし、マスメディアはニュースで激減をニュースにし、専門家の下手な説明を垂れ流している。韓国にはそんな風に見えているのだろう。無理からぬことである。
金氏が言った
「そんなやり方があれば世界はとっくにコロナを撃退している」
は日本政府、専門家、マスメディアに非常に重い言葉である。金氏の言う通りである。金氏は感染激減は政府の改竄だと疑っているがそうではない。日本は本当に感染激減させたのだ。日本のコロナ対策は優れている。そのことを去年の9月に出版した「内なる民主主義24」で述べた。原稿は5、6月にブログに掲載したものである。
・新型コロナ対策に失敗するはずなのに成功した不思議な国ニッポン・コロナ対策に成功しているはずなのにそれを自覚しない不思議な国ニッポン・新型コロナ対策に成功したことを説明できない不思議な国ニッポン・新型コロナ対策はPCR検査、ロックダウンしかない世界の公衆衛生専門家が感染爆発を起こさせた・詰まらないPCR検査の大合唱
日本の感染者が少ないことはネットで世界の国々と比較すれば分かることである。少ない原因を調べていくと厚労省のクラスター対策班によるコロナ対策であることがわかってきた。そして、専門家とマスメディアは日本政府のコロナ対策が優れていることを無視していることも知った。
韓国が日本政府の改竄だと疑っているのは真実を伝えない専門家とマスメディアのせいである。