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2018年10月01日

沖縄知事に玉城デニー氏初当選 その前途は・・・



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沖縄知事に玉城デニー氏初当選 その前途は・・・
玉城デニー候補 396,632票
佐喜真淳候補  316,458票
玉城デニー候補が当選した。佐喜真淳候補に8万票の大差をつけて。佐喜眞候補の楽勝だと予想していたが違っていた。デニー候補の楽勝だった。マスコミは接戦だと予想していたがマスコミの予想も間違った。
 翁長知事の遺言→デニー氏の立候補が県民の支持を高くしたのだろうか。翁長知事が命をかけて頑張った辺野古移設阻止を県民が支持したのか。国会議員の地位を捨てて県知事選に出馬したデニー氏の心意気に好感を持ったのか。ハーフで子供の頃は貧しく差別されていたデニー氏の頑張りを支援する気持ちがあったのか。

 玉城デニー候補が大差で当選した。それが現実である。玉城デニー新知事が公約通りの政治を実現できるか否か。
 
私は2018年08月30日のブログに「承認撤回をすれば玉城デニー氏が翁長知事の遺志を継げないという奇妙な事実」を掲載した。
自由党幹事長の玉城デニー衆院議員は29日、那覇市内で記者会見し、翁長氏の後継候補として立候補することを正式に表明した。
デニー氏は、「翁長氏の遺志をしっかりと引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」と決意を述べた。
翁長前知事の遺志というのは辺野古飛行場建設阻止であり、それ以外の遺志はない。しかし、県知事には飛行場建設を阻止する権限はない。県知事の権限は埋め立て工事が公有水面埋立法に違法している時に埋め立て承認撤回をする権限があるだけである。
デニー氏は記者会見で、翁長知事が生前表明した辺野古沿岸部の埋め立て承認の撤回を「全面的に支持する」と強調したが、実は翁長前知事の遺志というのは承認撤回だけなのだ。それ以外には翁長前知事の遺志はない。
翁長前知事に残されていたのは承認撤回の権限だけである。謝花・富川副知事の現政権は知事選前に承認撤回をやるという。ということは現副知事が翁長前知事の遺志を引き継いだことになる。承認撤回をしたら翁長前知事の遺志は実現してしまうのだ。現県政が知事選前に承認撤回をしたら、デニー氏は当選しても翁長前知事の遺志を引き継ぐことはできなくなってしまう。
デニー氏に翁前知事の遺志を継がせたいならば承認撤回をしてはいけない。
       「ブログ」
知事選が終わったので安倍政権は承認撤回の執行停止を裁判所に申請し、埋め立て工事は一か月後に始まるだろう。
安倍政権は「辺野古新基地阻止」を公約したデニー氏が当選しても辺野古移設工事は着実に進めていく。デニー氏が勝っても安倍政権が辺野古移設を止めることはない。
辺野古移設ができなければ普天間飛行場に戻らなければならないが普天間飛行場の移設先は辺野古以外にはない。普天間飛行場が固定化してしまう。左翼は普天間飛行場の閉鎖・撤去を要求し反基地運動は高まるだろう。安倍政権はどんなことがあっても辺野古移設を成し遂げなければならないのだ。

デニー新知事が公約した「辺野古基地建設阻止」は実現できない。月日が経過していけばデニー新知事の公約違反がはっきりしていくだろう。デニー新知事は民意を裏切っていると安倍政権非難をしていくだろうが辺野古飛行場建設を阻止することはできない。

これからの建設工事をスムーズに進める方法として国が裁判所に代執行を申請する方法がある。公有水面埋立法は元々は国が執行していた。現在は地方自治体に執行を委託している。翁長前県政の時に辺野古移設を阻止するために岩礁破砕禁止、埋め立て承認取り消しなどをやったがすべては裁判で敗北している。そして、今度は承認撤回をやった。目に余る県政の違法行為に対して国は県から水面埋立法の権利を国に移すことができる。それが代執行である。

辺野古移設に関してはデニー新知事にとって不利である。選挙では威勢よく「辺野古基地阻止」を主張しても県知事になって政治を行っていく現実では敗北していくだろう。

デニー新知事は交付金に頼らない沖縄の自立経済を目指すと公約したが、これも県知事となって県政を行っていくのにマイナスである。政府の交付金なしに県経済を発展させるのは無理だからだ。
辺野古移設阻止を主張しているからといって交付金を減らすのは沖縄差別であると翁長前知事は安倍政権を非難していたが、デニー新知事は交付金に頼らないで自立経済を発展させていくとと公約したのである。ということは安倍政権が交付金を減らしても沖縄差別だと非難することはできない。むしろ自立経済のためにはいいとデニー新知事は交付金減額を歓迎しなければならない。

安倍政権は県への交付金を減らして、宜野湾市、名護市、浦添市などの米軍基地容認の市に交付金を増額していくだろう。

辺野古基地建設阻止、交付金より自立経済の公約はデニー新知事の県政を困難にしていく。




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Posted by ヒジャイ at 13:16│Comments(3)沖縄知事
この記事へのコメント
選挙後、色々と話を聞いたのですがやはりと言うべきか選挙に関心の低い若者は多いですね
俺の周りだけかも知れませんが、教えなくてもいいよ、と前置きしたにも関わらず投票先を教えてくれた知人は「とりあえずデニーさんに入れた」という言葉が予想以上に多かったです
逆に年配の方々は意識が高く、新聞やテレビを中心としているため、また反戦意識の強さからデニーさんのほうに投票している方が多いようですね
逆に若い層では淳さんを支持している人が多いというのが選挙結果に表れています
こちらは偏った情報に固まる新聞、テレビだけでなくネットなどから情報を集める人が多かったからではないでしょうか
デニーさん当選の後に嘆く同年代のグループがLINEで複数見られたのと、尖閣問題などに触れていることから沖縄本島の情報源に頼った発言じゃないなぁ、と思いました
あとは翁長さんの悪いところまで継承せずに、反対派や尖閣問題で虐げられる県民を守ってくれるよう行動してくれればと願う限り
Posted by κ゜ at 2018年10月01日 14:43
沖縄県民および関係者が持つ被害者意識が良く分かりません。

沖縄が被害に遭ったこと、それが多くの日本人と異なる種類のものであることに異論はないのですが、他の日本人が被害を受けなかったり何十年も後を引くような後遺症に苦しんでいないかのごとく「被害」を語られると、正直げんなりします。本土復帰後の差別的政策といわれるものですら、地理的区分がなされていないだけで、それに類するものを集団であるいは個別に政府から受けた日本人は大勢います。沖縄県民を日本人と敢えて分けて語ると批判を受けましたが、沖縄以外の日本人について語る時にも異なる部分は異なるように分けますので、それを「差別」と受け取られた挙句「加害者」に分類されシャットアウトされるとなると、怖くて関わらない以外に方法はない。

沖縄県民は、沖縄の未来図をどう描いているのでしょうか。
その図を実現するために必要な政策がたてられ、必要なら資金を導入し、はじめて現実が動くところ、部外者である私にはそもそも未来図が見えません。
Posted by B at 2018年10月02日 10:12
Bさん

沖縄県内でも被害者意識をもつ人間は分かれています
戦争経験者、終戦直後の生活を知る人、そして基地の建設後の人。

ぶっちゃけ最後の基地建設後の俺は被害者意識なんぞありません。
授業中に飛ぶ飛行機とその騒音に先生が怒りを露にしても「飛行機なんてすぐどっか行くじゃん」と、墜落の危機なども考えずのほほんとしていた世代です。
・・・世代代表みたいに言うと他の人に悪いなぁ

そんなわけですが他の時代を生きた人も被害に対する考え方があり、対応が違います
基地で言えば沖縄に押し付けるな、日本か国外退去だ! な人もいれば
とりあえず危ないんだから統合縮小して危険度下げてから考えたほうがよくね? という人もいます

というわけで、Bさんの言うような自分の被害だけをさも特別なように語る人もいれば、被害は被害と相手によりそう人だっているわけです
まあ、その被害者意識というのは一部の声が大きな人の主張と思って下さって結構です

沖縄の未来図については、ぶっちゃけなにも考えていないではないけど、未来より今という人が多いんじゃないでしょうか
沖縄では賃金の安さや自殺率の多さ、結婚出産の世代の若さと高い離婚率と問題が山積みで、基地問題に沖縄関係者がほとんどを占めていない理由も、そういった余裕のなさが原因で極左暴力団の跋扈を許しているのだと思います

政治に関しても無関心、誰がなっても一緒という考えは全世代を通してある考えで、戦争被害や米軍被害を煽る主張をされれば地域上、そちらになびきやすいという性質もあります

部外者が未来図を見れないのも仕方ありません。俺たちだって、「~だったらいいな」程度の考えで、それでも毎日を目の前の問題を潰すために生きてるんですもん
Posted by κ゜ at 2018年10月02日 17:04
 
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